1/144 RG ガンダム

 


 RGガンダムはバンダイの1/144スケールのガンプラの新グレードRG(リアルグレード)の第一作目です。
対象年齢を8才から15才に引き上げたことで、強度や組みやすさよりも、見栄え、ギミックを重視した作りになっています。
 ゲートを丁寧に切り離して組み立てると、それだけで存在感のある完成品になります。 正直、目の部分のシールを貼るだけでも充分な出来です。
 組み立て済みフレームのため、構造をよく把握せずに動かしたり、説明書を見ずに気を抜いて分解しようとすると壊れやすいと思います。 HGシリーズと違い繊細なパーツもあるので、できるだけ折らないように慎重に取り扱った方がいいです。


 今回は、素直に成型色と付属のシールを生かして製作しました。
とはいっても、パーティングラインをペーパーがけして消しているので、それなりに手間はかけています。
ペーパーがけ後 、部分塗装、ガンダムマーカーでスミ入れ、シールを貼ってクリアーを吹き、フラットクリアーを吹いて完成させました。アムロとコアファイターも製作しました。

 あまり器用でないからか、繊細なパーツが多いため、完成させるまでに以下の3箇所のパーツを破損させてしまいました。

・ 頭部アンテナを曲げてしまいましたが、幸い曲げ直すとだいたい直りました。

・ スミ入れのために外装を外す際、膝のフレームが破損してしまい、関節が動かなくなったので、破損した部分を削って真鍮線でつなぎました。膝を動かした際の装甲の位置関係は変わりますが、後から見ると真鍮線でつないであるのが見えるものの、それほど違和感はないと思います。

・ RGガンダム付属のアムロの塗装中に誤って足を折ってしまい、接着修理したものの着面積が狭いので何度となく折る→修理を繰り返しました。そのため若干足が短くなり、少し傾き気味です。

 RGガンダムのシールは、余白部分で位置決めするシールが多いので、へたに余白を取り除くと貼りにくくなります。製作者以外が動かすような場合、小さいシールだとはがれる可能性が高くなるので、ある程度面積の広いシールの方が安心感があります。ガンダムは平面が多いので、シールを密着させやすくていいです。


   部分塗装でRGガンダムを完成させましたが、形状は非の打ち所がありません。完成させて、改めて凄さを思い知らされました。欲を言えば、部品強度と関節の保持力をなんとかしてもらいたいですが、そこさえ改善されれば文句のつけようがありません。
 丁寧にパーツ処理し、ほぼ追加加工した箇所もなく、シールは重複するものとカッパーの色のシールの一部以外すべて使用しました。それだけで、この出来になるとは驚異的です。    スタンドは、アクションベース2よりも魂STAGEを使った方がいいです。

 製作に手間をかけているにもかかわらず膝関節を破損させてしまっており、オークションに出品する時期も逸していたので、ディスプレイ用の魂STAGE1組と一緒に東日本大震災の翌日にあげてしまいました。


 







ベアッガイ と RGガンダム を並べてみました


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