花ごよみ 平成24年 6月 下旬
常盤露草(ときわつゆくさ)

ツユクサ科ハカタカラクサ属。
暖地の山野や道沿いに生える植物で、南アメリカ原産の花です。
すっかり日本の風土に同化しています。
梅雨時に花を咲かせ、白色の三弁の整った形をした花です。
別名を「野博多唐草(のはかたからくさ)」と呼ぶようですが、あまりピンときませんね。

花言葉は、貴ぶ・尊敬していますです。

Date: 2012/06/16(土)

吸葛(すいかずら)

スイカズラ科スイカズラ属。
花の咲き始めは白色の花で、咲き進むと黄色味がかってきます。
中国では花色の変化から「金銀花」と呼ばれます。
花は一対になって咲き、秋には黒色の実が生ります。
葉や若芽を摘み、陰干しにして保存し薬用として利用され、これを煎じて冷やし、口内炎や歯槽膿漏に利用され、
また浴用としてあせもなどにも効用があります。

花言葉は、愛の絆・献身的な愛・友愛・献身の愛です。

Date: 2012/06/17(日)

定家葛(ていかかずら)

キョウチクトウ科テイカカズラ属。
夜に犬の散歩をしていると、風に乗り甘い香りが・・・。
この花が香りを運んできたんですね。
蔓性の植物で、茎の途中から気根を出し、木や岩壁に這い登ります。
花はねじれがあり純白で、終わりに近づくと黄色くなります。
昨日の「吸葛」と同じ花の経過ですね。
本来は「マサキノカズラ」と呼ばれますが、鎌倉時代初期の歌人「藤原定家(ふじわらのていか)」の墓から生えたこの植物が、墓を覆い隠すように繁ったことから、それ以降、「定家葛」と、呼ばれるようになったようです。

花言葉は、依存・栄誉・優雅・優美な女性・爽やかな笑顔です。

Date: 2012/06/18(月)

下野(しもつけ)
バラ科シモツケ属。
現在の栃木県、下野の国に多いことからの花名です。
庭木としても植えられ、五弁の小さな花がたくさん集まって咲きます。
花色は、赤色ですが、個体により濃淡があり、まれに白色もあります。

秋から冬にかけての紅葉も美しさがあります。

花言葉は、無駄・無益・整然とした愛・はかなさです。

Date: 2012/06/19(火)

蛍袋(ほたるぶくろ)

キキョウ科ホタルブクロ属。
蛍の飛び交う当地、境内にもこの花がたくさん咲いています。
花色は白色と、やや赤味がかった花色があります。
花弁の割れ方に愛らしさがあります。
花名の由来は、花に蛍を入れたから、という説と、昔「火垂(ほたる)」と呼ばれていた提灯(ちょうちん)に似ているからという説があります。
私的には・・・夢とロマンで、花に蛍を入れたからを推したいですね。
若葉、茎、花は山菜として食用になります。

花言葉は、正義・貞節・愛らしさ・忠実です。

Date: 2012/06/20(水)

赤熊百合(しゃぐまゆり)

ユリ科シャグマユリ属。
「トリトマ」の花名で呼ばれ、花色からとても情熱的なイメージがあります。
今年はオリンピックの年、日本選手の活躍を期待しています。
この花は、なんとなく聖火に似ていませんか???。
南アフリカやエチオピアの高地を原産地とし、初夏から夏にかけて花を下向きに咲かせます。

花言葉は、切実な思い・恋する胸の痛み・あなたは私を楽しませるです。

Date: 2012/06/21(木)

フェイジョア

フトモモ科フェイジョア属。
境内に咲くこの花、南国ムードたっぷりの花姿です。
昭和時代初期にアメリカから渡来した花で、花弁は四枚、外側は白色の綿毛で覆われ、内側は紫色です。
開花後に花弁は内側に丸まり、下方に反り返ります。
たくさんの赤色の雄蕊が、この花を一層引き立てています。
緑色の固い実がなり、生食、ジャムとして使われます。

花言葉は、情熱に燃える心・実りのある人生・甘美な思い出です。

Date: 2012/06/22(金)

酔仙翁(すいせんのう)

ナデシコ科センノウ属。
南ヨーロッパ原産の花で、枝分かれした先端に、一輪ずつ花を咲かせます。
花色は紅赤色が多く、白色のものもあります。
全体に白色の綿毛が密生するのが特徴で、「フランネル草」とも呼ばれます。

花言葉は、いつも愛して・ウィツト・機智・名誉・思慕・冠です。

Date: 2012/06/23(土)

馬鈴薯(ばれいしょ)
ナス科ナス属。
ご存知「ジャガ芋」の花です。
ペルーやボリビアなどの、南アメリカアンデス山脈高地原産の野菜です。
北海道のジャガ芋がおいしいのも、寒冷地だからでしょうか?。
十七世紀にオランダ人が、インドネシアのジャカルタから持ち込んだのが、日本のジャガイモ栽培の起源です。
花色は薄いピンク色、白色があり、夏に開花します。
根の部分に「おいも」が出来、「男爵(だんしゃく)」「メークイン」などの品種があります。
食用としての用途は広く、茹でたり煮たり炒めたりして食します。

花言葉は、慈善・慈愛・情け深い・恩恵です。

Date: 2012/06/24(日)

赤花夕化粧(あかばなゆうげしょう)

アカバナ科マツヨイグサ属。
本当にうまいネーミングの花ですね。
花は夕刻から開花し、午前中まで花を楽しみことが出来ます。
北アメリカ原産で、明治時代に渡来し、今では野生化している
植物です。
道端などの湿気の多い肥沃な土地を好みます。
ピンク色の綺麗な四弁の花が咲き、花にある赤色の筋が目立ちます。

花言葉は、臆病です。

Date: 2012/06/25(月)

紫陽花(あじさい)

ユキノシタ科アジサイ属。
梅雨の時季に似合う花は・・・???。
誰しもこの「紫陽花」と答えるのではないでしょうか?。
色がついている部分は「萼(がく)」で、花は中央の小さな点のような部分です。
しかしやはり萼(がく)が目立ちますね。
花色は紫色、ピンク色、青色、白色等があります。
花言葉は、「移り気」で、酸性土壌は青くなり、アルカリ性土壌の土地は赤色になるようです。

まさしく花色の移り気ですね。

Date: 2012/06/26(火)

柏葉紫陽花(かしわばあじさい)

ユキノシタ科アジサイ属。
近年目にすることが多くなった花です。
花名の通り、葉が柏に似ています。
紫陽花の一品種で、北アメリカ原産の花です。
花房が長く、円錐状に花が咲きます。
初春に挿し木で殖やし、花後選定します。
水分の多い日当たり地に植えるのが、最適です。

花言葉は、耐える愛・清楚・慈愛・清楚な美しさ・元気な女性です。

Date: 2012/06/27(水)

西瓜(すいか)

ウリ科スイカ属。
夏の代名詞にもなる、西瓜の花です。
中央アフリカ地方原産で、江戸時代初期に日本に渡来しました。
花色は黄色で、画像は雄花の花です。、雌花の花の下に小さな西瓜が付いていて、花が咲いて約八十日で、収穫することが出来ます。
現在では赤色の果肉と、黄色の果肉があり、種無しも作られています。
夏の暑い時季には、よく冷やし食べて下さい。

花言葉は、かさばったもの・どっしりしたものです。

Date: 2012/06/28(木)

柘榴(ざくろ)
ザクロ科ザクロ属。
初夏の青空に、赤色の花は良く目立ちます。
西南アジア原産で、日本へは十世紀〜十一世紀にかけて渡来した植物です。
不規則に裂ける面白い形の実が付き、生食出来ます。
種が多いことから、アジアでは昔から子孫繁栄、豊穣のシンボルとされています。
実を煎じた液でうがいをすると扁桃腺炎に効き、陰干しにした花や実を煎じて飲むと下痢止めに効能があります。
リビアの国花として指定されています。

花言葉は、おろかしさ・優美・自尊心・円熟した優美・子孫の守護です。

また木言葉?は、互いに思う、実言葉?は、結合です。

Date: 2012/06/29(金)

紫式部(むらさきしきぶ)
クマツヅラ科ムラサキシキブ属。
画像の粗いのはご容赦を。
日本全国の山野に分布する落葉低木です。
当地でも川裾の山に、たくさん自生しています。
可憐な淡紅色の花が、葉の脇に数個まとまって花房を作り、花びらは四枚で平開します。

花言葉は、愛され上手・上品・聡明です。

Date: 2012/06/30(土)