花ごよみ 平成22年 12月 下旬

姫蔓蕎麦(ひめつるそば)

繁殖力が強く、どんどん勢力を広げています。
ヒマラヤ地方原産で、明治中期に渡来し、葉には縞模様が入ります。
葉は匍匐して広がり、つぶつぶ状の球形の微妙な色合いのピンク色の金平糖のような花を咲かせます。
暖かな当地では四季を通じ咲いていますが、冬の時期に一番目に留まります。
やはりヒマラヤ地方原産・・・寒さに強いのか?。

花言葉は、愛らしい・気がきくです。

Date: 2010/12/16(木)

紅花襤褸菊(べにばなぼろぎく)

今年も残りわずか。押し迫ってきました。
野草も冬場に一時の休息の時期です。
紅色の花序を垂れ、寂しく咲いています。
アフリカ原産の帰化植物で、花が終わった後の白い綿毛が、ほころんだ襤褸布に似ているところからの花名です。
ちょっと気の毒な名前ですね。
私的には一年の最後を飾る野草として、敬意を表していますが・・・。

Date: 2010/12/17(金)

猩猩木(しょうじょうぼく)
ご存知「ポインセチア」の名前で、市場に流通しています。また別名は、「クリスマス・フラワー」とも呼ばれ、まさにクリスマスの時期にはぴったりの花ですね。
ちょっと見栄えがありませんが、中央の黄色の豆の部分が花で、赤い部分は日照時間が短くなると、枝の先の方が赤く染まり「苞(ほう)」と呼ばれます。
葉が白く染まる品種もありますが、やはりこの花は赤い葉が良いですね。
マダカスカルの国花に指定されています。

花言葉は、祝福・私は燃えているです。

Date: 2010/12/18(土)

木賊・砥草(とくさ)

境内にも繁茂している、常緑のシダ植物です。
全体が茎という感じで直立し、節が目立ちます。
この茎は珪酸(けいさん)を多量に含み、ざらつきがあり、昔は木材、金属、骨、爪などの研磨に使われたようです。また地上部を乾燥させたものは木賊(もくぞく)と呼ばれ、古来から腸出血・痔出血などの収斂剤や利尿剤として利用され、トクサは薬用成分があり、昔はトクサ刈りで生計を立てる人もいたそうです。ヘ〜〜〜エ。

花言葉は、非凡です。

Date: 2010/12/19(日)

紅葉(もみじ)

ノ?メgツ?ミ?ラtフ?チAハ?モフツ?ネ?ヤ?ヘgラtツ?メxツ?ツ?ツ?ツ?ツ?ツ?ツ?ツ?ミ?ラtフ?チB暮れ押し迫り、境内の紅葉も今が見頃です。
山錦に染まる、日本の秋を代表する樹木です。
三百種以上の園芸品種が江戸時代から作り出されています。
紅葉と呼ばれることもありますが、学問上はすべてカエデ科のカエデ属です。?。
盆栽や造園業の世界では、葉の切れ込みの数、切れ込み具合によって両者を呼び分けているようです。
葉の切れ込みが浅いものを「カエデ」、葉の切れ込みが深いものが「モミジ」と分けられています。???。

・・・どちらにしても、秋の紅葉、四季のある日本良い国です。

Date: 2010/12/20(月)

花蕨(はなわらび)

山裾に静かに咲いて?いる花です。
「寒蕨(かんわらび)」「冬蕨(ふゆわらび)」とも呼ばれ、シダ植物で、二種類の葉の一つは普通の栄養葉で、先に黄色い粟粒状の胞子を付けるものが実葉で、これが花のように見えます。
春の山菜の定番の蕨は食せますが、こちらは食用にはならないようです。

Date: 2010/12/21(火)

ビオラ

パンジーの小輪で、より多花性のものを一般に「ビオラ」と称しています。?。
「葉牡丹(はぼたん)」とともに、冬の花壇の主役です。
ヨーロッパ、アジア西部原産で、19世紀以降欧米各国で改良が進み、日本へは江戸時代に渡来した花です。
いろいろな花色、花姿があり、寒さにも強く、花のない時期人々の目を楽しませてくれます。
ポーランドの国花に指定されています。

花言葉は、私を想って下さいです。

Date: 2010/12/22(水)

水仙(すいせん)
境内の早咲きの水仙が、お正月を前に開花してきました。「房咲き水仙(ふさざきすいせん)」という、早咲き系統で境内に甘い香りを漂わせています。
日本原産の花と思いきや、地中海沿岸原産の花なんですね。
古く平安時代末期に中国から渡来したようです。

花言葉は、うぬぼれ・我欲・自己愛・自惚れ・神秘です。

Date: 2010/12/23(木)

蜜柑(みかん)
ハードディスクの故障のため、ちょっとお休みをしてしまいました。
冬を迎えると柑橘系の果物が豊富になってきますね。
その中でも一番ポピュラーなものは、この蜜柑ではないでしょうか?。
中国から渡来し、現在日本で多く作られている品種の元は、約五百年ほど前に鹿児島県で発見されたものが起源です。
ビタミンCを多く含み、甘さもあり、冬の寒い時期には、こたつの上に蜜柑がある風景が、やはり定番ですね。

Date: 2010/12/24(金)

茶(ちゃ)

中国南西部原産のやや暖地性の常緑低木です。
枝先や葉のわきに小さめの白色の花を、下向きに咲かせます。
日本への渡来は古く、奈良時代に中国から伝来し、当初は薬用でしたが、鎌倉時代から広く栽培され、飲用の習慣も広がり、今では各地に銘茶の産地があります。
私的ですが、お茶とおせんべい・・・大好きです。

花言葉は、謙遜です。

Date: 2010/12/25(土)

金柑(きんかん)

冬の澄み切った青空と、黄色の金柑、非常にコントラストが良いですね。
中国南部原産の常緑低木で、夏に香りの良い白色の五弁の花が咲きます。
金柑は1826年に、中国の商船が遠州灘(静岡県沖)で遭難し、助けてくれたお礼に金柑果実をプレゼントされ、その種が育ち日本に広まったようです。
・・・怪我の功名ですね。
金柑は生食したり、ジャムや砂糖煮、煎じてのど薬に利用されます。
「金柑のど飴」というものもありますね。・・・私も時々、お世話になっています。

Date: 2010/12/26(日)

夏蜜柑(なつみかん)

酸味のある柑橘系で、さわやかな味ですが、私は実を取りだし、砂糖で頂きます。
江戸時代中期に山口県の仙崎(長門市)に漂着した果実の種子が夏蜜柑の起源です。
明治時代からは、仙崎の近くの萩地方へ、次第に全国に普及してきた柑橘です。
日本の発祥の地、山口県の県花に指定されています。

Date: 2010/12/27(月)

犬槙(いぬまき)

境内の生け垣に使われています。
針葉樹で葉は線形、五月から六月頃に、目立たない細長い花が咲くようですが、私はまだ未確認です。
秋から冬にかけ、タマゴ形の果実が熟し、先端部が緑色で、枝に近い部分は赤く熟します。
子供の頃この赤い実を良く食べたものです。
材は建材、器具材に使用されます。

Date: 2010/12/28(火)

蝋梅(ろうばい)
霊園に咲いている花木で、とても良い香りを運んでくれます。
花のない時期には、うれしい花です。
中国原産で、日本には江戸時代に渡来し、蝋細工のような花姿です。
花の開花の時期には葉がなく、花は光沢のある黄色の花で、内側は暗褐色になり、花びらは螺旋状に付きます。

花言葉は、先導・先見です。

Date: 2010/12/29(水)

黐(もち)

樹皮から鳥もちがとれる花木です。
東北地方以南の全国の海岸に近い山地に多く分布する、雌雄異株の常緑高木ですが、耐火性が強く、生け垣として防火樹として役目もします。
四月頃に葉の脇に黄緑色の小さな花が咲きますが、この花木は冬の時期の赤く熟す実に見応えがあります。

Date: 2010/12/30(木)

紫羅欄花(あらせいとう)
香りの良い切り花として有名で、暖地での生産量が多く、南房総には観光用の切り花農園もあります。
我が家ではプランタに植え込まれ、冬の殺風景な玄関を綺麗に見せています。
地中海地方の原産で、古くギリシャ時代から栽培され、当初は薬草として利用されていた花です。
しっかりした茎を持つことから、「ストック」と呼ばれています。こちらの方が今では通名になっていますね。
花言葉は、未来を見つめる・努力・思いやりです。
今年も今日で終わり、一年間お世話になりました。

良いお年をお迎え下さい。

Date: 2010/12/31(金)