車椅子タイプ変更法

  介助型を自走型へ改造するには?

以前から、やってみたい、やってみたいと思いつつ叶わなかった夢が叶いました。
それは、「介助型の車椅子を自走式に改造する」ということです。
一見、簡単そうに思えるかも知れませんが、これを実行に移すには条件が必要です。
条件とは・・・介助型のフレームに標準タイヤをはめ込む為の余分な穴がついていること。
同時にタイヤサイズを変更後、それに適合するブレーキが揃っていること・・・などです。
メーカーや、タイヤサイズが異なっただけでも、移植は上手くいきません。
よほど、恵まれていないと行えない作業でしょう。。。


 

↑・・・と、いってもそう都合よく同メーカーのスクラップが揃うことはありません。
左は、国内産の介助型(ブレーキが完全に壊れていて代用がない)、
右は、中国製の自走型(キャスターが壊れて、フレームもぼろぼろ)、
このままでは、両方処分となってしまうので、2台を使って「ニコイチ」したいと思います。




↑タイヤは基本的に両方のネジを固定して外さないといけません(共回りするため)。




↑タイヤを外している途中です。何度も書いていますが、必ずひっくり返して行いましょう。




↑途中の図。面白そうな車椅子だと思いませんか?片手片足駆動にも良いかも?




↑などと言っていると、出来上がってしまいました。
ご覧のように美しい仕上がりです!
手前にあるのが、元の介助型から外した、タイヤとブレーキです。

介助型車椅子を、自走型にするのが不可能でないことがお分かり頂けましたか??


                                  (介護型リハビリシステム研究所)

←このように穴が
  開いていないと
  交換は無理です。
【拡大図】

左のタイヤが自走型用、
右のタイヤは介助型用。