花ごよみ 平成23年 11月 下旬

エボルブルス

ヒルガオ科エボルブルス属。
「アメリカンブルー」とも呼ばれるブラジル原産の花です。
葉や茎に小さな毛があり、枝張りが良く花期の長いのが特徴です。
花色は鮮明なブルーで、挿し木や種蒔きで繁殖します。
白色の品種もあり「アメリカンホワイト」と呼ばれます。
過湿や極端な乾燥には弱いのでご注意を。

花言葉は、あふれる思い・清潔・清涼感・ふたりの絆です。

Date: 2011/11/16(水)

茸(きのこ)

「花ごよみ」にふさわしくありませんが、境内で面白い光景が撮れましたので、是非皆さんにも。
昨年梅の老木を切り、なんとこの秋に茸がびっしり。
あまりの面白さにパチリ。
茸の種類は世界中に一万とも二万種類ともいわれ、日本では四千から五千種類ともいわれますが、どちらも正確な数字を把握しきれないようです。
調べてみると画像の茸は、サルノコシカケ科・オツネンタケモドキ属の「アシグロタケ」ではないかと思いますが???。
ご存知のように茸には毒茸も有り、まぁ「シイタケ」「エノキダケ」「ナメコ」等安全なものを食べるのが無難ですね。

Date: 2011/11/17(木)

烏瓜(からすうり)

ウリ科カラスウリ属。
夏の夜にレース状の花を咲かせる蔓性の植物です。
秋には縦長の実ができ、最初は緑色で縦じまの模様があり、緑色→橙色→赤色と色が変わっていきます。
実の中に含まれる種は咳止め、去痰、鎮痛に利用され、
また果肉は肌荒れやしもやけに効能があります。
この赤い実を見かけると、そろそろ木枯らしの季節到来を思う私です。

Date: 2011/11/18(金)

角茄子(つのなす)

ナス科ナス属。
ユニークな形ですね。まさに黄色い茄子。
別名を「フォックス・フェース」と呼ばれ、実が狐の顔に似ていることからの命名です。
うまいネーミングですね。
葉脈には棘があり、生け花の材料として使われます。
残念ですが、茄子と名前が付きますが、食用にはならないようです。

Date: 2011/11/19(土)

桜蓼(さくらたで)
タデ科タデ属。
日当たりの良い水辺や田の畦などに自生します。
花穂は細長く、茎は直立しまばらに五弁の淡い紅色の花を咲かせます。
雌雄異株で、花色や花形を桜にたとえた愛らしい花姿です。同種に花色の白色の「白花桜蓼(しろばなさくらたで)」があります。
画像も白花桜蓼でしたら・・・ごめんなさい。

花言葉は、愛くるしいです。
まさにピッタリの花言葉ですね。

Date: 2011/11/20(日)

無花果(いちじく)

クワ科イチジク属。
西アジア、アラビア地方原産で、江戸時代の寛永年間に渡来した植物です。
名前で判るように、無花果には花がないと思われがちですが、実の中の先端に花が入っているんですね。ヘェ〜〜〜。
実を割ってみると、粒々があり、これが花です。
果実は生食出来、またジャム、丸煮、果実酒として楽しめます。

花言葉は、多産・飽和・実りある恋・裕福です。

Date: 2011/11/21(月)

薬師草(やくしそう)

キク科オニタビラコ属。
山道や荒れた草地に生える花です。
葉の基部が茎を抱くようにつき、茎は赤みがあり、茎や葉を傷つけると白色の乳液が出てきます。
花色は黄色の花びらの多い花です。
花名の「薬師」神々しい名前ですね。しかし残念ながら薬効はなく、「薬師如来」とも関係はないようです。
ガッカリ。

花言葉は、賑やか・不信感です。

Date: 2011/11/22(火)

犬槙(いぬまき)

マキ科マキ属。
千葉県の県木に指定され、境内の生け垣にも使われています。
雌雄異株の針葉樹で葉は線形、晩春から初夏にかけ目立たない細長い花が咲くようですが、私はまだ未確認です。
秋に先端が緑色で、枝に近い部分は赤色の実がなります。
この赤色の部分は食用になり、甘味があります。
私が子供の頃は、この実を食べましたが、今の子供達は見向きもしませんね。

Date: 2011/11/23(水)

石蕗(つわぶき)

キク科ツワブキ属。
地下茎で繁殖し、思いがけないところから茎を出し、花を咲かせます。
常緑の葉で、レモンイエローの花は美しく、日陰地でも良く育つ重宝な花です。
冬から春にかけて、若葉を摘み取り、塩茹でにして食されます。
また葉を火であぶって腫れ物や湿疹に効能があります。
九州の名産「佃煮キャラブキ」は、この葉で作られます。

花言葉は、よみがえる愛・謙遜・先を見通す能力です。

Date: 2011/11/24(木)

勲章菊(くんしょうぎく)
キク科ガザニア属。
「ガザニア」の花名で親しまれている花です。
花期も長く、春から秋まで咲き続けます。
南アフリカ原産の花で、明治時代末期に渡来し、日当たりと水はけのよい土地を好む花です。
「ガーベラ」の花に似ていて、花色も豊富で、オレンジ色、黄色、白色等があり、晴れた日の日中のみに花を開かせます。別名を「勲章菊」と呼ばれ、確かに花姿は勲章に似ていますね。

花言葉は、蜜月・きらびやか・あなたを誇りに思う・身近な愛です。

Date: 2011/11/25(金)

溝蕎麦(みぞそば)

タデ科ミゾソバ属。
水辺に生え、生命力旺盛の植物です。
茎には下向きに棘があり、花色は白色からピンク色まであり、米粒のような小さな花が枝先に密集します。
大きい群生を作り、集団で咲く花は可愛らしさがあります。
葉の形が、牛を正面から見た顔の形に似ることから、
「牛の額(うしのひたい)」の別名があります。

花言葉は、純情です。

Date: 2011/11/26(土)

西洋松虫草(せいようまつむしそう)

マツムシソウ科マツムシソウ属。
玄関の花壇に咲いている花で、原種の「松虫草」は高原の日当たりの良い草地に咲きます。
秋の高原で出会うこの野生の紫色の花は、栽培されている花よりも一段と爽やかな美しさがあるようです。
私はまだ見たことがありませんが・・・。

花言葉は、感じやすい・未亡人・恵まれる心です。

Date: 2011/11/27(日)

サルビア

シソ科サルビア属。
原産地はブラジルで、品種も多く、赤色のサルビアは「サルビア・スプレンデス」と呼ばれ、日本名「緋衣草(ひごろもそう)と言われています。
初夏から初冬まで咲き続ける花で、花が落ちた後も、同じ色の「がく」の部分が残り、花が長く咲いているように見えます。
花の中には甘い蜜があります。
この花を見ると、私の年代の方でしたら、失恋した女性の思いを歌った「サルビアの花」を思い出す方が多いのでは・・・。

花言葉は、燃ゆる思い・良い家庭・家族愛・家庭の徳・知恵・エネルギー・全て良しです。

Date: 2011/11/28(月)

茶(ちゃ)

ツバキ科ツバキ(カメリア)属。
なるほど、ツバキ科の植物ですか?。通りで花も花後に出来る果実も椿に似ていますね。
枝先や葉の脇に白色の花が下向きに咲きます。
中国南西部の原産で、現在では飲用として親しまれていますが、奈良時代に渡来した当時は、薬用として利用され、鎌倉時代から飲用の習慣が始まり、各地に銘茶の産地が生まれました。

花言葉は、追憶・純愛です。

Date: 2011/11/29(火)

木立ダリア(こだちだりあ)
キク科ダリア属。
今年は花のアップで・・・。
「皇帝(こうてい)ダリア」の別名があり、花姿はまさに花の王者の雰囲気があります。
メキシコ地方原産で、ダリアの原種といわれ、年々植えらるお宅も多くなり、人気ナンバーワンの花です。
背丈も3〜4メートルほどの高さになり、下から見上げて花を鑑賞します。
花も大ぶりで、ピンク色とも淡い紫色ともいえる、美しさのある花色です。

花言葉は、移り気・華麗・乙女の真心・乙女の純潔です。

Date: 2011/11/30(水)