PSP(PSPgo)について

PSP、PSPgoを購入した理由

 2007年ごろ、塗装中のミストの舞っている部屋で画像を参照したかったので、ハードディスクやファンのない携帯端末が欲しくなり、値段の手ごろなPSPの購入を考えました。
 軽い薄型PSPが発売されるまで待ち、2007年9月にPSP2000を購入。
 スピーカー内蔵なので、スタンドに置いたりして気軽にBGMやPodcastを聞くことができ、便利に使っていました。

 2009年11月、持ち運びしやすそうだったなどの理由で、PSPgoも購入し、こちらを使うようになりました。ゲーム中断中に他の機能が使えるので、とても気軽に中断できます。20秒弱で中断、10秒程度で復帰できるので、特に起動時間の長いゲームには有効な機能です。

 発売から2年を待たず、PSPgoの生産終了がアナウンスされましたが、その使い勝手の良さが広まることなく製造終了となってしまったのは残念です。生産終了がアナウンスされる少し前にPSPgo用カスタムファームウェアでPSPソフトが起動できるようになったようなので、それも生産終了を決断させた理由のひとつなのかもしれません。
ゲームメーカー、小売などとの関係からか、新作ゲームがPSストアでダウンロード販売されなかったりダウンロード発売時期を遅らせられることも少なくなく、SONYの他事業部の携帯やBDレコーダー、ウォークマンとの棲み分けからか、実装できそうな機能がつかなかったり、実用的なアプリが販売されなかったりと、不遇な面も多々あったと思います。

 とはいえ、PSPのダウンロード版ゲームができ、画像、動画、ワンセグ録画、MP3(ポッドキャスト)、PS3リモートプレイ再生機として必要十分な機能を備えているので、PSPgoをゲームもできる再生機として使うことも可能です。

PSPを有効利用するには

 PSPを有効活用するには、パソコンでのファイル管理とインターネット接続環境が必要です。
特にPSPgoの場合、インターネット接続環境なしにはゲームを購入することもできません。

 PSP本体のワイヤレス通信機能でインターネットにつなぎたい場合、ネット接続機器とネット接続契約、ネット接続機器にIEEE 802.11bに準拠した無線LAN通信機能がついていない場合は、IEEE 802.11bに準拠した無線LANルーターなどが必要です。

 PSPのワイヤレス通信機能を使わなくても、インターネットに接続しているパソコンにMedia Goをインストールし、PSPをケーブルで接続すれば、Media goからPS-Storeでソフトを購入、ダウンロードすることができます。
現在、SONYによる「Media Go」ダウンロードサービスは終了しています。
「Media Go」からストアにアクセスすることもできません。


 PSPのシステムソフトウェアアップデートは、パソコン経由からも可能ですが、本体からワイヤレス通信機能でアップデートした方が楽です。 システムソフトウェアアップデートでは、不具合の修正の他にPSPの機能が改善されたり追加される場合があります。
過去には、フォルダの使い勝手の改善、ワンセグ録画機能の追加などがありました。

 そのままではPSPで扱いにくかったり、扱えないファイルは、パソコンで変換、加工して扱いやすいようにし、PSPで持ち出したいファイルをPSPのメモリースティックに転送して利用しています。 PSPのメモリースティックの容量は限られているので、使わないファイルはパソコンやPS3のハードディスクに退避させ、必要なときにPSPに転送しています。
 ファイルを変換する必要があるので、今後は、よほどのことがない限りPSPに動画を転送することはないと思います。

PlayStation Storeで購入するには

 PlayStation Store(以下PS-Store)からソフトなどを購入するには、PS-Storeのウォレットへの入金が必要です。
ウォレットへ入金する方法は、以下の3つの方法があります。

 ・ クレジットカードからの入金 【未経験】
 ・ プレイステーションカード/チケットでの入金 【自分では、この方法で入金】
 ・ PS3からEdyで入金 【未経験】

 プレイステーションカードはゲームの販売店などで、プレイステーションチケットはコンビニエンスストアの端末などから購入することができます。 PS-Storeへログイン後、プレイステーションカード/チケットに記載されている英数字を入力することでウォレットへ入金できます。 ソフトなどを購入すると、ウォレットからその金額が差し引かれます。

 2020年3月現在、PSPgo単体では購入済みのゲームしかストアからダウンロードできません。
購入する方法がなくなった訳ではなく、PCやPS3のストアから購入し、転送すればゲームができます。PSPgoではDL速度が遅いので、他の手段でダウンロードして転送した方が楽です。



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PSP(PSPgo)の いろいろな機能の利用

フォルダなどを操作する場合、誤って消したくないファイルを消してしまったり、
ファイルが行方不明になってしまったりする可能性がありますので、
参考にされる場合は、自己責任でお願いします。

基本的に、私の所持しているPSP-2000 と PSPgo(PSP-N1000)の個体についての記述で、
その他の個体で同様の動作をするかは、分かりません。
あくまで私の使い方ですので、使い勝手の良し悪しは私の主観に基づいています。

PSP-2000では、ほとんどの機能を使用するのに メモリースティックDuoが必要です。
メモリースティックDuoの容量は、大きいほど いろいろなものが同時に保存できます。
頻繁にデータを入れ替える場合、高速転送できる物の方がストレスが少ないです。

■[フォト-メモリースティック][フォト-本体メモリー(PSPgo)]の利用
(PICTURE フォルダに転送すると利用可能)
・ デジカメで撮影した画像の保存して、閲覧できます。
サイズの大きな画像だと表示するのに時間がかかるので、PSPの扱いやすい大きさに一括リサイズして転送すると見やすくなります。
・ ネットなどで見つけた画像などをPSPに保存して、閲覧できます。
・ パソコンのブラウザのアドオンなどでホームページを部分的に画像化して保存して、閲覧できます。
・ パソコンでテキストを画像化するソフトを用い、読みたいテキストを画像にして保存して、閲覧できます。
・ PSP用カメラ(PSP-300)で撮影した画像を閲覧できます。
・ 大きいサイズの画像では、表示、拡大・縮小に時間がかかります。あまりに大きい画像は、対応している形式の画像でも表示されません。
・ 90度ごとの画像回転、拡大縮小、スライドショーができます。
・ 保存された画像をPSPの壁紙にできます。
(ネットで検索するとPSPの壁紙用の画像が見つかります。文字が見やすい画像だと使いやすいです。)
■[フォト‐カメラ]の利用
(カメラを使用するには、PSP用カメラ(PSP-300)が必要)
・ 「ちょっとショット」に付属するPSP用カメラ(PSP-300)を接続すると、静止画や動画撮影が可能になります。PSP-300にはマイクも内蔵されています。マクロレンズにも切り替えられるので、近くの物をはっきり写すこともできます。
・ ちょっとショット付属UMDを起動させなくても撮影できます。
付属UMDを使用することはなく、パッケージを一度も開けずに手放しました。
・ PSPgoでカメラ(PSP-300)を使用する際は、コンバーターケーブルアダプター(PSP-N440)が必要です。
・ カメラをモニター側に向けられるので、モニターを見ながら自分を撮影できます。
・ PSPに角度を変えられるスタンドを付けてテーブルなどの平らな所に置くと、安定して撮影できます。 あまりビデオカメラのように見えないので、さりげなく動画を撮影できる場合もありました。(カメラを向けるとカメラ目線になる子供や、普段の様子を撮影する場合など)
・ 専用機と比べ、設定できることが限られていて、フラッシュもなく、画質もいいとは言えないので、あくまでおまけと割り切った方がいいです。
 5年前に購入した手持ちのデジカメと比べても性能差が大きかったので、2010年8月にPSP-300を手放しました。
■[ミュージック-メモリースティック][ミュージック-本体メモリー(PSPgo)]の利用
(MUSIC フォルダに転送するか、Sonicstageから転送すると利用可能)
・ 音楽転送ソフトSonicstageで管理している曲(moraで購入した曲や、Atrac関連ファイルなど)をSonicstageを使って転送し、再生できます。 私の場合、CDを取り込むときは、MP3 128kbpsで保存しています。
 Sonicstageからmoraで購入する場合、CDへ書きこみできる曲しか購入せず、もしものためにCDに一度書き込み、音質は劣化しますが、そのCDから取り込みなおしてMP3でも保存しています。
(PSPgoで、Sonicstageを使って転送、Atrac関連ファイルを再生するためにはメモリースティックマイクロが必要です)
2020年現在、SONYでダウンロード可能な楽曲管理ソフトですらAtrac関連ファイルを扱えなくなったので、いまでは特に問題ないかもしれません。
・ MP3ファイルなどをフォルダから直接 「MUSIC」フォルダにドラッグ&ドロップして保存し、再生できます。
・ i-tunesで取得したPodcastを、最近追加した項目から聞きたいPodcastを選択し、「MUSIC」フォルダにドラッグ&ドロップして保存し、再生できます。聞き終わったPodcastはPSP上で消すことができます。対応している形式が多いので、ほとんどのファイルを変換せずに利用できて便利です。。
 転送しやすい、対応している形式が多い、特定のファイルを見つけやすい、ファイル中の頭出しがしやすい、聞いたものを消去できるという特性から、PodcastはPSPで聞いていました。
 2013年10月現在、Podcastを自宅で聞く場合、特定フォルダに置いたファイルをネットワーク上からiPad、iPod touchで聞き、消去もできます。
・ ICレコーダーで録音したファイルをMP3に変換、加工して「MUSIC」フォルダにドラッグ&ドロップして保存し、再生できます。
・ オフタイマーが設定できるので、寝る前に聞きたいときなどに便利です。
・ 再生中にPS(HOME)ボタンを押すと、再生したまま戻ることができるようになるので、再生された状態でフォトを選択すると、音楽等を聞きながら画像を見ることがでます。音を止めたい場合は、戻れなくなるまで戻った状態でPS(HOME)ボタンを押すと操作できるようになります。 音楽を流しながらのスライドショーも可能です。
■[ミュージック‐SenceMe channels ](音楽再生ソフト)の利用
・ PSPの音声ファイルをジャンルごとに分けて再生するソフトです。
・ 「新着」や「シャッフル」などの区分には、曲だけでなく、Podcast等も入ってしまうため、曲以外の音声ファイルを使っている人には使いにくいかもしれません。 音声ファイルはフォルダごとに再生することが多いので、このソフトを使用しなくなりました。誤って起動すると時間の無駄なので、ソフト自体削除しました。
■[ビデオ-メモリースティック][ビデオ-本体メモリー(PSPgo)]の利用
(VIDEO フォルダに転送すると利用可能)
・ PSP装着用カメラ(PSP-300)で撮影した動画が視聴できます。
・ PSP用ワンセグチューナー(PSP-S310)で録画した番組が視聴できます。
副音声がある番組、字幕のある番組を録画した場合、主音声、副音声、字幕も一緒に録画されます。主音声、副音声はステレオの左右に振り分けられているので、左右片方のみのモノラル音声にすることで、主音声のみ、副音声のみで聞くことができます。
・ シーンサーチで、一分ごとのサムネイルが作成され、ファイル中の頭出しがしやすくなっています。
(PSP用カメラ(PSP-300)で撮影した動画では、できません。)
・ 音を出しながら 0.5〜2.0 倍速で再生できるので、内容の薄い番組を視聴する場合や、おおまかな内容をつかみたい場合に便利です。
・ Youtube等の映像をパソコンを使ってPSPで見られる形式に変換し、PSPの「VIDEO」フォルダに転送して、視聴できます。
Youtubeからはブラウザのアドオンやフリーソフトを用いて取り込み、変換、転送にはフリーソフトを使用しています。
・ DVDの映像をPSPで見られる形式に変換し、PSPの「VIDEO」フォルダに保存して視聴できます。(著作権等の取り扱いに注意が必要です。)
DVDからの取り込み、変換、転送にはフリーソフトを使用しています。
・ PS-Store でレンタル、購入すると、ダウンロードして視聴できます。 広告、予告編など、無料で視聴できるものもあります。
・ PSPで動画を見る場合、480×270 か QVGA(320×240) の画像サイズに変換して保存し、視聴しています。
(転送可能形式は、公式HP等でご確認ください。)
【未確認】・ SONY製おでかけ転送対応レコーダーで地上波デジタル放送等から録画した番組を転送して、視聴できます。
・ PS3+トルネ(PS3用地上波デジタルチューナー)で地上波デジタル放送から録画した番組を転送して、視聴できます。
高画質、低画質(ファイルサイズ小)を選択して転送でき、転送時のエンコード時間は録画時間の半分程度です。

 2013年10月ごろ、ネットワークにつないだパナソニックのHDレコーダーでテレビ録画し、iPad、ipod touch から「Twonky Beam」のアプリを使って視聴するようになりました。ソフトの挙動が不安定なのが不満ですが、レコーダー側を適切に設定すれば、とりあえずは見れました。

 2020年現在、動画投稿サイトや動画配信サービスを利用することが多くなったので、携帯端末でTV録画を視聴する機会は、ほぼなくなりました。
■[エクストラ‐ワンセグ]の利用
(ワンセグ放送の視聴には、PSP用ワンセグチューナー(PSP-S310)が必要)
・ PSP-2000に容量に余裕のあるメモリースティックを差し、PSP用ワンセグチューナー(PSP-S310)を装着し、付属のアンテナをのばすか、外部アンテナにつなげると、視聴可能地域で充分な受信感度が確保できれば、ワンセグ放送が見られるようになります。
・ PSPgoで使用する際、メモリースティックはいりませんが、ワンセグチューナーを接続するためにはコンバーターケーブルアダプター(PSP-N440)が必要です。
・ ワンセグ録画時、電波の受信を安定させるため、アダプターを介してテレビの室外アンテナ端子や室内アンテナにつなげています。
・ 地域設定では入らない局があるので、外部アンテナにつなげチャンネルスキャンでチャンネルリストを作成しました。
■[エクストラ‐コミックリーダー]の利用
サービス終了
・ PS-Store からコミックをダウンロードして購読することができます。
・ いまのところ試し読みしかしていませんが、コミックによってページの上の方から順に見れるものと、コマごとに見れたり視点が自動的に移動するものがあります。
・ PS-Storeからコミックを購入するには至っていませんが、試し読みから興味を持ってDVDを借りたりしています。 コミックレンタルの動機になるかもしれません。
■[ゲーム-UMD] の利用 (PSPgoは使用不可)
・ PSP1000〜3000では、UMDのゲームができます。
・ 本体のシステムソフトウェアで起動できない場合、ソフトに入っているシステムソフトウェアをインストールすると起動できるようになります。
・ UMDのゲームのセーブデータを保存するためには、メモリースティックDuoが必要です。
・ PSPgoにはUMDドライブがないので、UMDのゲームができません。
ダウンロード販売されなかったり、時期を遅らせてダウンロード販売する場合もあるので、最新ゲームをPSPgoでやりたいと思っている方にとっては致命的な欠点です。
■[ゲーム-メモリースティック][ゲーム-本体メモリー(PSPgo)] の利用
・ メモリースティックや本体メモリーに記録している ダウンロード体験版や、ダウンロード購入したゲームをすることができます。メモリースティックや本体メモリの容量分だけ、何本でもソフトを持ち歩けます。
・ ゲームは、PS-Store でダウンロード購入できます。 PS-Store では、無料体験版などもダウンロードできます。
PS-Store へは、PSP本体でのワイヤレス通信か、ネットにつないだパソコン(Media Go使用)やPS3からアクセスできます。 
・ ダウンロード購入したゲームは、同じアカウントに登録した2台まで(以前は5台まで)の PSP (PSPgo、PSvita) にインストールして同時に使用できる場合が多いです。(例外もあります)
・ ダウンロード購入したゲームは再ダウンロード可能ですが、PS3や、パソコン(Media Goを使用)に保存して管理できます。
・ PS1や、PCエンジンで発売されていたソフトが、PS-Store のゲームアーカイブスにラインナップされているので、昔やったことのあるゲームをPSPで遊ぶことができます。アーカイブスのソフトは、事前の予告なくラインナップが追加されるようです。
・ UMDで発売されているゲームでも、ダウンロード販売されているものは限られています。 PSPgo 発売後も、UMDのみでダウンロード販売されなかったり、ダウンロード販売の時期がUMD版よりも遅れる場合も少なくありませんでした。
■[ネットワーク] の利用
・ インターネットブラウザは画像の表示速度が遅く、メモリ不足になりがちなので、使いません。自宅での使用がほとんどなので、ネット閲覧はiPadやパソコンですることにしています。
・ その他にも、Skype、ロケフリ、インターネットラジオ、RSSチャンネル などさまざまな機能がありますが、利用していないので使い勝手は分かりません。
■[PlayStation Network]の利用
・ PSPのワイヤレス通信で PlayStation Store にアクセス、購入することが可能です。
 2020年現在、購入済みのゲームのみダウンロード可能。
・ PlayStation StoreのサイトがPSPに最適化されていたので、パソコンから Media Go でアクセスするよりも、使いやすい気がしました。
 現在は、どちらの方法でも購入できなくなりました。
・ PSPのワイヤレス通信規格が IEEE 802.11b のため、高速回線で接続している場合、PSPから直接ダウンロードすると通信速度が生かせません。
・ PSPのワイヤレス通信速度を上回る高速回線を使っている場合、適切に接続したパソコンにPSPをつなげ、Media Goでダウンロードすると回線速度が生かせます。
■[設定‐テーマ設定] カスタムテーマの利用
(「PSP」−「THEME」フォルダに転送すると利用可能)
・ PSPのクロスメディアバーのアイコンと背景をカスタムテーマに変更することができます。
・ テーマを変更するにはPSPのワイヤレス通信機能でカスタムテーマをダウンロードするか、指定のフォルダ(「PSP」−「THEME」フォルダ)に保存し、「設定」「テーマ設定」「テーマ」から選択すると、任意のテーマに変更できます。
・ カスタムテーマのアイコンのまま、背景だけ変えることもできます。
■ゲーム等のセーブデータの管理
・ Media Go でパソコンで管理できますが、現在のデータをバックアップしたり、他のPSPに移すくらいしかできないようです。
・ メモリースティックや内蔵メモリーの「PSP」‐「SAVEDATA」フォルダ内にセーブデータが格納されているので、保存したい時期ごとに「SAVEDATA」内のデータをパソコン等にコピーしてバックアップしておけば、特定の時期の状態のセーブデータに戻せます。
・ ソフトによっては、セーブデータをバックアップできないものもあるようです。 【未経験】


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