スーパーバルブの故障
〜虫ゴムの10倍もつはずなのに〜
ある日、「車いすの空気が入らないんです。みてもらえますか?」と頼まれました。
『なんだろう・・・、また虫ゴム系のトラブルかな???』と見に行くと・・・・
↑昨年購入の車椅子で、なんと「スーパーバルブ仕様」のものでした。
確かに、空気が不足していたので空気入れでとりあえず補充を試みましたが・・・・
全然空気が入っていきません。硬くて入っていかないという状況です。
変だなー・・・と思いつつ、バルブを取り出してチェックします。
↑普通のスーパーバルブが出てきました。
バルブの中に何か詰まったようなものもなく、一見なんともなさそうです。
再度、取り付けて空気を入れようとしましたが、やはり全然入りません。
取り外したことで完全なパンク状態になってしまいました。。。(;´д`)ゞ
↑もう一度バルブをチェックします。
矢印部分の空気穴を軽くつついて、再度タイヤに取り付けました。
その後、空気入れの空気をひたすら力の限り押し込みましたら・・・・
「ばしゅっ!!」
・・・と突然大きな音がして、タイヤの空気がいきなりしっかりと入りました。
どうも、このバルブ内のゴムが固着していたようなのです。
その後は何の問題もなく使えています。
もし、このような不具合を発見しましたら、処分せずに中のゴムを突いたり、
潤滑剤を吹いたり、圧力を思いっきりかけてみたりしてみましょう。
場合によっては復旧するかも知れません。
(突然空気が入るため、ヒビ割れたタイヤは破裂する恐れがあります。ご注意ください)
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
↓