スーパーバルブ判別法
(如何にして外さず見分けるか)
車いすの虫ゴムレス(スーパーバルブ)化については、
何年も前から当ホームページにおいて、しつこいくらいに取り上げて訴え続けています。
そこで・・・すべての車いすが虫ゴムレスなら問題はないのですが、
虫ゴム「あり」の車いすと、虫ゴム「レス」の車いすが混在していた場合、
虫ゴム「あり」の車いすの虫ゴムを定期的(1〜2年を推奨)に交換する際に、
どうやって虫ゴムが「ある・なし」を判別するか・・・という単純な疑問に突き当たります。
いちいち外していたのでは、後で空気を入れる手間を考えても大変な時間の無駄です。
点検簿という「車いすカルテ」を基に判別して、定期的に管理・交換する方法があります。
・・・ですが、点検簿を用意していない場合はとりあえず、
車いすそのものに「目印」をつけておくというのも、一つの方法として考えられます。
今回はその「目印」について特集したいと思います。
先日、読者(身体障害者施設勤務PT・K様)からメールをいただきました。
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初めまして。いつもホームページ拝見させていただいております。
当施設の車いす使用率はほぼ100%に近く、それ故にメンテナンスや修理等について困っていた時
このホームページを知り、日頃参考にさせていただいております。
特に車椅子整備について興味がありますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
追伸.先日、利用者の車いすを作製したところ、納車になった車いすに始めから
「スーパーバルブ」が装着されていました。(ちなみにバルブのキャップは黒ではなく青でした)
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最後の一文が気になりましたので、その青バルブの画像を見てみたいと連絡しますと、
快く引き受けていただき、使用者に交渉して画像を撮影し送っていただきました。
以下がその画像になます。
↑確かに!ゴムキャップが「水色」です!!初めて見ました!
↑このような感じで装着してあるそうです。パステル色でかわいいですね。
これだと、一目で「スーパーバルブ装着」であることがわかります。
製作業者が気を利かせたのでしょうか???良いアイディアだと思います。
・・・ですが、少々気になったのはバルブキャップ(ゴムキャップ)を紛失したり、
劣化して装着できなくなったら・・・ということです。
そこで、このようなゴムキャップが無くても簡単に見分ける手段を考えました。
方法は至って簡単!!d(*⌒▽⌒*)b
↑スーパーバルブを取り付ける時に、色つきビニールテープとハサミを用意します。
↑適当な大きさに切って、バルブのそばに貼り付けるだけ。
それだけで十分な目印になりますし、簡単に外れることはないと思います。
※色はきちんと何色にするか決めておきましょう。
できたらスーパーバルブの「S」とか書いておくと間違いは無いと思います。
(介護型リハビリシステム研究所)