車椅子ブレーキホース
   (ブレーキホースを使うケースとは?)


新春第一弾です!

今回は「車いすのブレーキホース」についての話題です。
バイクや車について多少でも知識のある方は、『おいおい!一般の車椅子に油圧
ブレーキとか使うはずないから「ブレーキホース」なんてありえないよ・・・』と思うかも
しれません。ですが、ここの研究所では車椅子にブレーキホースは「あり」なのです。
現場に常識は通用しません。使えれば何でもありの世界だと思っています。
だからといって非常識と言われると、それも違います。 (;´д`)ゞ
「楽しみながら、常識を超えた常識をつくっていこうとしている」と解釈してください。
※俗に言う「裏ワザ」というのは常識を越えた手段を指すのではないでしょうか?


それでは早速、事例を紹介したいと思います。
某施設に行っているときに、個人持ちの車椅子ブレーキが両方共ほとんど効かない
ので見てもらえませんか?と依頼を受けました。



↑これが依頼を受けた車椅子のブレーキ部分。空気はきちんと入っています。

空気圧に問題はないので、ブレーキとタイヤの隙間が問題だと結論が出ました。
次にやることはブレーキのネジを緩めて、タイヤ側に僅かにズラして固定すれば
良いだけです。。。


・・・とネジ部分を覗き込んで驚きました!!

       \(◎o◎)/! 




↑ネジ(金具)をずらそうにも、別のネジが邪魔していて余裕が全くないのです。
これには参りました。何のネジかと言いますと・・・・。




↑この泥除けを固定する為のネジなのです。
じゃあ、この泥除け(車輪カバー)を外せは万事解決と思いきや、この泥除けは
腕がケガをしないように、わざわざつけてあるとのことです。。


擦過の傷リスクをとるかブレーキの転倒リスクをとるか・・・

                  ( ̄〜 ̄;)ウウム・・・

結論から言うと、どっちもとれないので・・・別な手段を考えるしかありません。
しかも、「即座に」「確実に」解決できないと現場としては困るのです。。

                  ( ̄w ̄;)ウムムムムム・・・・


即座に解決できる「超ウラワザ」は確かに存在します。
それが成功するかどうか・・・・・要は・・・「適合」にあります。。。

その裏ワザとは・・・そう!!


ブレーキホース作戦!!!

              (≧∇≦)/


でました!!!「秘策中の秘策!」「裏わざ中の裏技!」新春特別企画なので
公開しちゃいましょう!!!これを見た人は結構お得だと思います。。。 (^-^)



ブレーキホース作戦とは?!

                w(゜o゜)w 



まず、ここでこの裏技を伝授する前に「心構え」をお知らせしなくてはなりません。
それは・・・



ホースの力を信じろ!!!

               @(・)o(・)@


・・・・ということです。

これは「スターウ●ーズ」の名セリフですが、正にコレなのです。
ホースの力を信じなくては、この裏ワザは全く使えません。

ブレーキ不良、転倒事故というリスクに負けてしまいます。。。


「ホースの力を信じた者だけ使える技」なのです。

冗談なんかじゃありません。真剣な話なんです。


それではその「究極のウラ技」
「ホースの使い方」についてこれから説明したいと思います。


まずは・・・表に出て精神を清めます・・・・


そして、静かに周囲を観察します・・・・・


「・・・・・・・・!!」


・・・すると、殆どの家庭や施設では以下のような物が発見できます。


        ↓




↑このホースを利用しようというわけなのです。
ホースがあることを確認できたら、ハサミを持ってきてカットします。
・・・ですが、信じなければ勇気を持って切ることができないでしょう。




↑長さは4cmくらいで良いかと思います。これを2つ・・・・。
ホースの先が割れていた場合は、そこは使わないでください。


ここからが、

ブレーキホースに変わる瞬間
                         
です!





↑このように、横からホースを差し込みます。
運がよければ「ピッタリ」収まるはずです。
もし緩い場合は金属部分にビニールテープを巻いて調整してみて下さい。




↑完成です!!!
ホースの力を信じたおかげで、ブレーキが効くようになり、平和が戻りました!!




↑反対側です。こちらも一瞬でバッチリ効くようになりました!!
本人や現場に驚きをもって感謝されたのは言うまでもありません。


  「ホースの力」って素晴らしい!!

      (^o^)丿

おそらく「日常的に整備をしている現場の方」なら、このミラクルな素晴らしさを
必ず理解してもらえると思います。
普段、やっていない方は・・・・単なる遊びにしか見えないでしょうけど・・・。。。


   ホースと共にあらんことを!!!
           ※本当は「ホース」でなく「フォース」ですが・・・(;´д`)ゞ


                             (介護型リハビリシステム研究所)
新春特別企画
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「ホース」です!!!
「ブレーキ整備法・パート12」