スーパーバルブの寿命
〜 パンクの原因がスーパーバルブ 〜
----------------------------------------------------------------------------------
パンクとは無縁と思われがちの「スーパーバルブ」ですが、
現場では意外なパンク症状に出会うことがあります。
普通のバルブと同様に、金属部分が壊れることはありませんが、
ゴム部品が劣化することで「固着」や「切れ」が発生しています。
----------------------------------------------------------------------------------
↑運ばれてきたDM−91です。
長いこと現場で車いす整備に関わっていますが、
この車いすが安価で丈夫なため一番信頼して使っています。
↑この車いすは長年の悲願であった、廉価品にスーパーバルブを
標準搭載した製品でもあります。
頭(キャップ)がブルーであることが「スーパー」な証です。
・・・しかし、「スーパー」とは言えないケースにも時たま遭遇します。。
↑届いた車いすに貼られていたメモです。
「虫ゴムレスのゴムがチューブの中にうもれた。」とのこと。
↑「くろいぶぶんがスポーンと抜けたままここにいます。」と
書いてあります。
・・・取りあえず、中に埋もれたままという『黒いゴム部分』を
救出してあげる必要がありそうです。
↑まずは太めの「ゼムクリップ」を用意して、
クリップの先端をU字に曲げて取り出し金具を製作しました。
↑引っかけてゆっくりと引き出します。
イメージとしては「耳掃除」をする感じです。
↑出てきました。リング状のゴムが切れてしまっています。
↑くろい(スポーンと抜けた)部分の救出成功です。
ボロボロになっていましたが、全て奇麗に取り出せました。
↑上が正常な状態、下側が矢印箇所のゴムが劣化し、
外れて空気が漏れ、パンク症状を起こしたスーパーバルブ。
-------------------------------------------------------------
ゴムが残った場合は、引っかけて落ち着いてゆっくり取り出しましょう。
どうしても取り出せない場合は、奥まで押し込む(落とす)手もあります。
以前、特集したこともありますが、
ここのゴムは虫ゴムを短く切って丸めて応急修理することも可能です。
-------------------------------------------------------------
(介護型リハビリシステム研究所)
介護型
〜システムでよりよい未来へ〜
リハビリシステム研究所
※
Bing
(Microsoft提供の検索エンジン)で検索♪