背折れの金属疲労

     〜その1:便利さか、丈夫さか〜


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多少なりとも、この医療・介護の業界で車いすに関わった人なら
背もたれ折り畳み式のジョイント部分にあるガタつきが気になった方もいるかと思います。

常にガタがおこる部分は、金属に徐々に疲労をあたえていき、いずれ「金属疲労」という
「破壊」をもたらします。今回は、そういったケースを取り上げたいと思います。

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(最近、どうも車いすの話題が少ない・・・。
長いこと続けてきた「車いす整備」特集も200回で終わりになるのかなぁ・・・。)

・・・自ら頭をつっこんでいる各システム開発の忙しさもあって、
やや弱気になっていましたら飛びこんできた車椅子がありました。




↑背もたれ折り畳み式の車いすの背もたれ部分が外れています。

ネジでも脱落したのかな?と思って軽い気持ちでみてみますと、
思わぬ症状に驚きました。廃棄処分を免れないほどの重症だったのです。




↑部分的に見てみましょう。このように外れています。更に拡大しますと・・・




↑下側がこのような状態・・・。




↑上側がこのようになっていました。




↑それぞれを近づけてみるとよくわかります。
地割れみたいになっている場所が、金属疲労で割れた場所です。


 ついでに反対側も見ると・・・!( ̄□ ̄;)!! 

   「金属疲労が正に進行中」という、貴重な画像をご覧下さい。





↑左右からヒビが入っている様子がおわかりいただけますでしょうか??

 
こわいですねー。 ( ̄w ̄;) もうこの車いすも限界でしょう。


・・・・と考えていましたら、スタッフから「車いすが不足しているので何とかしてください」と
頼まれました。。
何とかと言われてもこれじぁムリでしょう〜・・・と思いつつ、

次回は、「それでも何とかしました」という特集を組みたいと思います。(;´д`)ゞ



各部ジョイント式の車いすは便利ですが、部品が多くなる分壊れ易くなります。
あまり使わない機能は取り除いてあるシンプルな構造の車いすが
結果的には丈夫で長持ちします。







                                   (介護型リハビリシステム研究所)

〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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