その他の環境整備【68】
離床センサ−・その4
離床センサー(ナースコールセンサー・コールセンサー)特集の4回目です。
前回紹介の『何時でも・何処でも・誰でも3号機』は「プラスチックスプーン」を
使うことでより簡単に身近なものができました。
・・・ですが、やや、突起部分が多いためにもう少し改良の余地がありそうです。
できたら「洗濯バサミ」から抜け出す必要があります。
そこで4号機は、更により身近な材料(殆どお金をかけずに、すぐ入手可能)で、
「いつでも、どこでも、誰もが、直ぐ、簡単に作れる」
をテーマに、究極(?)の改良を加えることにしました。
『シンプル・イズ・ベスト!』
とにかく、シンプルなものを目指します!!
超簡易離床センサーの作り方
(簡単離床センサーのつくり方)
●第18回全国介護老人保健施設大会・奨励賞受賞
●第19回全国介護老人保健施設大会・シンポジスト発表
●臨床老年看護2008年5・6月号特集掲載
●日経メディカル2012年5月号特集掲載
↑今回用意した材料は・・・、
@セロハンテープ
Aナースコール
B比較的丈夫なヒモ
C輪ゴム
Dプラスチックスプーン
E★秘密兵器⇒後から紹介
それでは
早速、製作にとりかかります。
\(≧∇≦;)
今回はシンプルだけに説明も簡単ですよー
↑15cm位のヒモに、輪ゴムを2本1回だけ捻って通します。
↑そうしたらこのように、ナースコールスイッチ根元で縛ります。
・・・ここで、スイッチを押すための更なる「工夫」が必要になります。
どこでもありそうなもので、
確実にスイッチを押さえて、
ある程度の強度があって、
なるべく危険のないもの・・・( ̄〜 ̄;)?
・・・この謎解きにも、それなりに時間がかかりましたがついに見つけました!
見ると「な〜んだ!」ですが、意外に見つけるまでは大変なんです。 (;´д`)ゞ
答えはコレ↓
究極の秘密兵器!
ペットボトルの蓋!!
↑「ペットボトルの蓋」これに4箇所切り込みを入れます。
(時計の針に例えれば、「1時と11時、5時と7時」のあたり)
物によっては中央から放射状に線があるのでそこに合わせるとベスト。
↑あとは、切り込み部分にさっきのゴムをかけるだけ。
(この時、本体側のゴムがズレないようにセロテープで固定しましょう)
↑スプーンスイッチを差し込むとこのようにスイッチは浮いた状態。
(スプーンの納まり具合が何ともいいんです♪私的には究極材料だと思います)
w(゜o゜)w Wow〜!!
↑ある程度引っ張ると外れて「パチッ」とスイッチが入ります。
(b^ー゜)試してみてね!
↑・・・というわけで、もう完成。。単純なスッキリ構造でオプションみたい。
これなら小学生でも10分あれば作れると思います。ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ
スプーンの柄部分にクリップのついたヒモをつけて服に装着して使います。
ヒモの端は服以外に、ベッド柵や部屋の出入口につけることも可能です。
スイッチさえ作れれば現場で色々とアレンジできますので試してみてください。
これで、介護現場に少しでも余裕が生れると良いのですが・・・ (ノД`)そう単純には
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【注意】
●当ホームページで掲載している内容は全て参考として紹介しています。
参考にされる場合は、自己責任・施設責任の上でお願いします。
●ケアプランに従って全体合議の上で安全には十分配慮してください。
●ヒモを口に入れたり危険行為をする方には使わないようにしましょう。
●簡単に作ることができますが、あくまで補助の道具であることを認識して
過信しないようにしましょう。輪ゴムは定期的に交換する必要があります。
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〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
●お待たせしました!全国老健大会で発表して
皆さんの開いた口が塞がらなかった(?)という
恐るべきシンプルな「簡易離床センサー」の紹介です!