花ごよみ 平成24年 2月 下旬

アフリカ鳳仙花(あふりかほうせんか)

キク科ディモルフォセカ属。
花名の通り、南アフリカ原産の花で、はっきりした形の花姿です。
花色は白色、黄色、紫色、ピンク色とあり、くっきりした花色で、春から夏にかけて長い間咲き続ける花です。
花は曇りの日には開花せず、晴れた日でも九時頃に開き、夕刻五時頃には花を閉じます。
まさにサラリーマンのような花ですね。

Date: 2012/02/16(木)

ノースポール

キク科キク属。
花つきがよく、株全体をおおうほどに白く咲くところから、「北極」のイメージを連想され、「ノースポール(北極)」の花名になったようです。
花名から見ると、寒冷地の花と思いきや、アフリカ北部のアルジェリア付近が原産地で、日本には1960年代頃に渡来した、新しい花です。
寒い時季から開花し、花もちもよく、花壇や道路の路側帯などに植えられているのを、目にします。
花姿は、マーガレットを小形にした白色の花です。

花言葉は、清潔・誠実・愛情です。

Date: 2012/02/17(金)

マラコイデス・メローシャワー
サクラソウ科サクラソウ属。
マラコイデスの一品種で近年品種改良されたものです。
別名を「化粧桜(けしょうざくら)」と呼ばれ、小さな桜のような愛らしい花をたくさん咲かせます。
このメローシャワーは花だけでなく、葉にも特徴があり、メロンの香りが漂ってきます。
葉の表面ではなく、葉の裏側から香りが分泌しています。
不思議なお花ですね。

Date: 2012/02/18(土)

クロッカス

アヤメ科クロッカス属。
例年になく寒さ厳しい今年も、静かに間違いなく春が近づいてきています。
境内にもぼちぼちと春の訪れを知らせる花が・・・。
松葉のような細い葉をもつ、球茎の代表的な花で、真ん中には白色の筋が入ります。
花色は白色、黄色、青色、紫色などいろんな色の品種があります。

花言葉は、青春の喜び・切望・じれったい・若返り・信頼・あなたを待っていますです。

Date: 2012/02/19(日)

梅(うめ)

バラ科サクラ属。
千葉県には「梅一輪」という地酒があります。
境内の梅の木も、やっと梅一輪が開花しました。
この花が咲くと、嬉しさのインパクトは大きいですね。
香りがよく寒さに負けず咲く早春花で、奈良時代の遣隋使か遣唐使が中国から持ち帰ったものです。
花色は元来が白色ですが、品種改良され、赤色系や八重もあり変化に富んでいます。

花言葉は、高潔・上品・忍耐・忠実・独立・厳しい美しさ・あでやかさ・気品です。

Date: 2012/02/20(月)

竜舌蘭(りゅうぜつらん)

リュウゼツラン科(またはヒガンバナ科)アガベ属。
一度は花を見てみたい植物の一つです。
花の開花は六十年とも七十年に一度ともいわれています。
葉の形を竜の舌に見立てた名前で、地面近くの葉は固く、巨大な棘がたくさんあります。
葉のしぼり汁は醸造してテキーラが出来ます。
花は盛夏に咲くようで、五メートル以上の花柱が伸び、黄色の?花が咲くようです。

花言葉は、繊細です。

Date: 2012/02/21(水)

巾着草(きんちゃくそう)

ゴマノハグサ科カルセオラリア属。
花というよりも、キノコに見えてしまうのは、私だけでしょうか?。
なんとも面白い花の形ですね。
中南米地方原産で、大正時代に渡来した花で、袋状にぷっくりふくらんでいるのがユニークですね。
昔のお財布・・・巾着に似ていることからの花名です。
花色は白色、赤色、黄色、ピンク色等があります。

花言葉は、御身に私の財産を捧げます・援助です。

Date: 2012/02/22(水)

金盞花(きんせんか)
キク科カレンデュラ属。
春の南房総ではたくさん栽培されている、花の一つです。南ヨーロッパの地中海沿岸地方原産で、江戸時代の末期に中国から渡来した花です。
オレンジ色、黄色の花色があり、非常に重量感のある花姿です。
日の出とともに開き、夜には花を閉じます。
ハーブの一種で、ヨーロッパでは古くから食用や薬用に使われ、着色料や髪を染めるのにも使用されています。

花言葉は、悲嘆・別離の悲しみ・慈愛・乙女の美しい姿・失望・悲しみ・用心深い・静かな思いです。

Date: 2012/02/23(木)

カランコエ・ウェンディ
ベンケイソウ科カランコエ属。
単に「カランコエ」といえば、小さな花を上向きに咲かせるものをいいますが、一方でカランコエの仲間には提灯ような花を下向けにぶら下げる美しい種類もあります。
茎頂につく花は釣鐘形で、花弁の先が黄色の花を密に咲かせます。
この品種はオランダで育成された、マダカスカル原産のミニアタ種と別の野生種との交配によって作出されたようです。

カランコエの花言葉は、幸福を告げる・あなたを守る・おおらかな心・たくさんの小さな思い出です。

Date: 2012/02/24(金)

五斂子 (ごれんし)

カタバミ科ゴレンジ属。
いかにも熱帯地方の果実に見えますね。
熱帯アジア地方の原産で、果実には五つの稜があり、横断面が星形になるので、「スター・フルーツ」とも呼ばれます。
実は生食、ゼリー、薬用として利用されます。
黄色の果肉はジューシーでほんのり甘酸っぱく、サクサクとした食感があります。
日本でも宮崎県・鹿児島県・沖縄県で産出するようです。

Date: 2012/02/25(土)

カロライナ・ジャスミン

フジウツギ科ゲルセミウム属。
耐寒性は弱く、日当たりの良い場所を好む、常緑つる性低木です。
花名の通り、アメリカのカロライナ州原産で、まっ黄色のラッパ状、筒状の花が咲きます。
一重咲きと八重咲きの品種があり、芳香花ですが一重咲きの品種の方が芳香が強いようです。
ただ・・・「有毒植物」と記載されています。ご注意を。

花言葉は、長寿です。

Date: 2012/02/26(日)

花浜匙(はまはなさじ)

イソマツ科リモニウム属。
「スターチス」の名前で親しまれている花です。
地中海沿岸原産の海浜に咲く花です。
装飾花に飾られ、中央の白い部分が本来の花のようです?。
花はカサカサした感触があり、ドライフラワーにもなります。花色は、白色、黄色、ピンク色、紫色等があり、土質を選ばない重宝な花です。

花言葉は、知識・変わらぬ心・永遠に変わらない・いたずら心・驚きです。

Date: 2012/02/27(月)

菜の花(なのはな)

アブラナ科アブラナ属。
寒さ厳しい千葉県ですが、やっと黄色の菜の花が咲いてきました。
田園に春を告げる野菜の花で、花弁が四枚の十字花植物です。
おひたしや和え物として食され、また花後の細長い莢状の実には、たくさんの種が入っていて、脂肪分が多く搾り取り、菜種油が採れます。
養蜂業者の人たちは、九州の暖地から花期に従い次第に北上し、この花の蜜を集めて回るようです。
黄色の集団で咲く花は、温かみを感じますね。
わが千葉県では県花に指定されています。

花言葉は、快活さ・快活な愛・競争・小さな幸せです。

Date: 2012/02/28(火)

雛罌粟(ひなげし)
ケシ科ケシ属。
一般的に「ポピー」と呼ばれ、画像はやや花が大ぶりの「アイスランド・ポピー」と呼ばれる品種です。
ヨーロッパ原産で、江戸時代に渡来した花で、花びらが風に揺れる様に、可愛らしさがあります。
花弁は非常に薄く、しわがあり、蕾は最初は下向きで、表面には毛が生えて、咲くときには顔を上げ、二つに割れて花が開花します。
その風情がまたなんとも不思議ですね。

花言葉は、忍耐・慰め・七色の恋・心の平静・乙女らしさ・感謝・別れの悲しみ・休息です。

Date: 2012/02/29(水)