花ごよみ 平成23年 8月 上旬

万両(まんりょう)

ヤブコウジ科ヤブコウジ属。
冬に赤い実を付け、正月の縁起物に使われる、万両の花が今開花期を迎えています。
葉の下に実を付けるからか、はたまた鳥にとってこの赤い実はまずいのか?
実の残ったまま花が咲いています。
花は花びらが五枚で、反り返った小さな白色の花が咲きます。

花言葉は、寿ぎ・陰徳・徳のある人・金満家・財産・慶祝です。

Date: 2011/08/01(月)

木槿(むくげ)
アオイ科フヨウ(ハイビスカス)属。
中国原産の落葉低木で、古く平安時代に渡来した花木です。
朝未明に開花し、夕方には萎んでしまう一日花です。
しかし花木には蕾も多く、次々に花が開花していきます。
花色も白色、紅色、紫色等様々です。
韓国では、「無窮花(ムグンファ)と呼ばれ、国の繁栄を意味する花として国花に指定されています。

花言葉は、尊敬・柔和・信念・デリケートな美です。

Date: 2011/08/02(火)

浜木綿(はまゆう)

ヒガンバナ科ハマオモト属。
関東以南の海岸砂地に自生しますが、庭先でも見かけることがあります。
葉は大形舌状で、茎頂に百合の香りに似た白色の六弁の花を、散形花序に咲かせます。
夏の青い空と海に、白色の花が良く似合います。

花言葉は、どこか遠くへ・汚れがないです。

さすがに南国、宮崎県の県花に指定されています。

Date: 2011/08/03(水)

西洋風蝶草(せいようふうちょうそう)

フウチョウソウ科クレオメ属。
「クレオメ」と呼ぶ方が、通りがいいようですが、私はやはり和名の方が好きです。
花の形がまさに蝶が飛んでるように見えます。
花は夕刻に開き、翌日の昼には萎れてしまいます。
ピンク色と白色の華やかな花は、集団で植えるとすばらしく美しい風景が出来上がります。

花言葉は、あなたの容姿に酔う・秘密のひととき・小さな愛・想像したほど悪くないです。

Date: 2011/08/04(木)

烏瓜(からすうり)

ウリ科カラスウリ属。
蔓性の植物で、日が沈むと開花する夜の花です。
半日陰の暗い場所に咲き、花先のひげが放射状に伸び、レース飾りのある白色の綺麗な花です。
白色の花の模様は、雄花と雌花を結ぶ蛾の標識になります。
晩秋に赤い実が付き、カラスがこの実を好むことからの、花名です。

花言葉は、良き便り・誠実・男嫌いです。

Date: 2011/08/05(金)

鶏頭(けいとう)

ヒユ科ケイトウ属。
熱帯アジアなどの原産で、日本へは万葉時代に渡来した歴史のある花です。
花が鶏の鶏冠(とさか)状に見えることからの花名ですが、花が丸くなって咲くものや、槍のように尖るものなど様々あります。
花色は赤色がほとんどですが、橙色のものもあります。
「葉鶏頭(はげいとう)」という品種がありますが、どうも「ハゲ・イトウ」と聞こえてしまうんですが・・・。
禿げている伊藤(東)さんには、失礼ですが・・・。

花言葉は、おしゃれ・博愛・風変わり・感情的・個性・情愛・色あせぬ恋です。

Date: 2011/08/06(土)

七変化(しちへんげ)
クマツヅラ科ランタナ属。
ランタナと一般的に呼ばれます。
北アメリカから熱帯地方にかけての原産の常緑の落葉低木です。
同じ茎から微妙に違った色の花を咲かせ、花は開花してから時間が経つに連れて黄色から橙色、赤色と色が変化します。
まさに・・・七変化。
花の色気から、「紅黄花(こうおうか)」の別名もあります。

花言葉は、協力・合意・厳格・心変わり・確かな計画性です。

Date: 2011/08/07(日)

待宵草(まつよいぐさ)

アカバナ科マツヨイグサ属。
待宵草の仲間は区別が難しく、今日の花も・・・「荒地待宵草(あれちまつよいぐさ)」かな???。
草地に咲き、夜暗くなる頃に花が開花し、花は翌日に萎み黄赤色になります。
南アメリカ原産の帰化植物で、幕末に渡来し、各地に野生化しています。

花言葉は、移り気・温和・協調・ほのかな恋・浴後の美人です。

Date: 2011/08/08(月)

??(そくず)

スイカズラ科ニワトコ属。
やや日陰地に咲き、茎の先端に白色の小さな集団花を付けます。
木の「接骨木(にわとこ)」に茎や葉がそっくりで、別名を「草接骨木(くさにわとこ)」とも呼ばれます。
花後オレンジ色の実が付き、小鳥などが食べ、種子を散らします。
漢方では葉や根を乾燥し、リューマチなどの浴用に用いられます。

花言葉は、繊細です。

Date: 2011/08/09(火)

白粉花(おしろいばな)

オシロイバナ科オシロイバナ属。
すっかり日本の花として同化していますが、江戸時代に渡来したメキシコ原産の花です。
「夕化粧(ゆうげしょう)」の別名の通り、夕方から開花します。
ラッパ形の花で、熟した黒く固い種をつぶすと、白粉状の白い粉が出てきます。
白粉花の名づけ親は江戸時代の博物学者、貝原益軒とか?。
花色は赤色、白色、黄色、絞り、一株で何色かの色を表すものもあります。

花言葉は、おしゃれ・小心・内気・臆病・柔和・病気・あなたを思うです。

Date: 2011/08/10(水)

洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう)

ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属。
日当たりの良い荒地や草原に生える植物です。
北アメリカ原産で、当地でもよく目にします。
花は白色の小さな花で、実は黒く熟し、ブドウのような形をしています。
つぶすと赤紫色の汁が出て、これを昔は赤インクに使ったようです。
ただ有毒植物のようです・・・ご注意を。

花言葉は、野生・元気・内縁の妻です。

Date: 2011/08/11(火)

柳蘭(やなぎらん)
アカバナ科アカバナ属。
高原で見かける山野草で、山地の伐採地や山火事の跡地などの明るい場所に咲きます。
葉の形が柳に似て、花は蘭のような花姿から花名があります。
枝分かれしない茎が高く立ち上がり、茎の先に長い穂状の花序を付け、四弁の赤紫色の花を咲かせます。
明るい場所に咲くので、花色のせいか非常に映える花です。

花言葉は、集中する・焦点です。

Date: 2011/08/12(金)

夏水仙(なつずいせん)

ヒガンバナ科ヒガンバナ属。
葉のない花茎の先に、四方に綺麗なピンク色の花を咲かせます。
ちょっと花期が短いのが残念ですが・・・。
ヒガンバナ科の特徴で、春先に葉が出て、葉が枯れた後で花芽が突然出てきます。
彼岸花を大形にした様で微妙な青色を含む花です。

花言葉は、深い思いやり・くつろぎ・悲しき思い出・快い楽しさです。

Date: 2011/08/13(土)

黄麻(いちび)

アオイ科アブチロン属。
初めて見つける花は、感動的なものがありますね。
草地に咲いていた黄色の五弁の花・・・。
「花の家」のなずなさんに花名を教えて戴きました。
インド原産の一年草で、本来は茎から繊維をとるために渡来した植物ですが、現在では空き地、河原などに野生化しています。
乾燥に強く、全体に軟毛があります。
(私は、毛がありませんが・・・)。
花は午後には萎んでしまいます。しかしこの実は面白い形をしていますね。

Date: 2011/08/14(日)

朝顔(あさがお)
ヒルガオ科サツマイモ属。
暑い日が続く今日この頃、まして今年の夏は原発の関係で電力規制が・・・。
わが家でもグリーンカーテンに、先日の「ゴーヤ」とこの朝顔を植栽しました。
中国原産の平安時代に渡来した、夏の風物詩の花です。
日没から約十時間後(朝四時頃)に開花し、早朝の方が花に勢いがあります。
さまざまな色で花を楽しみことが出来、夏には各地で朝顔市も行われるほど、日本人好みの親しみのある花です。
古代の中国では、朝顔は牛と取引されるほど高価な薬で、今でも漢方では種子を下剤や利尿剤に利用されています。

花言葉は、愛情・平静・愛情の絆・結束・短い愛・はかない恋・明日もさわやかにです。

Date: 2011/08/15(月)