車椅子の部品調達

     <車椅子を安価に長持ちさせる手段>


     このコラムでは、管理人が勝手気ままに感じたことを書き込んでいます。
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 気ままコラム第17回になりました。
このホームページ全般に言えることですが、整備系の話しがメインになっています。
車椅子の整備については、なるべくその場で対策できることを中心にまとめてきています。
車椅子を長持ちさせるコツしては、やはり壊れる前に定期的に点検・清掃することが一番ですが、
経年変化によって、部品そのものにガタがきたり壊れたりすることもあります。
その場合、調整で済めばよいのですが、部品をどこからか調達しなくてはならない状況が
生じる場面があります。
部品が直ぐに手に入らない、部品が高価、修理に出すにも新品を買ったほうが早そう・・・
等となってしまうと、その車椅子は第一線から退いて部品車になるか、処分となります。
無理やり使うと事故をおこす可能性が高まりますし、使用者に不便を強いることになります。


多少の整備経験がある方ならお分かりでしょうが、ちょっとした部品ならば
車椅子専門業者や自転車屋さんに頼まなくても何とかなることも多いんです。
また、ちょっと整備するのに十分な工具だって調達できます。

どこで調達するかと申しますと・・・・何のことはない、「100円ショップ」です。

100円ショップでは生活に必要な物がかなり揃っています。車椅子整備用具だって例外
ではありません。→ただ、「車椅子コーナー」はありませんので「自転車コーナー」を探す
ことになります。車椅子はもともと自転車の部品の流用品から作られたという歴史的背景
がありますので共通部品が非常に多いのです。
最近では介護に使える自助具なども続々出てきていますので、毎回驚かされています。




↑某大手100円ショップの自転車コーナー、タイヤからチューブまで何でもあります。
空気入れやワイヤーなども販売しています。
ちなみに、タイヤは400円、チューブは300円、ワイヤーは100円でした。
扱う部品は少しずつ変化しているため、今売っているものでも次に行くと無いことも。
最近はスーパー・バルブを見かけなくなりました。「たまたま」だと良いのですが・・・。。。




↑この通り、ショップ内には「自転車修理コーナー」がきちんと設けられています。
修理道具や部品も様々です。在庫がない場合は別な店を探す方が早いかも。。
店舗の広さと扱う部品の種類は比例しているようです。当然ですが・・・。

工具は家庭用工具のコーナーにも色々と種類があります。
施設で多くの車椅子を整備する場合は、ホームセンターなどで売っている工具セット
購入した方が安くつくかと思います。入門としては安い工具セットで十分です。
工具を単品で買うなら、まずは100円ショップの覗いてみると良いかもしれません。

数百円で廃車直前の車椅子が元気になるなら、それにこしたことはありません。
ゴミの減量にもなりますし、施設の負担も減ります。利用者も喜びます。
一番喜んでいるのは車椅子自身ではないでしょうか。







                                 (介護型リハビリシステム研究所)

車椅子気ままコラム・・・第17回