危険な車椅子
     パート1・ブレーキ構造編

世の中には、よく検証もされずに商品化されたんじゃないか?と思わせるような、
呆れた商品があります。特に医療機器の中にはそういったものも多いようです。
ここでは車椅子について、私が個人的にこれは危険だ!と考えたものを取り上げ
たいと思っています。

まず第一回目・・・・・
これは私が実際にケガをした車椅子です。
このタイプはブレーキをかけて肘掛を持ち上げると側板が外側に開いて、その上を
お尻を滑らせてベットへ乗り移りができるという特殊なタイプです(12万円もします)。
←押し下げてブレーキをかける。

この、押し下げてかけるのは側板を開く際に邪魔にならないようにするためであろう
ことはよくわかるのですが、その後が問題です。
いざ、車椅子を本人がこぎ出そうとか、介助者が移動させようとする際にブレーキを
外すすと「バチン!!」とすごい勢いで上に跳ね上がってくるのです。
その跳ね上がった時に、
「ブレーキと車椅子本体の隙間が狭いため、指を挟んでしまう。」というわけです。
←この隙間の狭さに・・・指を、、

←思いっきり挟んでしまう!!

これは痛いですよー。血豆ができますね。糖尿病なんかで感覚障害のある方など
非常に恐いです。お年寄りやリウマチの人なんか骨折しかねません。
かといって、側板に危険であることを表示されているわけではないのでこの車椅子
レンタル・購入をしない方が安全です。ケガをする危険が大なのですから。
それとも、ケガをしたらお金でも振り込んでくれる車椅子なのでしょうか????

白いプラスチック製側板(スカートガード)のついた車椅子は要注意!!です。
直接メーカー名はあげませんが「フランスベットメディカルサービス」のパンフには
載っていました(ちょっと古い2001年版)ので、興味ある方は見てください。

                              (介護型リハビリシステム研究所)