その他の環境整備【95】


   注意喚起表示について

 〜福祉用具はどこまでやさしくなれるか?〜

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   車いすでも何でも、ケガをする原因、箇所というのはおおよそパターンがあります。
   現場でも分析をしながら、それらの事故がおこらないように工夫はしていますが、
   メーカーでもユーザーの意見を聞いてより安全な製品開発をおこなっていただき、
   同時に
「注意喚起表示(マーク)」も積極的に取り入れてもらいたいものです。
   現状ではメーカーが取扱説明書だけで十分と考えているとしか思えません。
   表示に関する件については「車いす整備」欄でもしつこく述べてきましたし、
   これからも、事あるごとに特集していきたいと思っています。
   福祉用具に限らず、医療機器でも
わかりやすい注意喚起表示は必要と考えます。
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前回、特集した歩行車には珍しい「注意喚起シール」が貼られていました。
そこで注意喚起の例として特集を組んでみたいと思います。




↑矢印の先にある黄色いシールが「注意喚起シール」です。
目立つようにわざわざ黄色にしてあります。目線の先にあるところも感心です。

・・・ですが、シールの大きさも字の大きさも何だか中途半端な気がします。




↑操作する側から見るとこんな感じです。
場所はそんなに悪くないと思うのですが、よほど意識して目を近付けないと
単なる模様にしか見えません。
こんなに小さい注意書きをどのような姿勢で見ればよいのでしょう??

折角のシールが意味をなしているかどうか、かなり微妙だと思います。




↑拡大するとこんなことが書いてありました。

内容は悪くないですが、かなり字が小さい・・・残念です。。。


自分としては・・・・

もっと気がつくところに表示してほしい!
なるべく大きくわかりやすく!


例えば・・・
(文句を言うだけだと単なる評論家なので具体例を示します)




     ↑このような札をつける。

札が簡単に外れたり、ケガをしない工夫も必要だと思います。
そこになるべく
簡略化して大きな字で書き込むと見やすいでしょう。
調整(注意)する箇所などはプラスチックの色を変えたほうが良いと考えます。
デザインよりも安全性、実用性にまずはこだわってほしいのです。
安全性、実用性にこだわればデザインは自ずと洗練されたものになると思います。


福祉用具としてのやさしさをもっと前面に出してほしい。
使う側の年齢、能力等にもっと配慮してほしい。
国内メーカーなら尚更誇りを持って!




                                (介護型リハビリシステム研究所)


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介護型リハビリシステム研究所
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