「リースの車椅子」活用法

    レンタルの車椅子を賢く利用する


介護保険で介護度がついた在宅の方なら、必要に応じて車椅子がレンタルできます。
基本的に一割負担なので、各種タイプへ変更しても利用負担はそれ程変わりません。
車椅子が合わない場合は、ケアマネージャーを通じていつでも交換できます。

利用者の操作や座り具合、介護者の介護し易さ、メンテナンス性などを考慮して選定します。
もし、通所サービスなどを利用している方であれば、専門家がいる時に業者に何タイプか
持ってきてもらい、アドバイスを貰いながら決定するというのが無難でしょう。




↑通所利用の方が車椅子がどうも合わないとのことで、業者に2台の車椅子を持ってきて
もらいました。今までリースで使っていた車椅子と、3台乗り比べてチェックします。
最終的に、真ん中の車椅子が一番安定し、顔も上がるということで決定しました。

なんと、この車椅子いろんな機能が「フル装備」でついています。
1.アルミ製
2.フットブレーキ(介護者が足元でブレーキをかけれる)
3.背折れ(コンパクトに収納できるように背もたれが折り畳みできる)
4.肘掛けはね上げ式(ベッドなどに横移動で移乗しやすいように肘掛けが持ち上がる)
5.ショックレスキャスター(多少の段差でもショックを吸収する弾力性のあるキャスター)
6.ノーパンクタイヤ(よくわかりませんが、おそらくソリッド式のクッション製の高い物)
7.シートクッション付き(臀部が低く安定したタイプの高級クッション付き!)
8.座幅や高さの調整も可能
等々・・・⇒リースだと、自己負担が一割だからなのか「高級仕様」が多いようです。

基本的に、ここにあるいずれの車椅子も月額レンタル料6,800円ですが、利用者負担は
一割なので月額負担は680円ですみます。一日たった23円(?!)ですむんです!
・・・なんか、外資系保険会社みたいな安っぽい謳い文句になってしまいました・・・( ̄w ̄)


ん〜、つまり【結論】としては・・・
@レンタル(リース)車椅子は与えられたのを無理やり使い続ける必要はない。
・・・と言うことです。尚且つ、
Aなるべく専門家立ち会いの下で、より良い車椅子を選定してもらう。
できたら、
B介護状況や身体状況にあわせて、見直しを定期的に行う。
・・・・ということでしょうか。

【その他の利点】
レンタル(リース)用品は、故障が起きたらアフターサービスで速やかに修理してもらえます。
以前(介護保険が始まる前)は、搬入・搬出料を取っていましたが、近辺でしたら取ることが
なくなったようです。



 せっかくの介護保険、賢く利用しましょう。
   (逆に、不要な物は、早めに返却しましょう。1割といってもバカになりません。)




                                  (介護型リハビリシステム研究所)