バネ破損で処分の危機

〜 ブレーキのバネが折れて使えず 〜



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車いすブレーキには、バネが使われていることが多いです。
そのバネの太さ(強度)はメーカーによって異なり、
耐久性がかなり違うように感じています。

今回は、その「切れたバネを瞬時に復活した」特集になります。

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↑運ばれてきた車いすです。
整備しているスタッフにはお手上げだったようで、
「これでは使えずに廃車です。何とかなりませんか?」とのこと。






↑正常なブレーキ側はここにバネがついていました。

この付近は、操作頻度が高い上、食べ物が落ちたりして
汚れてしまうことも多いため、
「錆びにくく、耐久性の高い部品」が求められます。






↑こちら側は切れてなくなっていました。
ブレーキ操作ができず危険なため、廃車を検討しているとのこと。






↑矢印部分で折れて外れたバネです。

引っかける部分が金属疲労で破損したと思われます。

それにしても見るからに細くて弱弱しいバネです。
使用頻度が高い場所なのに、耐久限度実験をしないのでしょうか?


ホームセンターで似たようなバネを探し回るのも手間ですし・・・


以前、利用者のご家族が同メーカーの車いすバネが切れて、
修理を頼んだ時は、送料込で17800円、3日かかったそうです。。

・・・・修理費用で、車いす1台購入できます。やはり廃車でしょうか?

          ̄∇ ̄;)
     バネ1本で廃車・・・勿体ない・・・






↑バネさえ手に入れば車いすは捨てられずにすみます。

そこで今回は一瞬でバネを復活する「裏技」を使います!!

      (b^ー゜)  







↑折れた方のネジをペンチでぐっと引っ張り出して・・・。






↑余分な部分をパチンとカットしたら出来上がりです。

ラジオペンチで簡単に切断できるくらいなので、
バネの強度(バネ鋼の硬度)は相当弱いのだと思います。




 

↑バネを引っかけたら修理完了です。
応急なのでいつまで耐えられるか分かりませんが・・・。






↑問題なくスムーズに動くようになりました。
これで当面の間、使ってもらうことになりました。




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バネが折れたからと直ぐに諦めずに、
バネそのものを修理する発想で何とかなることがあります。
捨てる前に、多少工作ができる方にお願いしてみましょう。

上手くいくと、0円で即日修理が可能になります♪

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       (介護型リハビリシステム研究所)


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