車椅子カルテの活用

  <より詳しく経過を知り、予後を知るには欠かせない>


       このコラムでは、管理人が勝手気ままに感じたことを書き込んでいます。
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 車椅子でも自動車でも建物でも人でも何でも、その時々の「記録」は欠かせません。
記録があることで、今までの流れを知ることかでき、今後に生かしていくことができるのです。
 例えば自家用車のオイル交換にしても定期的に交換する必要がありますが、前回いつ頃、
何キロ位走ったときに交換したのかきちんと記録がないと、次にいつやるか迷ってしまいます。
 車椅子に関しては、そのタイヤに虫ゴムレスが付いているかいないかを把握しているのと
していないのでは、いちいち確認する手間が断然違います。
 また、購入してから処分(部品取りにするか否か)する時期を決定する際の目安にもなります。
カルテ(書類)で管理することで計画的に備品を回していくことが可能になるのです。
 紛失した車椅子を調査する場合にも有効です。
 No(ナンバー)を書いてあり、特長を記載してあるので比較的容易に探し出すことができます。




↑外部に見せるためのものではないので、イラストを使うなど自由に書きましょう。
・・・ただ、他の人も理解できる内容でないと担当が変わった時に苦労します。


1台1冊でなくても、全部の車椅子を1冊にまとめて、廃車・新車の出入りがあった場合は
差し替えができるようにしておくと便利です。
他の備品についても管理が必要な物は整備点検記録簿をつけると良いかと思います。
特に、病院や診療所の治療機器(牽引器、低周波、マイクロ波)などは、
使用を誤ると事故を起こす危険な機器もありますから、やっていて当たり前でしょう。
(それを使って仕事をしている限り、職場備品の定期整備・点検を行うことは必要です。)


※カルテ(整備点検記録簿)は誰でもわかるように書いて、
                  誰でもわかる場所に置きましょう。



                                   (介護型リハビリシステム研究所)

車椅子気ままコラム・・・第11回