家の簡単な配線や、照明などを取り付けられるように、第二種電気工事士の資格を受験しています。筆記試験は通過し、実技練習中です。(2010年7月 現在) 第二種電気工事士の実技試験では、電気工具以外は電動工具以外のどんな工具を持っていってもいいことになっているようなので、第二種電気工事士の試験用に特化した「ホーザン VA線ストリッパー Pー956」という工具を購入しました。これひとつで試験課題の多くの作業をこなせる優れものです。 そのままでも充分に役立ってくれますが、さらに目印を増やせばもっと使いやすくなると思い、加工することにしました。 まず、13cmと15cmの目盛りが欲しかったので、ZEBRA マッキー極細で印をつけましたが、手で持つ部分なのですぐに薄くなってしまいました。それで、目盛りの部分に電工ナイフでスジを掘り、溝の部分にインクが残るようにマッキーで書きました。目盛りの数字は、若干消えずらい握りの内側に書きました。 これだけでも、長めの配線の長さが測れるようになって便利ですが、どうせならということで、更に手を加えることにしました。 黒い部分には、黒のマッキーで書いても目立たないので、白いマジックを買ってこようとも思いましたが、部屋には模型用の塗料が大量にあるのを思い出し、とりあえず、それを使って書き込むことにしました。 こすれあう部分には油がさしてあるので、そのままでは塗料ののりが悪いと感じ、タミヤエナメル塗料溶剤をティッシュにつけて少しづつ拭いて脱脂してみました。 書き込む部分にのみ、様子をみながら脱脂するのは問題ないようです。 脱脂した部分は、Mr.カラーで問題なく書き込めるので、隠蔽力の比較的高い GX1 クールホワイトと、34 スカイブルーで、筆を使って書き込むことにしました。 まず、ゲージがついていない面に、使用頻度の高い2、3、4、10のゲージを書き込み、1.6mm線をむく穴の位置が分かりにくかったので、目印をつけて分かりやすくし、感覚的に分かりずらかったVVF2.0-2Cのケーブルの被覆をはぐ部分に、スカイブルーで2.0の文字を書き込みました。 機器のゲージで11mmのものがあったので、11mmの目盛りも作り、ケーブル露出部分用のゲージのない面にもゲージをつくり、線を重ねたときに長さが分かりやすいように線を引きました。 ほぼ表と裏が同じ構造のため、保持する方向を同じにするため、上になる面に白いマークをつけ、上になる方の柄にも上と書き込みました。 以上の加工により、ここにゲージがあればいいのにというような不満はなくなりました。 ただ、作業することによってこすれて塗料が落ちてしまう場合があるので、その都度書き直す必要があります。 画像の状態は、印をつけて2〜3回 候補問題をこなした後の状態です。 受験に際して、JIS適合品のリングスリーブ圧着工具が必須で、それ以外は手持ちの工具で間に合わせられる場合も多いですが、作業を手早く行うには、ホーザン P-956を加工した工具が役立つと思います。 実技試験では、13の候補問題から1題出題されますが、時間のかかる問題とあまりかからない問題があるので、楽な問題が出ることを祈ります。 今年はろくな物をアップしておらず、オークションへもほとんど出品していませんが、試験が終わったら何か作りたいです。 (2010.7.16) 実技試験本番では、まわりで素早く作業しているのが気になりましたが、時計の持ち込みができ、実技試験の練習をして どのくらいまで時間がかけられるか把握していたので、比較的ゆっくり作業しても ホーザンP-956改 のおかげであまりあせらずに確実に作業することができました。 しばらく経っているので記憶があいまいですが、出題された器具の目盛りに10mmの物があった気がするので、10mmの目盛りも書き足しておくと更に楽だったと思います。 出題された問題は、候補問題の中では比較的楽な問題でした。 幸い、大きな失敗はなかったようで、実技試験に合格。免状申請して、交付を受けました。 これで、簡単な電気工事ができます。 (2010.10.13) |
塗装レシピ (基本的にMrカラー) 白 :GX1 クールホワイト 水色 :34 スカイブルー |