「函館開発建設部 広報官御中  道路維持課御中
岩見沢の武田と申します。昨夜、表記の箇所で事故によるバスの転落事故が発生しまし
た。
そこで道路管理者である貴部にお伺いいたします。
1石倉こ線橋の建設年はいつで、予算は単独立体交差事業予算であるのか、第何次道路
整備5か年計画で建設されたものか。金額はいくらか。
2こ線橋の欄干の設計強度はどのくらいの力に耐えうるのか、大型バスがはみ出してく
ると対応できないものか。
3その他の5号線とJRとのこ線橋も同時期に建設されたものなのか。今後改築の計画は
ないのか。改築予定がないのするは並行して高速道路が建設中だからなのか。
以上、ご回答をよろしくお願い申し上げます。」


武田 泉 殿
回答が遅くなりまして申し訳有りません。
ホームページに投稿いただきました3点について、回答します。

1 石倉こ線橋の建設年、金額等について。
(回答)
  石倉こ線橋の建設年は昭和43年です。
  予算については、北海道道路事業費、一般国道直轄改修費で、第4次道路整備5カ
年計画で実施しており、石倉こ線橋の工事費は、66,000千円です。

2 設計強度等について。
(回答)
  欄干の耐えうる限度は、車両重量、衝突速度、衝突角度によって変わります。今回
のようなケースについても、これらの要素が複雑に関係していますので、欄干の耐えう
る限度については、一概に言えないところです。
3 今後改築の計画等について。
(回答)
  国道5号の跨線橋の多くは、昭和40年代に建設されたものです。
  国道5号は、橋梁等の構造強化・斜面の防災・交通安全等の現道対策について、事
業を進めているところであり、改築の計画はありません。今後とも現国道の安全確保を
優先して、事業を推進してまいります。

平成14年12月5日
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  函館開発建設部 広報官 佐 近   守
    040-8501 函館市大川町1番27号
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武田 泉 殿

追伸
 先に回答しました中で、3の今後改築の計画等の回答につきまして、計画がありませ
んとの文章につきましては、現道の交通安全対策について順次事業を進めているところ
であり、不適切な表現でしたので削除をし、訂正しますのでご了承願います。回答が遅
くなり、また、適切さを欠きましてまして申し訳有りません。

1 石倉こ線橋の建設年、金額等について。
(回答)
  石倉こ線橋の建設年は昭和43年です。予算については、北海道道路事業費、一般
国道直轄改修費で、第4次道路整備5カ年計画で実施しており、石倉こ線橋の工事費は
、66,000千円です。
2 設計強度等について。
(回答)
  欄干の耐えうる限度は、車両重量、衝突速度、衝突角度によって変わります。今回
のようなケースについても、これらの要素が複雑に関係していますので、欄干の耐えう
る限度については、一概に言えないところです。
3 今後改築の計画等について。
(回答)
  国道5号の跨線橋の多くは、昭和40年代に建設されたものです。国道5号は、橋
梁等の構造強化・斜面の防災・交通安全等の現道対策について、順次事業を進めている
ところです。
  今後とも現国道の安全確保を優先して、事業を推進してまいりますのでご理解のほ
どよろしくお願いいたします。

平成14年12月5日


函館開発建設部 広報官 佐近様
石倉こ線橋について一度回答をいただきましたが 不明点がありますので再度質問をい
たします。宜しくご回答ください。

2 設計強度等について。
(回答)欄干の耐えうる限度は、車両重量、衝突速度、衝突角度によって変わります。
今回のようなケースについても、これらの要素が複雑に関係していますので、欄干の耐
えうる限度については、一概に言えないところです。
〜これについては下の朝日新聞にあるような「佐藤浩一教授(橋梁(きょうりょう)工
学)は「一般論だが、防護柵は、並行した道路を走る車が直角かそれに近い角度でぶつ
かることは想定していない。そんな角度でぶつかれば、どんなに頑丈にしても、くい止
めるのは難しいだろう」と指摘する。」という見方をしているのでしょうか。また今後
開発局として「バスがどんな角度で防護柵と衝突したのかが、突き破った原因を解明す
るカギになりそうだ。」という点について開土研他で解明されるおつもりはあるのでし
ょうか。

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http://mytown.asahi.com/hokkaido/news01.asp?kiji=3989
▲森町のバス事故 なぜ破られた防護柵 >> 
渡島支庁森町の国道5号の跨線(こせん)橋で23日夜、乗用車と衝突した観光バスは
、車両用防護柵(さく)を突き破って約8・5メートル下の線路に落ちた。車が路外に
飛び出るのを防ぐはずの防護柵がなぜ破られたのか。
バスが転落した現場。車両用防護柵が失われている=渡島支庁森町で
  函館開発建設部森道路維持事業所によると、現場の石倉跨線橋は全長約260メー
トル。バスが落下した現場は函館方面から約120メートルの地点で、橋のほぼ中間に
あたる。函館市から長万部町に向かっていたバスから見て、右カーブが始まるところで
もあった。
  森署の調べでは、乗用車と衝突したバスは、いったん道路左側の車両用防護柵にぶ
つかり、はずみで対向車線にはみ出したあと、右側の防護柵を突き破ったらしい。防護
柵は高さ40センチのコンクリート製土台の上に金属製欄干(高さ50センチ)を設置
したものだ。
  函館開発建設部によると、社団法人日本道路協会の定めた車両用防護柵の設置基準
は、大型トラックに相当する25トンの車が時速45キロで走行中、15度の角度で衝
突した衝撃に耐えられる強度を求めているという。
  北海道大大学院工学研究科の佐藤浩一教授(橋梁(きょうりょう)工学)は「一般
論だが、防護柵は、並行した道路を走る車が直角かそれに近い角度でぶつかることは想
定していない。そんな角度でぶつかれば、どんなに頑丈にしても、くい止めるのは難し
いだろう」と指摘する。バスがどんな角度で防護柵と衝突したのかが、突き破った原因
を解明するカギになりそうだ。
  この跨線橋が完成したのは68年12月。防護柵はその後、一度も更新されていな
いという。現場の防護柵が現行の基準に適合しているかどうか、函館開建は「調査中」
という。担当者は「調査を急ぎ、もし基準を下回っていれば、強度を高めることを検討
しなければならない」といっている。
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3 今後改築の計画等について。
(回答)国道5号の跨線橋の多くは、昭和40年代に建設されたものです。国道5号は
、橋梁等の構造強化・斜面の防災・交通安全等の現道対策につい
て、順次事業を進めているところです。
  今後とも現国道の安全確保を優先して、事業を推進してまいります
〜この点について「高速道路の延伸との兼ね合い」について回答がなかったので再度質
問いたします。またこの区間の整備状況が1次改築なのか2次なのかお尋ねいたします。


武田  泉 殿
 再質問についてお答えします。
 2 設計強度等について。
  (回答)
 バスの衝突速度、衝突角度によって、欄干に作用する力が変化します。衝突角度が急
角度の場合は、欄干に作用する力が分散せずに直撃することになり、欄干が破損される
ことが想定されます。
 バスが落下したことから、落下しない方策として高欄の補強について、現在検討中で
す。


 3 今後改築の計画等について。
  (回答)
 現在、北海道縦貫自動車道については日本道路公団により事業が進められて
おり、国縫ICまで供用されているところです。将来的に整備が進み供用された場合に
は、国道5号の交通も一部転換し、自動車専用道路と幹線道路で幹線機能を適正に分担
できるものと考えております。また、災害時の代替性の向上も期待できます。
 北海道縦貫自動車道の整備が進められていることもあり、交通容量を拡大させる国道
5号のバイパスや拡幅等の計画は当面ありませんが、安全、安心な交通の確保を目的と
した現道の維持修繕、防災対策、交通安全対策は今後とも推進していきます。
 1次改築、2次改築というのは、事業の種類の事ですが、石倉こ線橋架設時は1次改
築として整備されています。
 現在の事業は、1次改築や2次改築とは別に、道路維持修繕及び交通安全施設等整備
事業として実施しているものです。
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  函館開発建設部 広報官 佐 近   守
    040-8501 函館市大川町1番27号


www.riyosha.org