その他の環境整備【123】


     介助バーの整備
     〜古い器具を使い続ける現場〜


ある日、利用者の移乗評価と指導をしていて、介助バーのガタつきに気が付きました。
これは、このタイプの介助バーによくある症状で案の定原因はネジの緩みでした。
以前も「危惧なる器具」で紹介したこともありますが、
「その他の環境整備」でもあえて取り上げたいと思います。


 

↑初期の頃の介助バー。
初期だけに色々な問題点があります・・・が、捨てるわけにもいかず使い続けています。
おそらく今でも多くの医療・介護現場で、日々使われていると思われます。




↑ここのジョイント(曲がる部分)のネジがよく緩むのです。
下側についているので、下から覗き込まないと確認することはできません。




↑アップの画像。このまま放っておくとネジが外れ、紛失、ジョイントが抜けて事故
・・・という最悪の方向に確実に向かっていきます。


職員がガタつきに「おや?」と気づいてくれればよいのですが・・・・
もし気づいたとしても、原因もわからず対処もしないと、危険な状況になります。

ここで仮に私が職員に「ここのネジ締めといてね!」と職員に伝えたとしても
「はーい」と返事はくるでしょうが、忙しさで忘れることだって十分考えられるのです。

・・・となると、気づいたその時に、その場でやるしかありません。




↑プラスドライバーを持ってきて、しっかりとネジ込んで終了です。
プラスドライバーをフロアから探し出して持ってきても数分とかかりません。

このくらいは、気づいた人が気づいた時にすぐに実行しましょう。
環境整備に職種・立場は関係ありません。意識と実行力の問題です。

できれば緩まないネジを製造メーカーが送ってくれると一番いいのですが・・・。
               
これからでも遅くありません。






                                   (介護型リハビリシステム研究所)

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介護型リハビリシステム研究所
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