1/144 ブレイヴ指揮官用試験機(黒)






 これまで劇場版ガンダムダブルオーのプラモデルを購入しませんでしたが、劇中での活躍に惹かれて 「1/144 ブレイヴ指揮官用試験機」 を購入しました。
 グラハム・エーカー率いるソルブレイヴ隊の活躍はめざましく、相応の見せ場が与えられています。

 キットは、ポリキャップを使用せず、関節部分にABSを使用しているため、関節がコンパクトでプロポーションも良好です。
MS、MA形態ともにきちんと再現されており、スタンドも付属します。

 唯一、修正して欲しい点は、私の購入したものではビームサーベルの刃がゆがんでいたので、金型の調整でなんとかできるのであれば、今後は修正してもらいたいです。
他のサイトでもゆがんでいるサーベルが写っている画像を見ましたが、透明パーツでないビームサーベルに興味のある人は少ないようで、レビューでそのことに触れている記述は見なかった気がします。
もっとも、劇場版では金属生命体群との戦いばかりで、ビームサーベルを使った印象はあまりなく、ビームサーベルがなくても気にならないといえば気になりませんが、グラハムには接近戦を好むイメージがあるので、きちんとしたものがあるにこしたことはありません。
(店舗で指揮官機と一般機の完成見本のビームサーベルを確認したところ、目立ったゆがみはみられなかったので、ハズレを購入したようです。 (2010.12.1))


 製作については、特筆すべきことはなく、頭部アンテナの余剰部分を切り取って整形したくらいです。

 気楽に作ったので、ビームサーベルの曲がり修正はせず、ビーム刃をグラデーション塗装するだけにとどめました。(画像はアップしておらず、トップコート後は持たせてもいません)
ビームサーベルを持たせる際は、拳を分解して挟み込んで固定するようになっているので、フラッグのようにビームサーベルがずれ落ちてしまうことはありません。ただ、ビームサーベルは左手でしか持たないと勘違いして右拳を接着してしまい、ビームサーベルを左手にしか持たせられなくなりました。
接着後、説明書の写真を見ると、右手にサーベルを持ったものがあり、後悔しています。

 使用する付属スタンドの接続部は、真鍮線で補強しました。
HG ヴァーチェを飾った時に接続部を折って以来、スタンド接続部の補強をするようになりました。


 今回は、説明書や完成見本の写真をよく見ず、接合面を消さなくてもいい部分を接着し合わせ目消しをしてみたり、センサーの位置を勘違いして塗装したりと、いつもならしないヘマをいろいろとやらかしています。
 劇場版ダブルオーを2回見に行ったとはいえ、戦闘シーンを繰り返し見たり、停止して細部の塗り分けなどを確認できる訳ではないので、機体のイメージをつかみきれていないからかもしれません。
 あまり変形させていないためか、いまだに胸部の変形ギミックをきちんと理解しておらず、説明書を見ながらでも変形に手間取ります。そのため、変形させる際に余計な力がかかり、接触させなくてもいい部分もこすってはがれてしまい、成型色と異なる色で塗った部分がはがれると目立ちました。

 頻繁に変形させるのを前提とするのであれば、成型色を生かし、部分塗装でとどめておくのをおすすめします。成型色と似た色で塗装するのであれば、はがれてもそれほど目立たないと思います。


 ガンダムダブルオーシリーズの変形MSを完成させたのは、これで3体目で、グラハム・エーカーの乗った機体の完成品としても3体目です。

 1/144 ダブルオーシリーズは

 ・ 刹那の乗機 4機 (FGエクシアトランザム、HGダブルオー、HGトランザムライザー(部分塗装)、HGエクシアR2)
 ・ ロックオンの乗機 1機 (FGデュナメス(部分塗装))
 ・ アレルヤの乗機 1機 (HGキュリオス)
 ・ ティエリアの乗機 1機 (HGナドレトランザム)
 ・ グラハムの乗機 3機 (HGユニオンフラッグカスタム、HGスサノオ、HGブレイヴ指揮官型)
 ・ コーラサワー、セルゲイ等の乗機 2機 (HGジンクス、HGジンクス3(連邦))
 ・ リボンズの乗機 1機 (HGオーガンダム灰)

 の計13機 (うち部分塗装2機) 完成させました。

 ほとんどは設定に準じて塗装していますが、ブレイヴのみ設定と異なる色で塗装しました。
ダブルオー劇場版のプラモはブレイヴしか購入していないので設定色以外で塗装することの敷居が低くかったのと、グラハムの機体は黒いというイメージが強かったからです。アクセントカラーは、フラッグやマスラオ、スサノオのような白か赤を考えていましたが、元の配色を尊重して青としました。
 劇場版でのグラハムは、ガンダムにとらわれたり、鬱屈した印象はなく、のびのびと戦っていたので、設定ではあえて青の面積の多いカラーリングとなったのだと思います。
 ブレイヴの機体は、オーバーフラッグとスサノオの意匠を多く残しているため、黒く塗ると同系列の機体であることが強調され、頭部はユニオンフラッグカスタム2(GNフラッグ)の印象が強まります。

 黒く塗ったことで、フラッグ、スサノオの直系の機体であることが実感でき、 並べたい気持ちに駆られますが、もう一度組むのは面倒なので、やめておきます。(2010.11.26)







塗装レシピ (基本的にMrカラー)


 本体黒 :71 ミッドナイトブルー

  :CG37 ブルー8(ガンダムカラー ゼータプラス用)

  :CG39 ホワイト5(ガンダムカラー)

 顔基部 :SM01 スーパーファインシルバー

 胸部バルカン :SM01 スーパーファインシルバー → 49 クリアーオレンジ

 センサー黄 :SM01 スーパーファインシルバー → 48 クリアーイエロー

 モノアイ :SM01 スーパーファインシルバー → 47 クリアーレッド

 サーベル刃 :GX1 クールホワイト → CG03 イエロー1(ガンダムカラー)グラデーション
        → CG116 イエロー5(ガンダムカラー ガンダムキュリオス用)グラデーション

 ベース黒 :GX2 ウィノーブラック


スミ入れ終了後、ガイアカラーの EX.フラットクリアー を吹きました





 手元にあった ガンダムコンバージのGNフラッグと並べてみましたが、
1/144のGNフラッグを並べてみたくなりました。
 2010年11月現在、発売されていないのが残念です。

 私は所持していませんが、ロボット魂のGNフラッグやマスラオなどと
並べてみてもいいかもしれません。


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