その他の環境整備【55】

     いまどきの杖 その1

 
久々に1本杖について特集したいと思います。
最近はピンからキリまで様々な杖が登場してきていますが、
今回は、自分的には「ピン」だと思う杖を紹介します。

その杖とは・・・・

       ((=゜エ゜=))ρT 
   「スーパー多機能杖〜!!」

  
※ドラえもんがポケットから取り出す時に出す声をイメージして読みましょう。

利用者さんに「とにかく高い(良い)杖をくれ!」と希望されて、
『そんなに高くてもみんな一緒なのにな・・・』と思いつつも、「コレなんかどうでしょう?」
と、多少冗談交じりに紹介したのが定価1万円の杖でした。
「いいね〜、それにしよう!」と即決、後日業者を通じて購入して見せてくれました。
購入した価格は2割引きの8000円とのこと。良心的な業者です。


まぁ、でもその機能がすごいんです。(◎o◎;)

カタログを見ていて機能を知ってはいましたが、
思わず、「取材で撮影させてください!」と頼んで撮影会となりました。

・・・以下がその画像です。画像と一緒に説明します。


  

↑一見、何の変哲もない普通のストラップがついた長さの調整可能な一本杖です。


  ところが!!!




↑実はコレ、前方に「LEDライト」がついているんです。
「以外に明るいんだよ。」と、本人もかなり満足している様子。。

「そんでな〜、コレを見てくれよ。」と、更に説明が続きます。




↑「ほらな、こ〜すっと〜パカパカ赤いのが点滅するわけよ。」
「もう1回押すと、ライトと一緒に光るわけ・・・」とかなり自慢げです。
良く見ると、方位磁石までついています。

「そんでな〜、長くスイッチを押すと、大きな音でサイレンがなるわけよ・・・」と言って、
サイレン(警報)を鳴らそうとしたので、あわてて止めました。 
(;´▽`A``さすがにね・・・

いや〜、それにしても杖がここまで進化しているとは・・・・
そのうちナビ機能とか、音声案内機能までついたりして・・・・
少なくとも発信機くらいは近い将来つきそうな予感がします。

・・・というか、杖でさえここまで進化しているなら車椅子にも頑張ってもらいたいものです。
8000円で買えるということは、柄の部分のコストが幾らでそれを車椅子に応用すると
幾らくらいのコストアップになるのでしょうか???
子供用の靴でさえ、歩くとパカパカ光るのが一時期くっついていたこともありますし、
そんなにバカ高くなるとは思えません。
(100円ショップで似たようなグッズを買って揃えられるといえばそれまでですが・・・・
いずれ、それらの商品を特集にて紹介したいと思います。)

・・・話は戻りまして、この便利なスーパー多機能杖(正式名称は知りません)、
杖の柄を前後逆に持つクセのある人にはイマイチでしょうし、理解力も必要です。
・・・でも、これで8000円なら安い気がするのは物好きな自分だけ??
 耐久性はわかりません。


ホームセンターの広告に登山用杖で同じような機能のついたものが2000円以下で
出ていました。登山用杖は杖先が細く普段使うには不向きですが、価格だけをみると
かなり手ごろになってきているようです。
今回紹介した杖も、ホームセンターに2000〜3000円で並ぶ日も近いかも知れません。






                             (介護型リハビリシステム研究所)