押し手のグリップ交換
(グリップ部分もきれいに復活!)
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最近、介護報酬の引き上げを検討中と報道されています。
ようやく重い腰が上がったのか、一時的な選挙対策なのか蓋をあけてみないとわかりませんが、
老朽化(10年以上)の進んだ施設の備品についても補助金が出ると有難いなぁー・・・と
思っているのは私だけでしょうか?
ここで紹介する車椅子は耐用年数をとっくに過ぎた10年選手がほとんどです。
色んな施設を見るにしても備品(特に一番使われているはずの車椅子)は後回しになりがちで、
それが利用者の負担や事故につながらなければいいなぁーといつも思っています。
特集でも紹介していますが、ネットで購入すればスタンダードなら1万円程度で手に入ります。
スタンダードでもいいから(シート調整タイプは現状では無理なので)少しずつ新しい車椅子に
していきたいと、数年前から徐々に取り組んではいますが・・・台数が多すぎて(利用する方が
増えてきているというのも一因)調整が大変なんです。
今回で特集は150回を迎えましたが、このような悩みを抱える施設はうちだけではなかろうと、
たとえ細かい修理であっても取り上げ続けます。同志の方、応援してください。
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車椅子特集・第150回目です。
もう少し面白い特集にしたくて取材をしてきましたが、そう意気込んでも仕方ないと
今回もいつものような整備特集にしたいと思います。
ネタが枯れたわけではありませんので、そのうち面白い特集を組みたいと
思っています。・・・・と言いつつ、最近は「その他の整備」にかかりっきりなのですが・・・
↑ハンドルグリップが突然スポッと抜けてしまうので何とかなりませんかと職員が持ってきました。
↑確かに少し力を入れて引っ張ると「スポッ」と抜けてしまいます。
↑反対側もボロボロ。
ボンドでくっつけても良いですが、あまりにみすぼらしいのでやめました。
↑左がボロボログリップ。右が廃車から取っておいたグリップです。
↑差し込む際は内部を湿らせておくとスムーズです。
消毒液が近くにあったので拝借して、内部に吹きつけて「ぎゅーっ」と押し込むと・・・
↑このように「あっ!」と言う間に綺麗になりました。
↑やはりパーツはストックしておくにこしたことはないですねー。
このグリップは丈夫なのでもう壊れたり外れたりすることはないでしょう。
そして、いつものようにすぐに現場へと復帰していきました。 ちゃん、ちゃん。
(介護型リハビリシステム研究所)