肘掛け・アームレストの調整
(肘掛けをうまくはめ込めない)
前回、「肘掛け・アームレストの交換」ということで、
交換の作業を特集しました。
今回はそれを取り付ける段になって、「取り付けができない」という症状に
見舞われました。そのことに対しての特集となります。
確か、以前もこの件の対処について取り上げた気はしますが、
古いリクライニング車椅子などではよくある症状なので別件で再度取り上げます。
↑肘掛け部分を何とか綺麗に仕上げて、本体に取り付けようとすると・・・
↑なぜか、肘掛けがうまくフレームに納まりません。
↑明らかにズレているのです。無理やりやれば入らなくもないですが、
この状態では次回外したり、入れたりするのにその度に大変な思いをします。
ただでさえ時間的余裕のない介護現場にこの症状は足を引っ張るだけです。
そのまま無理やり移乗したりして事故を起こす原因にもなりかねません。
↑そこで行う調整方法は・・・といいますと・・・
まず、シート側のフレームに差し込んでおいて・・・
↑少し外側に開いた状態で、肘掛け部分を軽く押さえ込む・・・という手法です。
この場合、押さえ込みすぎると逆に変形してしまうので注意しましょう。
↑うまく調整できれば、何のストレスもなく余裕で抜き差しできるようになります。
↑すべての調整・整備を終えて、新品同様(?)の状態で現場復帰していきました。
(介護型リハビリシステム研究所)