電動車いすの小回り
〜 屋内の旋回性能を上げたい 〜
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新しい電動車いすを購入された方ですが、
旧型と比べて全長が微妙に長くなったとのことで、
屋内で方向転換をするときに後方がぶつかり不自由しているそうです。
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↑この黒いキャスターの出っ張りが困るとのこと。
内側に折り畳めますが、そのまま走行すると警告音が鳴り続けるそうです。
屋内専用で、常にゆっくりモードで動かしているので後方転倒予防は
不要だからできたら外してほしいと懇願されました。
------ここから先は決して真似はしないでください------
急発進や、登坂時に後方転倒すると大怪我や命に関わります。
危険性を十分に説明し、ご本人が承諾された上で作業を行いました。
↑
簡単なのはキャスターを固定しているネジを外すことです。
↑取り外しました。
これだけで、以前のように思い通りに旋回できるようになりました。
↑上から見ると、この部分の凸が無くなったことになります。
↑ただ、気になったのが本体に残った金属部分です。
バック時にぶつけてしまうと家や家具に傷がついてしまいます。
介護者が怪我をするかも知れません。
そこで、何かしらのクッション材を取り付けたいと考えました。
↑思いついたのが車いす部品の流用です。
フットレスト角についているゴムクッションを流用したいと思います。
↑取り外したゴム材。かなり使えそうな形状です。
↑ただ、このままだとサイズが合わなかったため
少々削って調整しました。
↑パイプにしっかり収まり、スッキリと仕上がりました。
この後、数カ月経過しますが特に問題もなく使用されています。
(屋内限定車として使われています。屋外用は別に用意してあります。)
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今回はご本人、関係者が納得された上で加工しましたが、
危険なので決して真似はされないようにお願いいたします。
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(介護型リハビリシステム研究所)
介護型
〜システムでよりよい未来へ〜
リハビリシステム研究所
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