2001年12月19日
四国旅客鉄道(株)
営業部業務課御中
                           白木 紀久

   「なんごくエクスプレス」開業に伴う制度変更について

前略 お忙しいところお手数をいただいて恐縮ですが、12月21日、
松山〜高知間、高速道経由「なんごくエクスプレス」号開業に伴う制
度変更等について教えていただきたくお手紙申し上げました。

1、通過連絡運輸について。
 ご承知のとうり、現「なんごく」号(松山高知急行線)については
大栃線と並んで旅客鉄道会社直営のバス路線として、全国の旅客鉄道
線との間で連絡運輸が設定されています。
 「なんごくエクスプレス」についても、松山高知急行線の経路変更
ととらえ、現行制度が踏襲されるものと考えていますが、いかがでし
ょうか?
 仮に、12月21日以降、連絡運輸が旧なんごく号3往復に限定さ
れてしまうとすれば利用者の利便性は著しく制限されてしまいます。
 また、もしそうだとした場合、既に発売されている乗車券について
は、その乗車券の有 効期間内に限っては新・旧なんごく号の共通乗
車を認めるか、乗車券の効力について著しい変化がある訳ですから、
無手数料払い戻しが適応になると思いますがいかがでしょうか?。

2、回数券・往復割引切符について。
 現「なんごく」号に設定されている往復割引乗車券、回数券につい
て、1と同様に、12月21日以降の利用について、新「なんごく」
号の利用が認められるのでしょうか?
 また、その場合、旧「なんごく」号との運賃差額についてはどのよ
うに扱われるのでしょうか?

3、その他各種企画乗車券類について。
 現「なんごく」号については、普通乗車券の連絡運輸のほかに、周
遊きっぷ・四国フリーきっぷ・週末乗り放題きっぷなどの企画乗車券
類で利用出来たと思いました。
 これらについても1と同様、12月21日以降の効力、既に発売済
みの物に対しての取り扱い方などについて教えて下さい。

4、なんごくエクスプレス号の発売箇所について。
 現「なんごく」号は全国のみどりの窓口で発売されていますが、高松
〜京阪神間高速バスなど、5月の高松道乗せ替えの時から晴れて全国発
売になったのも束の間、7月から九州内のみどりの窓口では発売出来な
くなっています。
 この事には、7月の九州旅客鉄道会社のバス部門の分離・別会社化と
何かかわりがあった様に思いますが、利用者としては今まで売っていた
ものが急に駄目になってしまったのは既得権益の剥奪であり、十分な説
明・理解もないままに一方的に進められたのには憤慨やりかたない印象
を得ています。
 みどりの窓口での発売が不可というのであれば、九州旅客鉄道会社と
の船車券契約により、九州内ではジョイロード扱い船車券としての発売
などの道を残しておかなければ、「九州もんは四国のバスに乗ってくれ
るな!」といっていることに他ならず、公共交通 機関にありながら、
居住地をもって乗客を選別する重罪な人権侵害・憲法違反とも取られか
ねません。
 なんごくエクスプレスについては「まさか?」と思いますが、
「又か!」ではない事を願っています。

 最近ではインターネット予約・コンビニ発券などIT化にともなって必
ずしも既存のみどりの窓口や旅行代理店に頼らなくても良くなっては来て
いますが、かといって、既存のマルスシステムからわざわざ外す(実態は
外したのではなく、九州会社との精算など営業上の問題と思いますが・・
・?)必要はなく、全国一率・鉄道の駅で切符が買えるというのは民間他
社に対して決定的なアドバンテージになるはずです。
 加えて、インターネット予約に関しては、ブロードバンド時代とはいえ、
まだまだ利用出来る層は限られており、なにより決定的な事は視覚障害者
には利用出来ません。
最近では航空会社の予約システムなど、音声認識型コンピューターを導入
しているところもありますが、発音・構音障害や吃音(どもり)などのハ
ンデのある人には利用し難く、こういった事からも現在鉄道線で用いられ
ている単純なDTMF信号を用いるプッシュホン予約が導入出来ればバリ
ヤフリーという観点からも便利だろうと思います。

 なんごくエクスプレスについては、民間他社との競願申請に至った時、
貴社自動車事業部殿に対しては、現「なんごく」号の制度維持をもって高
速道「乗せ替え」を願い出て欲しい旨、また、四国運輸局殿に対しては、
旅客鉄道会社線「直営」であるところの松山高知急行線の特殊性を踏まえ
た上で、併願他社との調整・認可を行なって欲しい旨お願いいたしており
ました。

 今回の「なんごくエクスプレス」開業に当たって、全国で唯一、旅客鉄
道会社が単独で直営する高速バスとして、現「なんごく」号に適用されて
いるルールがそのまま移行されている事を願っています。


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