その他の環境整備【126】
ウォーカー(歩行車)
〜ブレーキの調整・その2〜
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以前、
ウォーカーのブレーキ調整
について特集しましたが、
ある日、そのタイプがブレーキ故障として廊下の隅に置いてあるのを見かけました。
簡単に直せると思ったのですが、原因がよくわからず数日かかってしまいました。
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↑このような状態で廊下の隅にポツンと置いてありました。
使用頻度の高い移動器具なので、使えなくて困る方も多いはずです。
↑腰掛け板の上には「ブレーキ故障中」の張り紙が・・・・
↑症状は・・・といいますと、ブレーキがかかったままで解除できないようです。
タイヤ表面には無理やり転がして引きずった跡が残っています。
【解除】 【ロック】
↑ブレーキがロック状態で外れないということは、
ここのロック機構に原因があるのかも・・・と、分解して調べましたがわかりません。
この日は時間もなかったため、この状態で保留となりました。
・・・・後日・・・・
あれこれと、触ったり調整したりしてみていじるうちに気が付いたことがありました。
【発見したこと】
↑最初の状態⇒このままだと、ロックが解除できずブレーキを引きずります。
↑握り(ハンドル)部分を高くした状態⇒ロックが解除できスムーズに動きます。
・・・つまり今回の原因は・・・
「背の低い方に合わせて調整したことがワイヤーを歪ませ
無理な圧力が加わり、ブレーキが解除できなくなった。」
・・・と考えてよさそうです。
↑原因の歪み(くるっとねじれています)。
このタイプは目盛りがあっても、それ程低く調整できないのかも知れません。
(ワイヤーを交換しても改善されるような気もします。)
もし調整可能なら、製造メーカーが近くに説明シールでも貼ってくれると有難いです。
↑ハンドルの高さを調整して修理完了です。この後、直ぐに現場復帰となりました。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
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