車椅子の小物入れ
<車椅子の小物収納場所>
車椅子には、利用者用の「ちょっとした小物入れ」がついていません。
背もたれ部分にポケットがついているものは多いのですが、実際に乗車した状態で
物を入れたり出したりというのは困難です。
(たまに立ち上がってシート背面のポケットをゴソゴソやっている方がいますが、
手放しの立位で背もたれポケットをゴソゴソ探れる能力があれば、車椅子はひょっとして
必要ないかも・・・と思える方もいたりします・・・(;^_^A)
背もたれポケットを使えない方は、シートの間に挟み込んだり、膝の上に置いたりと、
色々と工夫しているようです。
↑よく見かける、車椅子の押し手(介助者用ハンドル)部分に袋を下げているところ。
メーカーも肘掛けパイプの内側に固定するタイプの小バッグなどオプションで発売している
所もありますが、あまり使っている所を見かけたことはありません。
最近、
「お?!これはいいな」 と感じたのは・・・
↑これです。100円ショップでも売っていそうな工具や小物を入れる収納袋。
立体的な形状で、マジックテープで蓋が簡単に開閉できるようになっています。
↑それをこの位置のフレームに固定するだけ。
この方はクシとポケットティッシュとハンカチなどを入れていました。
この場所ですと、座位や移乗にも邪魔になりませんし、ブレーキも干渉しません。
覗き込みやすく、取り出すのも簡単です。究極の場所ではないでしょうか??
(画像のように、立体的で簡単に開閉できるような収納袋がおすすめです。)
日常的によく使う小物類は取り出しやすい場所に収納しておけば、
安全性も高まり、より自立度が高まります。
実に簡単なことですが、意外に気づかないことではないかと紹介しました。
(介護型リハビリシステム研究所)