花ごよみ 平成23年 3月 下旬
アッツ桜(あっつさくら)
ヒガンバナ科(またはヒポキシス科)ロードヒポキシス属。
南アフリカの山岳地原産で、1921年(大正10)に渡来した花です。
花びらが三枚ずつ互い違いに付くのが特徴的で、雄蘂や雌蘂が見えない不思議な花を咲かせ、花色も濃紅色、白色、淡いピンク色等あります。

花言葉は、可憐・無意識・愛を待つです。

Date: 2011/03/16(水)

土佐水木(とさみずき)
マンサク科トサミズキ属。
花名の通り、土佐(現在の高知県)の蛇紋岩地帯のみに自生する落葉低木ですが、全国に植栽されています。
葉が展開する前に、黄色の花を房状に咲かせます。
同種の「日向水木(ひゅうがみずき)」に比べ、一房の花の数が多くて、花も大きく、雄蘂の部分は茶色です。

花言葉葉は、にぎわい・愛・清楚・伝言・優雅です。

Date: 2011/03/17(木)

樒(しきみ)

シキミ科シキミ属。
寺の境内には、挿し木で繁殖するせいか、この花木が数多くあります。
開花期の今、木全体が黄色の花に埋めつくされています。
湿り気のある半日陰地の肥沃地を好み、常緑樹で周年緑が見られます。
樹皮や葉からは線香や抹香が作られます。
余談ですが、創価学会のご葬儀には生花は飾られず、この花木が使われます。怖いですね。

花言葉は、猛毒です。

Date: 2011/03/18(金)

柊南天(ひいらぎなんてん)

メギ科ヒイラギナンテン属。
江戸時代初期に中国から渡来し、日陰でもよく育ち、庭木として広く植えられています。
葉は柊に似て、トゲトゲがあり、小さめの黄色の花がたくさん咲きます。
花は微かにブドウの匂いがします。

花言葉は、激しい感情・激情・愛情は増すばかりです。

Date: 2011/03/19(土)

石楠花擬き(しゃくなげもどき)

マンサク科ロドレイア属。
園芸店で珍しい花木を見つけたので購入してきました。
中国原産の花木で耐寒性も強いようです。
日本では今後期待の花木と表示されていました。
葉は光沢のある滑らかな革質葉で、ローズレッド色の花が枝先に集まって咲きます。
丈夫で手間いらずが不精の私にはもってこいの花木です。

Date: 2011/03/20(日)

種漬花(たねつけばな)

アブラナ科タネツケバナ属。
田園風景の広がる当地、四月に入ると早や田植えが始まります。
この花が咲く頃、種籾を水につけて田植えの準備が始まることから花名があります。
水田や湿地帯に生え、小枝が上を向いていて、途中で切れたようになっているのが、実にユニークで「薺(なずな)」と見間違えてしまうことがあります。

花言葉は、勝利・不屈の心・銃熱・熱意・燃える思いです。

Date: 2011/03/21(月)

苺(いちご)
バラ科オランダイチゴ属。
果物と思われがちですが、バラ科の草本なので、野菜に分類されます。ヘェ〜〜〜。
今では広く日本でも生産地がありますが、アメリカ大陸原産で、日本へは江戸時代にオランダから渡来し、「オランダイチゴ」とも呼ばれます。
茎は地面を這い、花は白色の五弁の花で、花が終わると花床部が肥大し、「イチゴ」の実になります。
実にはビタミンCが多く含まれています。
我が家の子供達も大好きな野菜???の一つです。

花言葉は、尊敬と愛・幸福な家庭です。
苺をたくさん食べると、幸福な家庭が出来るのでしょうか???。

Date: 2011/03/22(火)

雪柳(ゆきやなぎ)

バラ科シモツケ属。
中国原産の花木で、葉が柳の葉に似て、枝いっぱいに雪が積もったように花を咲かせます。
寺の境内の雪柳は「ピンク雪柳」という品種で、やや赤味がかった花色です。
別名を白色の小花を米に見立て「小米花(こごめばな)」とも呼ばれます。

花言葉は、愛嬌・気まま・自由・殊勝・愛らしさ・懸命・静かな思いです。

Date: 2011/03/23(水)

寒菅(かんすげ)

カヤツリグサ科スゲ属。
境内の庭に咲き、線形の葉で、基部に黒っぽい鞘を付け、やや黄色味がかった、もじゃもじゃな花が咲きます。
冬でも艶のある固い葉を密生させているのが、花名の由来です。
花茎の先に、先端部に一本の雄小穂、その下に黄褐色の雌小穂をたくさん付けます。

Date: 2011/03/24(木)

土筆(つくし)

トクサ科トクサ属。
やや痩せた土地に顔を出す、「杉菜(すぎな)」の胞子体です。
この土筆に続き、細い線状の緑の葉が出てきます。
・・・これが草取りの難敵、「杉菜」です。
若い土筆ははかまを取り、油炒め、お浸しとして食用になります。
また利尿剤、止血剤、解熱剤として薬用にも使われます。
近年ツクシエキスが花粉症の症状の緩和に効果があると、研究報告が発表されています。
花粉症の方には、朗報か?。

花言葉は、向上心・意外・驚き・努力です。

Date: 2011/03/25(金)

空豆(そらまめ)

マメ科ソラマメ属。
畑地にも春の訪れが届いてきました。
ビールのおつまみとして食され、実が空(上)に向かって伸びることからこの名前が付いたようです。
地中海沿岸原産で、白色に黒い目玉が付いたような花姿です。
莢(さや)は大きく、中は綿状のフワフワが実を守っています。
茹でて食するのが一般的ですね。

花言葉は、憧れです。

Date: 2011/03/26(土)

寒緋桜(かんひざくら)
バラ科サクラ属。
青い空に非常に映える花です。
暖地性の桜で、各種の桜に先駆けて咲き、木全体が鮮やかで濃いピンク色の花で覆われ、とても目立つ桜です。
花は下向きに半開で咲き、九州南部では旧暦の元日頃に咲くことから、「元日桜(がんじつざくら)」とも呼ばれます。

花言葉は、善行です。

Date: 2011/03/27(日)

白木蓮(はくもくれん)

モクレン科モクレン属。
花びらの幅が広く厚みがあり、花は上向きに閉じたように咲く、白色の清楚な花です。
中国原産の花木で、葉が展開する前に一斉に咲く花は、見事の一言です。
花びらは太陽の光を受け、南側が膨らみ、花先は北側を指します。
このことから「磁石の木(じしゃくのき)」とも呼ばれます。
ヘ〜〜〜ェ。

花言葉は、恩恵・自然愛・自然への愛・ムードのある人です。

Date: 2011/03/28(月)


立壷菫(たちつぼすみれ)

スミレ科スミレ属。
山野に生える多年草で、最もよく見かけるスミレの品種です。
茎は枝分かれして株を作り、葉は心形。
花は淡い紫色ですが、花色に変化があります。
スミレ類は一般に花後も葉が伸びます。

花言葉は、温順・謙虚・謙譲・つつしみ深さ・控え目・愛・無邪気な恋・思い・純潔・小さな幸せ・つつましい幸福・貞節です。

Date: 2011/03/29(火)

日向水木(ひゅうがみずき)

マンサク科トサミズキ属。
花名の由来は、日向(現在の宮崎県)に多く植栽されていた説と、明智日向守光秀(あけちみつひで)の所領だった丹波地方に多く植栽されていた説とあるようです。
土佐水木と花姿が似ていますが、花木には花がまばらに咲き、一房の花の数も少なく、魚のうろこがぶら下がるような黄色の花を咲かせます。

花言葉は、信頼・神秘です。

Date: 2011/03/30(水)

連翹(れんぎょう)
モクセイ科レンギョウ属。
中国原産の花木で、花は葉が出る前に、前年枝の葉の脇に付きます。
まっ黄色の四弁の花が咲き、花木全体が染まる美しさがあります。
耐寒性が強く、挿し木で繁殖するからか?境内には結構この花木がありますね。

花言葉は、集中力・楽しい語らい・希望・叶えられた希望です。

Date: 2011/03/31(木)