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							 2001年10月20日(頃)

 新潟市役所新潟駅周辺計画課様

 新潟駅連立についてのHP拝見いたしました。
 Q&Aについてさらにお伺いいたしたく、ご回答を宜しくお願い致します。

                   全国鉄道利用者会議 代表    武田  泉

1. 鉄道高架化について 半地下化で騒音問題が発生したのは 何市のどの事業でしょ
  うか。半地下化で新たにかけるという橋の建設費はどの程度のものでしょうか。
   また、旧建設省の通達・通知で、半地下化を避けるように、という文書は存在
  するのでしょうか。

2. 「策定方針」を決めた関係機関とはどこのことでしょうか。
   また、この方針策定に一般市民の意見はどのように反映されたのでしょうか。

3. 連立事業の一般市民への意見募集で、一般的に「都市側」に関わる事項には
  意見が反映されるのに対し、「鉄道側」に関する駅スペースのレイアウト改札の
  位置設備、ホームの配置等について、一般市民から意見を募集するケースはあ
  るのでしょうか。

4. 今後想定されるかもしれない、新交通機関への対応、準備工事が連立工事で
  実施されるのでしょうか。

 以上の点についてお伺いいたしますので、宜しくご回答願います。

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						 2001年11月29日

全国鉄道利用者会議  武田 泉様へ

お世話になっております。
先般いただきましたご質問について、下記の通り回答いたします。
遅くなりまして大変申し訳ありませんでした。

 まず、1番の「半地下化による騒音問題」につきましては、東京都品川区の
東急池上線の旗の台〜戸越銀座駅間の半地下構造区間において、施工後
に堀割部近隣から騒音に対する苦情(半地下構造物内の反響音が原因と考
えられます)が多く発生したとのことです。
 「半地下化で新たに架ける橋」についてですが、半地下方式では幹線道路
だけでなく区画道路についても、鉄道を横断する何本もの道路をすべて橋梁
形式で整備する必要が生じるのに対し、高架方式では必要がないという比較
上の表現です。
 また、半地下化を避けるようにというような旧建設省からの通達等はありま
せん。

 2番の「策定方針を決定した機関」は、駅周辺整備の計画づくりを進めてい
る新潟県・新潟市です。公表するに当たっては鉄道事業者とも調整を行ってお
ります。
 また、「市民意見の反映」につきましては、平成10年6月に基本構想を発表
し、様々な市民意見を伺って参りました。
 それらを集約・分析した上で、まりづくりや経済性の観点をふまえ、都市計画
案を作成するに当たり、基本となる新潟駅周辺整備計画の策定方針を平成12
年10月に決定しました。
 
 3番の「一般的に、鉄道側に関する改札・ホームのは位置等についての意見
募集を行うケースがあるか」につきましては、当方が知りうる限りでは、あまり
そのような事例を聞いたことはありません。

 4番の「新交通への対応、準備工事が連立工事で実施されるか」につきまし
ては、連立事業は、在来線の立体化が目的で、将来的な新交通システム導入
は別途の扱いとなります。

以上です。

よろしくお願いします。
                                      
新潟市都市整備局都市計画部  新潟駅周辺計画課    課長 田村敬


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武田 泉 様

 新潟県都市整備課街路係でございます。
 日ごろ、連続立体交差事業に対しまして格別のご理解をいただき
ありがとうございます。

 さる3月10日に来庁された際のご質問のうち、後日回答させていただく
こととしておりました件について、回答させていただきます。
  国土交通省への照会等で時間を要したため、ご回答が遅れましたことを
お詫び申し上げます。

  武田様のご質問内容は、
   1 連続立体交差事業の機能補償に関する考え方について、マニュアルや
指針のようなものはあるか
   2 連続立体交差事業に関して住民の合意形成を図るためのマニュアルはあるか
   3 新潟駅ホームの面線数を検討する際に切り欠き式ホーム等を検討しているか
  でありました。

   1、2  につきまして、国土交通省にも問い合わせましたが、連続立体交差事業の
機能補償に関するマニュアルや指針といったものや、住民の合意形成を図るマニュアル
等はありません。参考までに、道路計画に関して、国土交通省道路局で「市民参画型道
路計画プロセスのガイドライン」が制定され、各自治体に配布されているほか、ホーム
ページでも公開されています。
(http://www.mlit.go.jp/road/current/simin/020816/020816.html)

   3 につきましては、新潟駅連続立体交差事業においては、切り欠き式ホームに
ついて検討しておりません。新潟駅は越後線、白新線、信越線が乗り入れており、
ピーク時では6両編成で運行しております。このため、車両編成長が制限されるほか、
越後線・信越線・白新線のスルー運転に対応できない切り欠き式ホームは、検討対象外と
しております。

   以上、ご回答させていただきます。
   なお、ご不明な点等がございましたら、お問い合わせ下さるようお願いします。

  今後とも、連続立体交差事業につきましてご理解とご協力をよろしくお願い
いたします。

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  新潟県土木部都市局都市整備課街路係 主任 小山明生
       〒950-8570 新潟市新光町4番地−1
     (新潟県HP)
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www.riyosha.org