空気入れ・後編
(身近な空気入れの活用法)
今更なんで空気入れの話題なんか・・・と、思われる方もいらっしゃるでしょうが、
「今更なんで?」が実は一般にはあまり知られていないことも多い・・・ということも
ありますので、復習の意味もあって取り上げています。
最近の空気入れはプラスチック製が主流になってきて、鉄製に比べて驚くほど軽く
なりました。倒しても「ガシャ〜ン!!」とヒンシュクをかう音をたてずにすみますし。
↑これです! これ系の、カラフルでかる〜い空気入れ。
価格は安価なんですが・・・プラスチックである分、比較的壊れやすいようです。
↑殆どの、空気入れ口はこんな洗濯挟みの形状をしていますよね?
ここで、バルブ部分を挟んで空気をいれるわけです。
ここが壊れていると、「押さえる係」と「空気を入れる係」の2人が必要になる
こともあります(器用に片手で押さえて、片手で空気を入れてもいいんですが・・・)。
・・・ところで・・・・
↑ここが、このように抜ける・・・ということはご存知でしょうか???
外し方は反対側のプラスチックノブ(矢印部分)を立てて、引き抜くだけ。
(知っている方は、「当たり前でしょ!」と思うかも知れませんが・・・。)
・・・で、引き抜いて何に使うかというと・・・
↑そう!あの、厄介者の「米式バルブ」に使うんです!!
↑・・・どう使うかというと・・・、そのままバルブに「ぐっ!」と、突っ込んで・・・・
↑プラスチックノブ(角みたいなの)を横に「がっ!」と、倒すと固定完了です。
この後は、いつものように空気を入れて・・・ノブを起こして引き抜けば完了!!
・・・・と、いうわけなのです。。
あの角みたいなプラスチックノブは、単なる飾りじゃなかったんですねぇ〜。
・・・普通乗用車とかオートバイも同じ米式バルブですから、空気が少ないときには
試しに入れてみてください。多少時間はかかりますがしっかり入りますよ。
前にも書きましたが、車椅子タイヤより乗用車の空気圧が低いくらいですから、
手でも十二分に補給できるというわけです(車椅子約3キロ、乗用車約2.5キロ)。
乗用車の空気入れは、機械じゃないと無理だと思い込んでいませんでしたか?
・・・・・・応用編・・・・・・その1
実は、このタイプの空気入れ・・・コンパクトなものを車に1つ積んで置くと非常に
重宝します(足踏み式のが500円程度でホームセンターで売っています)。
車が突然パンクした時にスペアタイヤを交換するより、空気をとりあえず入れて
ガソリンスタンドや、カーショップに移動すればいいわけです。
車(乗用車やオートバイ)のタイヤは、殆どが中にチューブは入っていません。
釘を踏んでも破裂はせずに、じわじわと空気が漏れるようにできています。
・・・ですから、無理に釘を引き抜かずに空気を補充すれば、比較的余裕で
ガソリンスタンドとかカーショップまで走ることができるのです。
「何も、いちいちスペアタイヤに履き替える必要はない!」というわけです。
(※釘を引き抜くと、空気漏れが早くなるのでそのままにしておくのがポイント。)
(※縁石にぶつけるなどの裂けたパンクにはこの裏ワザは使えません。)
私の場合は、車に「パンク修理セット」も積んでいますので時間があればその場で
修理して、スタンドで空気圧チェックだけ行います・・・ (*^-^*)ゞ
スペアタイヤ履くのが面倒ですから。
・・・・・・応用編・・・・・・その2
空気入れはなるべく身近な場所に追いておきましょう。
車椅子のブレーキが効かないのは「空気圧不足」が主な原因です。
自宅や施設内の身近な場所に空気入れを置くなら、できたら虫ゴムも一緒に
置いておきましょう。
劣化したムシゴムへ空気を一気に入れることで、ゴムが裂けてパンクと同じ症状
を引き起こすことがあるからです。
・・・具体的には(ここが今回のポイント)・・・
↑このように、
ケースをつけて直ぐに取り出せるようにしておけば一番です。
小さなビニールに入れて縛っておいてもいいと思います。
「
パンク症状にはまず虫ゴムを疑う」・・・という習慣が身につくかも知れません。
(介護型リハビリシステム研究所)