肘掛(アームレスト)整備法
この方法は、推奨しているわけではありません。
危険な加工を伴いますし、耐久性も実証されていません。
もし、試される方は自己責任において十分に気をつけて行って下さい。
  〜最前線現場での工夫〜
 肘掛カット・加工術


入所担当の介護職から「×○さんの移乗がとにかく大変。肘掛が
取り外しできる車椅子があれば楽なんですけど、ありませんか?」
との要請をうけました。
悲しいことにうちの施設は、カチカチのスタンダードしかありません。
申請して買って貰えるかどうかもわからない上に、待っている時間
もありません。。。最終手段として考えた方法とは?!
このタイプの左側があいていたらと移乗に楽、ということです。
お金が有り余る施設でしたら、多種多様なタイプが揃ってたり、
直ぐに購入できるかもしれませんが、昨今の現場は厳しい現状です。
介護保険での車椅子リースも入所中は適用されません。。
まずは、側板(スカートガード)を外します。
この場合ドリルで穴をあけて、外してます。
金ノコやニッパなどでも外せると思います。
次に、フレームを切ります。暫鉄剣がないのでグラインダーを
使用します。この日は雨が降ってたので室内で作業しましたが
本来は屋外で行う作業です。(金屑が飛び散り、騒音もすごい)
こんな感じで2箇所切り取ります。これは作業しながら撮影。
「ながら作業」は危険ですので、決して真似をしないでください。
何とか上手く切取れました。切り取った部分はバリ(出っ張り)が
あるとケガをする危険があるのできれいに処理しましょう。
肘掛部分をカット加工します。タッカーがあると良いのですが
無かったのでネジ止めでごまかしました。
フレーム切取り穴の処理には、部品取り用車椅子から、
エンドキャップを外して流用します。
このキャップの存在すら知らない方も多いかと思います。
エンドキャップを切断面にはめ込みます。
見栄えと安全面を考えると、この処理は必須です。
次に肘掛を上に乗せます。だいぶ出来上がってきました。
ただ、このままでは肘掛上からの外力の支えが不十分で
あることと、体がタイヤに接触する危険性もあって使えません。
側板を縦に加工し、フレームに穴をあけねじ込んで完成です!
まるで売り物みたい(?)な仕上がりになりました。
朝に相談を受けて、お昼までに完成させました。
現場が喜んだのは言うまでもありません。


                   (介護型リハビリシステム研究所)
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    スタッフ室です。
パソコンが側にあるのが怖い。
  ↓
カバー部分を
裏返してネジ止め⇒
廃用直前の車椅子を使用