奥羽南線 701系セミクロス改造の詳細

全国鉄道利用者会議ロングシート問題研究所代表の武田泉が先日秋田県湯沢市役所に赴き、JR東日本秋田支社のリリース文を入手しま したので、ここに紹介いたします。(9/22 14:00以降公開)

 「目的:お客様の快適性向上を図る」とあるので、ロングが不快であったことを自ら認めたことになる。

 主な改造項目:クハを互い違いにセミクロ座席に改造、モケット張り替え。折り畳みテーブルを設置
        シートピッチは1,800mmで田沢湖の1575より広い、3人がけが2人に
 導入列車:下り;429m,3471m,2441m,2445m*,623m,2453m
      上り;2426m,2428m*,3472m,2438m,624m,456m,460m
        (*は12月末から)

 ということで、快速にすべてはいるわけではない
 湯沢市役所担当者によると、前々から山形ミニ新幹線延伸を要望する中で、 ロングシートの改善も項目として入れてきたが、昨年までは秋田支社はなしのつぶてで 、一方的に導入後それほどたっていないので「御理解を」としてとりあわなかった とのこと。今年になって秋田魁の記事になり、9月に突然上記のリリース文が届いたと のこと。正直びっくりしたという。
 セミクロ改造車両は奥羽南線限定運用になるのか、またなぜ今になって改造な のかも不明である。
 色々見方はできるが、まずミニ新幹線延伸はあり得ないので「ガス抜き」説や 東日本の社長が交代したからとの説、とりあえず3両だけなら大した額でないとの読み もあると思われる。
 秋田支社の12月ダイヤ改正パンフにどのように記述されるかを注目したい。


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