1997年4月1日[全国鉄道利用者会議結成]
全国鉄道利用者会議結成大会(於:東京都文京区民センター)
参加団体: 通勤電車を考える岩手県民の会(岩手)、701系対策協議会(仙台)、クルマ社会を問いなおす会、脱クルマフォーラム、富山・新幹線を考える会(富山)、鉄道安全推進会議(京都)、JR新型車両にトイレ設置を求める利用者の会(島根)
代表:北海道教育大学岩見沢校講師、武田 泉
支部:北海道、東北、関東、関西、九州の各地区に支部設置
活動目的:当日採択された声明文「日本における真の鉄道復権を目指して」を参照してください
話をする武田代表

1997年5月22日 [環境自治体会議で発表]
第6回環境自治体会議(青森県野辺地町)の「脱クルマ分科会」において、地 方線区を中心とした日本の鉄道の将来が危機的状況にあることを、具体例をもと に報告した。この内容は、北海道新聞にも掲載された。
発表する武田代表

1997年6月13日 [運輸政務次官に陳情]
衛藤運輸政務次官に、鉄道利用者の保護を図るシステムを構築し、鉄道復権に向け行政改革に積極的に取り組むよう陳情した。

1997年6月13日 [経済企画庁に陳情]
この日、経済企画庁国民生活局に、消費者として鉄道利用者の保護を図るように陳情した。

1997年7月13日 [交通権学会で発表]
埼玉大学で行われた交通権学会において、今日の鉄道議論および国鉄分割民営 化10年のマスコミの報道姿勢についての検証を、利用者会議の代表が発表した。
発表する武田代表

1997年8月15日 [「鉄道友の会」に質問状を送付]
日本最大の鉄道趣味者の団体である「鉄道友の会」が、JR北海道のロングシー ト車両(731系)に対して鉄道車両の技術賞ともいうべきローレル賞を授与した ことに関して、寒冷地におけるロングシート車両は鉄道利用者の立場から見て問 題があると考え、その受賞の経緯について問い合わせる質問状を送付した。
友の会からは同年9月に回答を得た。11月23日には、同会理事と会見を行っ た。
なお、翌年度のローレル賞では、近鉄のL/Cカー(ロングシート・クロスシー ト両用車両)が受賞している。

1997年9月27日 [信越線横川駅で交通意識調査実施]
長野新幹線開業に伴うJR東日本の信越本線横川・軽井沢間の廃止の最終日曜 日、横川駅において交通問題に関する意識調査としてミニレター100通を配布し た。

1997年10月4日 [関西支部主催の講演会実施]
関西支部主催で、京都私学会館において、講演会「現代日本における鉄道復権 は本物か?」を開催した。 その内容は、翌日の京都新聞でも報道された。

1997年10月17日 [VIEWカードについて公正取引委員会に申し立て]
JR東日本管内では汎用クレジットカードの使用が制限され、自社製「VIEW」 カードの普及が押し進められている。これは独占禁止法に違反するのではないかと 考え、公正取引委員会に申立てを行った。しかし、同年12月に「違反の事実はな いので処置は取らない」旨の回答があった。

1997年10月「クルマ社会を問い直す会」主催のフォーラム「ひととクルマ」(於:北海道)に参加
報告する武田代表

1997年11月19日 [全国消費者大会で発表]
東京飯田橋で行われた全国消費者大会規制緩和分科会において、規制緩和の先 例としての国鉄分割民営化により消費者である鉄道利用者にどのような不利益が 生じているかを報告し、併せてその改善策を提言した。

1997年11月29日 [本会会員がアーストレインを企画]
本会議の会員が主要メンバーとして参加したNGOによるCOP3(地球温暖化防止 京都会議)の企画として、東京の品川から在来線経由で京都に向かう団体列車 (アーストレイン)が運転された。
車内では、参加各団体から環境重視社会に 向けた取り組み(JR東日本担当者の話を含む)が紹介された。このアーストレイ ンについては、当日の朝日新聞全国版(夕刊)や京都新聞夕刊で双方とも写真入 り一面トップで報道された。
品川駅にて

ロンちゃんへのマスコミ・インタヴュー

車内で環境保全関係のレクチャー

1997年12月6日 [地球温暖化防止京都会議NGOフォーラムでシンポジウムを開催]
京都市で行われた地球温暖化防止京都会議(COP3)に伴い開催されたNGO主催の 気候フォーラム・イベントに参加し、「今、日本の鉄道の将来が危ない」と題す るシンポジウムをハートピア京都において開催した。
また、京都国際会議場においては、日英両文併記のパンフレットを作成してロビー活動を行った。
国際会議場前で武田代表

本会議場

プレスセンター


[1997年・月日不明]社民党渕上議員へ鉄道政策についての要請活動