未来の車いす
(ビッグメーカーの車いす参入)
最近のニュース・報道でご覧になられた方も多いかと思いますが、
ホンダが全く新しい電動車いすを開発したようです。
製品名を「U3−X」といいます。
参考サイト:
http://www.honda.co.jp/news/2009/c090924.html
http://www.honda.co.jp/HDTV/news/2009-c090924a/
一輪車ですが非常にコンパクトで、体を少し傾けた方に移動するようできています。
「車」と「イス」がついていますから、これは立派な「電動車いす」だと思います。
ただ、このまま医療・介護の現場で車いすとして使うことは難しいですが・・・(;^_^A
たった1コのタイヤで自立しているのもすごいのですが、
そのままの姿勢で左右に簡単に移動できる技術もすごいなと思いました。
これは車いすでエレベーターなどの狭い空間で横移動するときに便利です。
ホンダといいますと、皆さんご存知の大手輸送機器及び機械工業メーカーです。
歩行ロボットとしてアシモ(ASIMO)くんが有名ですが、それらの技術を応用して
ロボットでもロボットスーツなどで介護・医療の現場に近づいてきています。
参考サイト:
http://jafmate.jp/life/20081112_678.php
http://www.honda.co.jp/HDTV/walking-assist/assist-new-08/
超高齢化社会を迎える現在、介護を受ける側・提供する側にとって、トップ企業による
これらモータリゼーション技術の参入・進化は非常に頼もしく有難いことです。
この「U3−X」。時速6キロでフル充電だと1時間走行することが可能だそうです。
屋内で使う場合、一定の場所に停車していたら自動的に補充電するシステムがあれば
より実用的かと思います。
それにしても、まるで映画ドラえもんの世界を見ているかのようです。
ひょっとしたら「ブリキの迷宮」でサピオの乗っているようなカプセル型車いすに進化していく
・・・かも知れません。
高齢者などが、筋力の低下・弱化を補い、社会参加の目的で使うのなら良いのですが、
このアニメ映画のように便利が高じ、健常者が頼りすぎて、筋力弱化を招くようになると
これまた困ったことになる・・・かも知れません。
興味あるので、何処かで試乗できるチャンスがあったら是非体験してみたいと思います。
(介護型リハビリシステム研究所)