花ごよみ 平成24年 7月 上旬

インド浜木綿(いんどはまゆう)

ヒガンバナ科ハマオモト属。
今年も早や後半戦。重い体を上げて???そろそろお盆の準備を始めようかなと考えている私です。
この花はなんといっても、寒さに強いのが魅力の植物ですね。
霜が降りて、花茎は枯れても、春を迎えると復活する頼もしい植物です。
白色のラッパ状の花を咲かせ、かすかな甘い香りがします。

花言葉は、迷信・独創・どこか遠くへ・あなたを信じてです。

Date: 2012/07/01(日)

サフラン擬き(さふらんもどき)

ヒガンバナ科ゼフィランサス属。
濃いピンク色の花で、耐寒性もあり、丈夫で野生化する植物です。
西インド諸島、メキシコ原産の花で、日本へは1845年に渡来した花です。
サフランに似ることから花名があります。
が、あんまり似てないように感じますが・・・。
そして「擬き」とは気の毒なほど、綺麗な花が咲きます。

花言葉は、純情な愛・潔白の愛・歓喜です。

Date: 2012/07/02(月)

猪独活(ししうど)

セリ科シシウド属。
湿気の多い肥沃地に生え、背丈もあり、葉も花も大きく、遠目でも良く目立つ植物です。
白色の小さな花が傘状に密集して咲き、線香花火のような形の花姿をしています。
餌の少ない冬に、猪がこの根を掘り返すことからの花名です。
若い茎を塩づけにして、油いためやテンプラとして食すことが出来ます。
花には蜜が多く、いろいろな虫が飛来してきます。

花言葉は、健康美です。

Date: 2012/07/03(火)

紫露草(むらさきつゆくさ)
ツユクサ科ムラサキツユクサ属。
北アメリカ原産の花で、くっきりした花弁を持った花です。
雨の日には開花せず、晴れの日でも午後には花を閉じてしまいます。
花色はピンク色、紫色、青紫色などがあります。
日当たりの良い場所を好み、集団でまとまると綺麗に見えます。蕾も多く付き、次々に花が開花していきます。
ただ大雨、大風が吹くと花茎が倒れてしまうのが残念です。

花言葉は、快活・尊厳・尊び・尊敬しています・ひとときの幸せ・知恵の泉・熱狂・淋しい思い出です。

Date: 2012/07/04(水)

箆大葉子(へらおおばこ)

オオバコ科オオバコ属。
ユニークな花姿ですね。
タンポポに似たロゼット状の株から花茎を多数伸ばし、頭頂部に筒状、円柱形に白色の花が、下の方から咲き上がってきます。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、江戸時代に渡来した花です。

花言葉は、惑わせないでです。

Date: 2012/07/05(木)

半夏生(はんげしょう)

ドクダミ科ハンゲショウ属。
花は小さい房状の集団花で、上部の葉がペンキを塗ったように白くなるのが特徴的な植物です。
地味な花よりも、葉の色の変化を楽しむ野草です。
夏至から数えて十一日目が半夏生(七十二候の一つ)で、この時期に葉が白くなります・・・不思議ですね。
花名は「半化粧」とも書かれます。
別名は「片白草(かたしろくさ)」とも呼ばれます。
花が咲き終わって夏の盛りの頃になると、白い葉の部分は色落ちして、普通の緑色になります・・・これも不思議な現象ですね。

花言葉は、内気・内に秘めた情熱です。

Date: 2012/07/06(金)

擬宝珠(ぎぼうし)

ユリ科ギボウシ属。
花茎が長く、雨風が強いと花茎が倒れてしまうのが難点の花です。
葉は幅広で大きく、花色は薄い青色で、ほとんど白色に近い色気です。
橋の欄干の上にある、玉ねぎをさかさまにしたような装飾物が「擬宝珠」と呼ばれ、花の蕾がこれに似ることからの花名です。

花言葉は、心の落ち着き・沈静・静かな人です。

Date: 2012/07/07(土)

煙の木(けむりのき)

ウルシ科ハグマノキ属。
房状の黄色の小花が咲き終わり、花柄が伸び、まさにケムリ状になります。
中国から南ヨーロッパにかけての原産で、耐寒性と耐暑性共に持ち合わせた植物です。
別名を「スモーク・ツリー」、「白熊の木(はぐまのき)」と呼ばれています。
白熊とは、動物のヤクの尻尾で作られた旗竿や矛先に付ける飾りのことです。

花言葉は、はかない青春・煙に巻く・賢明・にぎやかな家庭・後悔・憂いです。

Date: 2012/07/08(日)

薮萱草(やぶかんぞう)
ユリ科ワスレグサ属。
寺の参道に咲き誇る、オレンジ色の八重の花です。
この花が咲き出すと・・・夏ももう間近か???。
有史以前に中国渡来した花で、全国的に分布し、道沿いや土手の明るい草原に生えます。
一日花で翌朝には萎んでしまいますが、蕾をたくさん付け次々に開花していきます。

花言葉は、愛の忘却・憂いを忘れる・悲しみを忘れるです。

Date: 2012/07/09(月)

薩摩芋(さつまいも)

ヒルガオ科サツマイモ属。
おなじみの野菜の花です。
花姿はまさに朝顔に似た花が咲きます。
元来熱帯アメリカ原産で、十七世紀頃に中国経由で渡来し、和名の薩摩芋は薩摩(現在の鹿児島県)から全国に広がったことに由来します。
しかし鹿児島県では、この野菜を「琉球芋(りゅうきゅういも)」と呼ぶようです???。
沖縄から伝来したからかな???。
日本で薩摩芋の普及に功績のあった青木昆陽は「甘藷先生」と呼ばれました。
根の部分に出来る芋は、芋焼酎、焼き芋などに使われます。

花言葉は、乙女の純情です。

Date: 2012/07/10(火)

昼顔(ひるがお)

ヒルガオ科ヒルガオ属。
花名の通り、昼間に開花し、夕方には萎んでしまいます。
晩春から秋まで長い間咲き続けます。
花色はピンク色で、まれに白色もあるようです。
日当たりの良い草原や荒地、田畑の斜面等に生えます。
葉は矢じり形で、実は付けず、地下茎で繁殖します。
若い芽や花を茹でて、食すことが出来ます。

花言葉は、絆・優しい愛情・情事・友達のよしみです。

Date: 2012/07/11(水)

姫桧扇水仙(ひめひおうぎすいせん)

アヤメ科モントビレチア属。
南アフリカ原産の花で、半日陰から日当たり地まで咲く、強健な花です。
花壇によく使われ、花色はオレンジから赤色まであり、夏に茎の先端に花を穂状に咲かせます。
耐寒性もあり、集団で咲くと美しく、野生でも繁殖する花です。

花言葉は、芳香・楽しい思い出・陽気・謙譲の美です。

Date: 2012/07/12(木)

カンナ

カンナ科カンナ属。
梅雨の時季から、晩秋にかけ咲き続ける花です。
葉も花も大ぶりで、なかなか見応えのある花です。
花色も赤色、黄色、橙色、白色等があります。
コロンブスがアメリカ大陸を発見した時に、最初にヨーロッパに持ち帰ったといわれている植物の一つです。

花言葉は、妄想・快活・情熱・尊敬・堅実な生き方・永続・熱い思い・若い恋人同士のようにです。

Date: 2012/07/13(金)

波斯菊 (はるしゃぎく)
キク科ハルシャギク属。
花壇や道端で見かける花で、こぼれ種で徐々に増え、野生化しています。
繁殖率は非常に高い花です。
原産地は北アメリカですが、花名の「波斯」は、「ペルシャ」のことです・・・???。
花色は黄色にチョコレート色の蛇の目の花です。
花姿から別名を「蛇の目草(じゃのめそう)」「蛇の目菊(じゃのめぎく)」と呼ばれ、春車菊とも書かれます。

花言葉は、愛の始まり・上機嫌・常に快活・陽気・一目惚れです。

Date: 2012/07/14(土)

百合水仙(ゆりずいせん)
ヒガンバナ科ユリズイセン属。
(ユリ科で表記されている本もあります)。
南アメリカ地方に多く分布し、ブラジル、チリ、ペルー原産の花で、昭和時代初期に渡来した花です。
花色は多色あり、別名を「インカの百合」と呼ばれるエキゾチックな花です。
生け花やブーケに使われる華やかな花ですが、高温多湿に弱いのが難点のようです。

花言葉は、エキゾチック・未来への憧れ・機敏・持続・援助・幸福な日々です。

Date: 2012/07/15(日)