虫ゴム交換法・パート5
  (虫ゴムが入っていかないケース)


久々の虫ゴム特集です。最近、施設内の虫ゴムは殆ど虫ゴムレスにしたので
虫ゴムに関する悩みも手間も無くなってきました。
(ただ、「スーパー・バルブにも一部に不良品がある」との情報を車椅子屋さんから
いただきましたので、もし、当施設でも見つかりましたら報告したいと思います。)

・・・今回は、介護職員が個人用の車椅子を運んできました。言い分は・・・
「タイヤの空気が少なかったので、空気を入れたらシューシュー音がして抜けるんです・・・」
とのことでした。

個人用なので、たぶん虫ゴムだろう・・・と見たら、想像通りでした・・・。

早速、スタッフに虫ゴム交換をしてもらうことにしました。

・・・・しばらくすると、スタッフが虫ゴムが入らないと言ってきました。

「虫ゴムが入らない???」・・・(タマに起こるケースですが、、これも取材対象かも!!)

          わくわく♪ (≧∇≦)/わくわく♪


 

↑虫ゴムそのものが入らないってことではなく・・・虫がバルブに入らない・・・という
状態でした。このままでは、丸いナットを締めることができません。


 

↑実はコレ、中に劣化した虫ゴムの破片が入ったままで邪魔をしていることが
多いんです。この場合どうするかというと・・・・


 

↑途中で折れたりせずに、中のチューブを傷めない細い棒を一本用意します(右下)。
先の尖りの無い針金をペンチで先を軽く曲げておくのもアリです。


 

↑それを穴の中に入れてコチョコチョします。耳掻きの要領でしょうか??
(上下逆・・・つまり、画像が逆さの状態でやっても良いかと思いますが、
別に中のゴムが取り出せなくても、押し込んでしまえば詰まりは解消されます。)
※チューブ内に虫ゴムのカスが入ったからといって、別にパンクさせたりという
悪さをするわけではありません。
むしろ無理やりグリグリやるとチューブそのものを傷める可能性があります。
サッサと済ませるのが正解です。
(その後、綿棒を出し入れして掃除すると気分的にスッキリもしますが・・・)

実に単純な作業でした・・・。  ̄∇ ̄;) 特集するにも気が引けるような・・・
(多少入り辛い程度は、無視してナットでネジ込んでいっても何とかなります。)


虫ゴムが入りづらいのは、中で劣化ゴムが張り付き邪魔している可能性が高いです。
詰まった劣化ゴムが解消したら、普通に元通りに組み付けて現場復帰させましょう。
(当然ですが・・・当施設では個人用の虫ゴム交換くらいは、サービスでやってます。)





                             (介護型リハビリシステム研究所)