パンクの修理セット
(100円でできるパンク修理)
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屋内で使用している車椅子がパンク症状をおこしても、その殆どがバルブからの単なる
空気抜けです。虫ゴムの劣化、トップナットの緩みなどが主な原因になります。
・・・ですが、ごく稀に画鋲(昔からあるタイプ)などを踏みつけてパンクすることがあります。
この場合、チューブを引き出してパンク修理しなくてはいけないため、かなり面倒です。
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最近、自転車のパンク修理をする機会があったので、おおまかな流れを説明します。
パンクの修理方法は自転車も車いすも同じです。
チューブを丸ごと取り外して補修できるので、車いすの方が手間は少ないと思います。
※「自転車のパンク修理」と検索すれば山ほどヒットしますので、
その中で詳しそうなのを見てもらえればおおよそ理解できると思います。
本当は、実際やっているところを見学したり、自分でやってみるのが一番です。
パンク修理セットを持っていたと思っていたのですが、どこに仕舞い込んだか
わからなくなったので、100円ショップで1セット購入してきました。
↑買ってきたパンク修理セット。100円です。
↑プラスチックケースの中には、小さな紙やすり1枚、黒の虫ゴム2つ、ゴムパッチ大1・小3、
ゴムのり1つ、説明書1枚が入っていました。これだけあれば十分です。
ゴムのりは一度使うと、次回に使おうと思っても乾燥していて使えないことも多いんです。
ゴムのパッチが4つ入っているということは、パンク4回分に対応できます。
つまり、
『1回25円でパンク修理可能』ということになります。
↑自転車タイヤの中からチューブを引っ張り出し空気を入れて、水をはったバケツに入れます。
すると穴が開いているところから、「ポコ、ポコ」空気が出てきます。
↑穴のある場所を中心に、目の粗いヤスリで広めにキズをつけて、ゴムのりを塗り、
乾いたらゴムパッチを貼り付けます。木槌などで「コン、コン」たたいて圧着して終了。
↑再度、空気を入れて空気漏れはないか確かめます。
パンクが一箇所とは限らないので、全体にチェックして問題なければOKです。
この後、最も大切な作業が残っています。 (o^-’)b
これをやらないと、2度手間、3度手間になってしまいます。
・・・それは、パンクの原因を探すという作業です。
パンクの原因である針とかトゲが残っていたら、何度でもパンクしてしまうからです。
パンク箇所から表面を探してもよいのですが、わからないことがあります。
私の場合、やや危険ではありますが素手でタイヤ裏から触って探しています。
「チクッ」としたらそこであることがわかります(ケガする危険性が高いのでお勧めしません)。
画鋲が刺さって丸い部分が外れていたら、目で探すのは結構大変なんです。
↑今回も触診で探し当てました。原因はコレです。パッと見ではよくわかりません。
↑引き抜くと先が鋭くて細い金属でした。
このあと、問題発生!! (´・_・`)
↑チューブを戻そうとしたら、リムゴムが切れていることに気が付きました。
バルブ用の穴が開いている部分は端が特に細いので弱いんです。
ちょっと古いタイプだと簡単に切れてしまいます。
切れたまま組み込むと、リムのスポークネジと干渉して容易にパンクしてしまいます。
↑そこでゼリー状瞬間接着剤(100円ショップで購入)で貼り付けて、そのまま元に戻しました。
(色んなご意見はあると思いますが、チューブに空気が入れば安定しますし、何とかなります。
新品のリムゴムに交換したい場合も、主なサイズは100円ショップで扱っています。)
チューブのねじれなど気をつけて組み込んだら、空気をしっかり入れて、できあがりです。
修理費用は25円でも、パンク修理というのは結構手間がかかる作業なんです。
(自転車のパンク修理より、乗用車のパンク修理の方が楽なくらい。)
これはやった人にしかわかりません。 私は小学校の頃からやってます。 (;´▽`A``
(介護型リハビリシステム研究所)