その他の環境整備【112】
折り畳み杖のカット
〜特殊杖の調整方法・その1〜
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以前も取り上げたことのある折り畳み杖
です。
構造と安定性にやや不安があるので、健常の方が補助として使う以外には
個人的にあまりお勧めしたくない杖です。
常に使われる方は折り畳む機能より、畳めなくても頑丈な杖をお勧めします。
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勧めたくない杖でも、目の前で合わない状態で使っている方がいれば
調整しないわけにはいきません。
今回は、背の低い方にあわせて杖をカットしたという話題です。
↑問題となった折り畳み杖・・・
長すぎるために、肘が曲がり押さえがききません。
そのうちに新しい杖を買ってきてくださいね・・・と話しつつ
杖の状態をチェックします。
↑折り畳み杖でも最近のは調整機構がついています。
既に目一杯まで下げてありました。。。
↑折りたたむとこのようになります。
四つに分かれるわけで、このうちの1つでも外せると一番よいのですが・・・
↑そう考えて、一番下のジョイント部分を何とか外そうとしましたが、
やはり安全面で要となる部分だからなのか・・・簡単には外せませんでした。
無理やりやると、壊すかケガをしそうなので断念しました。
↑そこで、一番下のパイプを「杖先ゴムを差し込む部分だけ」を残して
すべてカットすることにしました。
↑拡大した画像です。中の余分なゴムもハサミでカットします。
↑できあがりです。
あとは調整部分で細かな長さ調整をしてお渡ししました。
ご本人は使い易くなったと喜んでお帰りになりました。よかったですね♪
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
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