花ごよみ 平成23年 1月 上旬
黒松(くろまつ)
マツ科マツ属。
明けまして、おめでとうございます。
新年を迎え、今年も宜しくお願い致します。
お天気にも恵まれ、風もなく、穏やかな年明けの当地です。新年初めの画像は、めでたい「黒松」でスタート。
力強い樹形の松で、開花期は四月〜五月で、雌花は新しい枝の先に付き紫紅色、雄花は淡黄色で、新しい枝の下部に多数付きます。

今年も新しい花の発見を楽しみに、野を山を散策したいと思います・・・お楽しみに。

Date: 2011/01/01(土)

孟宗竹(もうそうちく)

イネ科タケ属。
世界に約六百種類あり、多くが中国原産です。
春の年中行事でもある、「たけのこ」掘りは、画像の孟宗竹の地下茎が伸びて顔を出す、たけのこを掘ります。
しかし近年当地でも、イノシシの被害が発生し、ちょっと心配の昨今です。
花は六十年に一度ともいわれ、もちろん私も見たことはありません。
・・・生涯是非見てみたいものですが・・・。

Date: 2011/01/02(日)

梅(うめ)

バラ科サクラ属。
早今日は新年三日目、今年の冬は暖かいのか?。
なんと境内の梅が、咲き始めています。
原産地は中国で、奈良時代の遣隋使か遣唐使が持ち帰ったようです。
今では早春の花として、日本人にも親しまれている花です。
幹がゴツゴツしているのが梅の木の特徴で、花だけを見ると
桜と区別しにくいものがあります。
梅雨の時期に収穫する実は「梅干し」になり、江戸時代には非常食として各藩が奨励し、全国に梅林の名所も誕生しました。

花言葉は、忠実・独立・高潔・忠義・澄んだ心です。

Date: 2011/01/03(月)

雀蘭(すずめらん)

ラン科オンシジュウム属。
一般的に「オンシジュウム」の名前で市販されています。
黄色の可憐な蝶の羽がひっついたような、変わった花の形をしています。
中南米原産の花で、多数枝分かれした花茎に、たくさんの花を咲かせる洋蘭です。
独特の花形は、ドレスをまとった貴婦人に形容されます。

花言葉は、印象的な瞳・遊び心・神秘的な愛です。

Date: 2011/01/04(火)

篝花(かがりびばな)

サクラソウ科シクラメン属。
布施明の「シクラメンのかほり」で、一躍有名になった冬の代表的な花です。
地中海沿岸地方の原産で、明治末期に渡来し、花弁の反転した躍動感のある花を、長期間にわたり咲かせます。
日本名を「篝花」・・・まさに炎が燃えているような花姿ですね。
また一名を「豚の饅頭(ぶたのまんじゅう)」・・・原産地のトルコやイスラエルでは、野生の豚がこの花の球根を食べることからのようです。
豚にとってはおいしいお饅頭なんでしょうね。ブヒ。

花言葉は、清純・思慮深い・内気・はにかみです。

Date: 2011/01/05(水)

シンビジューム
ラン科シュンラン(シンビジューム)属。
美しさと強さを兼ね備えた洋蘭で、花もちがよく、寒さにも比較的強い、豪華な蘭です。
熱帯アジアが原産地で、花色も豊富で、春咲きが多いなか、四季咲きもあります。
花色、花の豪華さに、日本人受けする花だと思いますね。

花言葉は野心・大志・誠実な愛情・熱心さ・熱愛・激情です。

Date: 2011/01/06(木)

富貴菊(ふうきぎく)

キク科セネキオ属。
園芸店では、「サイネリア」の名前で出回っています。
冬から春にかけて、株一面に花を咲かせ、花には二色咲きもある、明治時代初期に渡来した、カナリヤ諸島原産の花です。
花色は赤色、紅色、紫色、濃紫色、赤紫色、青紫色、青色、白色、ピンク色等さまざまで、色合いもよく、寒い時期には欠かせない貴重な花です。

花言葉は、元気・常に快活です。

Date: 2011/01/07(金)

庭薺(にわなずな)

アブラナ科ロブラリア属。
小さな花ですが集まって咲くので、春の花壇の縁取りなどに植えられます。
一般的には、「アリッサム」と呼ばれ、地中海沿岸の原産の花です。
アブラナ科の特徴である四弁の花で、芳香のある白い小花がたくさん咲き、ピンク色や紫色の花色もあります。

花言葉は、美しさを超えた価値・優美です。

Date: 2011/01/08(土)

花簪(はなかんざし)

キク科ハナカンザシ属。
なかなか風流な花名ですね。
原産地のオーストラリアや南アフリカでは、百種類ほどの品種があるようです。
一年草で、下部で分枝し、茎の頂に花をひとつ付けます。
花は白色で、真ん中が黄色の綺麗な花が咲きます。
ピンク色のものもあります。
くもりの日や雨の日には頑なに閉じたままです。

花言葉は、明るい性格・温順・思いやりです。

Date: 2011/01/09(日)

胡蝶蘭(こちょうらん)

ラン科ファレノプシス属。
アーチ状の茎に、白色やピンク色の丸い花を多数咲かせる姿が、まさに蝶が舞っているように見える洋蘭です。
樹上に着生する蘭で、純白の花が喜ばれ、結婚式のブーケやコサージュにも良く利用されます。
まさに豪華絢爛の花姿ですね。

花言葉は、華やかさ・厳粛な美しさ・優しい愛です。

Date: 2011/01/10(月)

柏(かしわ)
ブナ科コナラ属。
寒々とした境内、そして枯れた葉の木がいっそう寒さを感じさせます。
柏の木で、四月暖かくなるとこの枯れた葉が落ち、新葉とともに、雌雄異種の花が咲きます。
ご存知、新葉は五月の柏餅を包む葉として使われます。
幹は建材、船財に、樹皮は染色用として使われます。
・・・早く暖かくなり、野山に花が咲く時期を心待ちにしている私です。

今日の画像は・・・お許しを。

Date: 2011/01/11(火)

松葉独活(まつばうど)

ユリ科クサスギカズラ属。
松葉独活・・・さて何のことやら・・・これがなんと食用野菜の「アスパラガス」のことです。
散歩の途中、あるお宅の垣根の間に、金魚鉢に入れる藻に似たものから赤い実が・・・。
何でアスパラガスが垣根の間からなの???が、第一印象です。
南ヨーロッパ原産で、春に出てくる若い茎を食用にし、日本の主産地は北海道、長野県で栽培が行われています。
花は小さな花が五月から六月にかけ咲くようです。
今年はこの時期に気を付けてみましょう。
新しい発見、楽しいものですね。

Date: 2011/01/12(水)

蔓梅擬 (つるうめもどき)

ニシキギ科ツルウメモドキ属。
山を散策していると、木に絡みオレンジ色の実を付けたものを発見。
生け花にもよく使われるといわれる、蔓性の落葉低木です。
日本全国の山野に分布し、秋から冬にかけ丸形の実が黄色に熟し、三つに割れ橙赤色の種子が頭を出します。
花期は五月から六月で、黄緑色の小さな花を葉の脇に咲かせるようです。
お蔭様で花木の名前も判明、今度は是非花の画像をお届け致します。

Date: 2011/01/13(木)

海蘭擬(うんらんもどき)

ゴマノハグサ科ネメシア属。
「ネメシア」の名前で、市場に出回っています。
南アフリカ原産の花で、原産地では六十種類ほどが分布しています。
我が家の猫の額ほどの花壇に、寒さにもめげず咲いています。
「ネメシア・ハニーガール」という品種です。
落ち着いた雰囲気の漂うピンク色です。

花言葉は、正直です。

Date: 2011/01/14(金)

プリムラ
サクラソウ科サクラソウ属。
品種、花姿で「プリムラ・・・・」と呼び名が変わります。
我が家の玄関前のプランタの花は「プリムラ・ポリアンサ」か???。
花つきがよく、ほとんどの色がそろっているというほどカラフルで、地面の近くで花が咲きます。
花の少ない時期に出回り、冬花壇には非常に人気のある花です。

花言葉は、無言の愛・青春の美しさ・自慢です。

Date: 2011/01/15(土)