高価な新品パーツ
    (某メーカー・介助用車いすの部品)



道具なら何でもそうだと思いますが、使い勝手のよいものをよく使う傾向にあります。
便利なものがそこにあるなら、何も不便なものを好き好んで使い続けることは
あまりないでしょう。。

介護の現場でも同様で、車椅子も比較的使い勝手の良いタイプが使用頻度が高くなり
痛みも早い傾向にあります。(一部の粗悪品・粗悪パーツを除く)

今回の車椅子も現行型ではありますが、
施設特有のオゾン劣化でしょうか?それとも始めから弱い素材を使っているからか・・・
おそらくその両方かも知れませんが・・・キャスターゴムが痛んできました。




↑今回、問題となったのはこのタイプの介助型車いす・・・




↑キャスターのゴムが欠けてきている・・・とのことで観察すると・・・




↑確かに欠けています。なぜこのような欠けかたをするのでしょうか??




↑日差しのあたる場所で陰影をつけて撮影・・・。
ここで気がついたことは・・・




↑そうです。このヒビ割れ。 何というか・・・まるで・・・・

「正月過ぎた鏡餅ですか?!」という感じです。

このゴムの欠けは更に広がっていきそうです。
このままではゴム全体が外れるのも時間の問題です。



・・・・一応、介護ショップを通じてメーカーに問い合わせてもらいました。
その後の回答では「メーカー発注になりますが、キャスター1個4,780円になります。」との
ことでした。しかもこれはベアリングを除いたと価格のこと・・・。
両側交換すると約1万円かかることになります。う〜〜ん・・・・( ̄w ̄;)

本体定価は8万円(レンタルだと月8千円、保険適用で月8百円)
ネット上では5万円前後で購入可能なようです。

この部品価格は非常に微妙です。。。せめてこの半分くらいの価格なら・・・・



スタッフと相談して・・・とりあえず、保留としました。
1万円あったらネット上でスタンダードの新品車椅子が手に入りますので・・・。

やや大きめの径のキャスターなら中古パーツで保管してありますので、
いよいよとなったらそれに交換できるかも知れません。


それにしてもこのようなキャスターゴムの崩れ方をするのは
国外の粗悪車いす以来です。国外発注のキャスターなのでしょうか?

国内メーカーには誇りを持って強度のあるゴムを使ってもらいたいものです。

このような危険な崩壊過程をとる製品はリコール対象とはならないのでしょうか???
消耗パーツだとしたらもっと安価に提供してもらわなくては現場の利用者が困ります!




※後日、ネットの販売所へ問い合わせると「キャスター1個3,675円」との回答をいただきました。

・・・しかし、折角の研究所ですから「もっと面白い」、場合によっては現場の参考になる「かも」
という「驚きの実験」を行います。昔からやってみたかったことがあるのです。

     今現在、現場で使用しながら耐久性を検証中です。
      同時に別の場所にて発表検討中のため公開はしばらく先になりそうです。ご了承ください。






                                 (介護型リハビリシステム研究所)

〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
理学療法士,介護,医療,リハビリ,
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アルミ製でコンパクトな車椅子。。
ロングランで人気のある商品です。
小柄な方を中心に便利に使って
いたのですが・・・・
( ̄□ ̄;)