花ごよみ 平成22年 8月 上旬
白粉花(おしろいばな)

日本の地に野生化している植物です。
日本原産と思いきや・・・メキシコ原産の花で、江戸時代に渡来した花です。
境内に咲く画像の花は、黄色と赤色の二色で一つの花を形成しています。
なかなかに面白い風情です。
別名を「夕化粧(ゆうげしょう)」と呼ばれ、夕方から開花する花に因んでいます。

花言葉は、あなたを思う・臆病・内気・不思議な気持ち・私は恋を疑うです。

Date: 2010/08/01(日)

桔梗(ききょう)

八月と掛けて故郷(ふるさと)に帰ると説く・・・
その心は・・・「桔梗」・・・お粗末(苦笑)。
境内には今真っ盛り、紫色と白色の花が競演しています。秋の七草の一つで、万葉の頃から親しまれてきた、日本人好みの清楚な花です。
丈夫で育てやすく、背が高く倒伏するのがやや難点ですね。

花言葉は、優しい愛情・誠実・変わらぬ愛・従順・優しい温かさです。

Date: 2010/08/02(月)

女郎花(おみなえし)

秋の七草に数えられる植物ですが、七月の中旬頃から咲きだします。
万葉集でも詠まれ、絵画の世界でも登場します。
日当たりがよく、やや乾いた草地に生え、黄色の小さな五弁の花がかたまって咲きます。
愛らしい花を粟飯に見立て、オミナメシ(女飯)といったのが、花名の語源です。

花言葉は、永久・親切・美人・はかない恋です。

Date: 2010/08/03(火)

紅葉葵(もみじあおい)

鮮やかな赤色の花が、いかにも夏っぽいですね。
この赤色の花色は、遠目からも確認出来ます。
北アメリカ原産の花で、葉が深く五裂しアオイ科の仲間で、葉が紅葉に似ることから花名があります。
ハイビスカスと同じ仲間で、雄蕊、雌蕊の様子は同じものがあります。
花は一日花ですが、次々に花を咲かせます。

花言葉は、温和です。

Date: 2010/08/04(水)

唐胡麻(とうごま)
八手(やつで)の葉に似て、大きな葉が特徴的です。
南アフリカ原産の植物で、夏から秋にかけて、幹に沿って花を咲かせます。
花茎の上部が雌花、下部が雄花です。
別名を蓖麻(ひま)と呼ばれ、種から取れる油は、下剤、印刷インキなどに使われ、ひまし油(蓖麻子油)の名前で流通しています。

花言葉は、いつもそばにです。

Date: 2010/08/05(木)

百日紅・猿滑(さるすべり)

木登り名人の猿も滑るといわれる、木肌がつるつるの猿滑。
百日間花を咲き続けるといわれる百日紅、実際には一度咲いた枝先から再度芽が出てきて、花を開花するため長く花が咲いているように見えるようです。
中国原産の落葉樹で、葉は先が尖ったタマゴ形で、花色は紅色、白色、紫紅色、淡い白色とあります。

花言葉は、雄弁・愛敬です。

Date: 2010/08/06(金)

蒲(がま)

境内の池に繁殖している植物です。
三女の碧が、私の母親に食べれるのと聞いています。(苦笑)。
確かにウインナーかフランクフルトに見えなくもありませんが・・・。
池や沼などの湿地帯を好み、水中に群生して生えます。
茶色の花穂が目立ち、冬になるとこの花穂から綿毛が飛散します。
その数十万個以上とか・・・?。
調べてみると画像は、蒲の近似種「姫蒲」のようです。
こちらは葉も花茎も細く、雄花穂と雌花穂が少し離れ、花軸の露出部分があるのが特徴です。

花言葉は、無分別・慌て者・従順・素直・救護・慈愛です。

Date: 2010/08/07(土)

昼顔(ひるがお)

さて問題です・・・画像の花は、昼顔でしょうか?。
小昼顔よりも花が大きく、花色も濃いので昼顔と見ましたが・・・。
間違えていたら、ごめんなさい。
日中に開花する一日花で、地中には白くて長い地下茎があります。
花びらは五枚がつながる漏斗形で、葉は狭い長楕円形で、基部は両側に張り出して矢じりの形をしています。

花言葉は、和やかさ・絆・拘束するです。

Date: 2010/08/08(日)

荒地待宵草(あれちまつよいぐさ)

まさに花名の通り、荒れた草地に繁殖する花です。
北アメリカ原産の花で、日本に帰化し現在では至るところで目にする花です。
夕方宵を待つように花が咲き、鮮やかな黄色の花色です。
花びらの間に隙間のあるものを荒地待宵草、ないものを

「雌待宵草(めまつよいぐさ)」といい、区分することもあります。

Date: 2010/08/09(月)

蓮(はす)
時八月お盆の月、まさにお盆の時期にはぴったりの花です。 インド原産で、多くの仏典に蓮華という名で古くから登場し、仏像の台座にも取り入れたり、仏教と縁の深い植物です。 ゆえに、お寺の境内で良くハス池を目にすることがあります。
夏の朝に水面上に花茎を立てて開花し、午後には花を閉じます。
花の開閉は三回繰り返し、四日目にはあら不思議花びらが散ります。
冬に葉が枯れてから、泥の底にある根茎(レンコン)を掘り起こし食用にされます。
花、葉、茎、種子も食用になるようです。

花言葉は、遠くに去った愛・沈着・休養・雄弁です。

Date: 2010/08/10(火)

夾竹桃(きょうちくとう)

大気汚染にも強く、道路沿いの並木や、公園樹として
植えられ良く目にする花木です。
葉が竹の葉のように細く、花が桃の花に似ることからの花名です。
インド原産の常緑低木で、江戸時代に中国を経由し渡来し、梅雨時期から中秋にかけて咲く、花期の長いのが特徴です。
花色は白色と淡い紅色があり、白色は一重、淡い紅色は八重が多いようです。
綺麗な花には・・・棘がある・・・有毒植物です。

花言葉は、危険・気をつけて・恵まれた人・注意・友情・用心・油断大敵・深刻な友情です。
いかにも、有毒植物に注意の花言葉が目立ちますね。

Date: 2010/08/11(水)

向日葵(ひまわり)

猛暑の日本列島、夏の花といえば、この花をイメージする方も多いのでは・・・。
北アメリカ原産の花で、十六世紀にイギリスに伝わり、まさしく「太陽の花」と呼ばれ始めた花です。
スタンダードな大輪のほか、八重咲きやレモンイエロー、乳白、茶色、枝咲きなどがあります。
種子まきから開花まで3〜4カ月と、生長が目に見えて早く、私も小学校の頃、理科の授業で観察日記を記録したことを覚えています。

花言葉は、あこがれ・熱愛・あなたを見つめる・愛慕・光輝・敬慕・敬老の日・情熱・輝きです。

Date: 2010/08/12(木)

薮蘭(やぶらん)

境内のあちらこちらに咲き、緑の葉と淡い紫色の花が涼しげです。
穂の長さは十センチほどで、花名は花が蘭に似ることからの命名です。
難点は花色を画像に表現するのが、ちょっとてこずります。
園芸品種には班(ふ)入りもあり、庭のグランドカバーにはもってこいの花です。

花言葉は、隠された心・忍耐です。

Date: 2010/08/13(金)

屁糞蔓(へくそかずら)

気の毒ですね・・・屁糞蔓とは・・・。
葉や茎をもむと強い悪臭があることからの花名ですが、別名「早乙女蔓(さおとめかずら)」という粋な名前も持ち合わせます。
雑草とはいえ花名に似合わず、筒状の花は愛らしさがあります。
秋には茶色の小さな実が付き、熟した実をすりつぶし、しもやけやあかぎれに効能があります。
花色の部分をお灸(やいと)の痕に見立て、「灸花(やいとばな)」の異名もあります。

花言葉は、人嫌いです。
こんな花名を付けた人を、恨んでるのでしょうか???。

Date: 2010/08/14(土)

百合水仙(ゆりずいせん)
南アメリカ地方に多く分布する花で、昭和初期の頃に渡来した花です。
花びらの斑点が特徴で目立ち、花持ちがとても長く、切花としても人気のある花です。
花色は多色あり、エキゾチックな花で、一度根付くと繁殖し次々と花を咲かせてくれます。
温暖の地では、四季を問わず開花します。

花言葉はエキゾチックです。

Date: 2010/08/15(日)