押手(ハンドル)のがたつき
     (背もたれ折り畳みタイプのガタ)



よるある症状なのですが、背もたれ折り畳み式の車椅子の継ぎ手部分が緩んで
「ガタ、ガタ」とガタがでることがあります。

今回持ち込まれてきた車いすはそのガタつきが半端ではないので
整備の対象となりました。




↑ジョイント部分をアップした画像です。
何やらネジの頭が飛び出てきているようです。その反対側を観察しますと・・・




↑「六角ナット」を収めてあるはずのところに、「六角ナット」がありません。
どこかで脱落したようです。。。( ̄w ̄)
これではジョイント部分がいつ外れてもおかしくありません。




↑実はこの車いす・・・利用者は座ったり、押したりと色んな使い方をしています。
そのためガタも出易いのでしょうが、このまま使用するのは大変危険です。


 

↑ガタの程度は・・・といいますと、このくらい。 左右にこれだけ振れます。




↑六角ナットはプラスチックのゆるみ止めがあるタイプが良かったのですが、
入り込むような適当なものが、これしか見つからなかったので・・・




↑ボンドをナットに注入して、しばらく置いたあとで・・・




↑しっかりとネジ込みました。これで多少は違うと思います。
反対側も緩みがあったので同様に加工しました。放って置くといずれは外れてくるので。

・・・ですが・・・

これでも、やはり多少のガタつきが残りました。
ジョイントの隙間も原因にありそうです。そこで・・・





↑ここのジョイントに一工夫することにしました。




↑必要とする材料は、ガムテープだけ・・・・。




↑このように、収める側のフレームに貼り付けます。




↑その後は「パチン」と元に戻すだけ。
これだけでも隙間がなくなり、だいぶガタつきが収まります。
(・・・残念ながら、完全にガタを無くすとはできません。)


普段折りたたむことはないので、応急処置としてはこれで十分でしょう。
持ち主(利用者)も喜んで持って帰っていきました。






                                 (介護型リハビリシステム研究所)

〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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本人所有の車椅子。
歩行車代わりとしても
毎日使っています。
← 緩み止め加工があっても
  ここのフレアー部分が邪魔して
  入らないナット
入るには入るが、緩み止め加工のないナット↓