花ごよみ 平成21年 5月 下旬
カモミール

思わず笑ってしまうような花姿ですね。プッ。
葉が糸状に裂け、茎頂にマーガレットを小さくしたような花を咲かせます。
花をつまんでもむと甘いリンゴのような香りがあり、花を乾燥させ生薬として、またハーブティとしても使われます。
花は成熟するにつれて花芯が盛り上がり、周辺の白色の舌状花は垂れ下がってきます。
花言葉は、清楚・逆境の中でのエネルギーです。

Date: 2010/05/16(日)

柏(かしわ)

柏餅を葉として有名で、縁起の良い木として庭木にされます。
新葉とともに花が開花し、紐状に垂れるのが雄花で、雌花は葉脇に小さく咲きます。
葉は大型で、ご存知細い切れ込みが入ります。
花言葉は、勇敢・歓待・独立・愛は永遠に・愛想のよさ・自由です。

Date: 2010/05/17(月)

アッツ桜(あっつざくら)
玄関前の鉢植えの花を。
そしてジョークを一つ・・・花を触っても熱くはありません。???。(苦笑)。
南アフリカの山岳地原産で、1921年(大正10年)に渡来した花で、六弁の花は三枚づつ互い違いに付きます。
桜という名前が付きますがバラ科ではなく、キンバイザサ科の植物です。
花言葉は、愛を待つ・可憐・無意識 です。

Date: 2010/05/18(火)

松葉海蘭(まつばうんらん)
北アメリカ原産の花で、いわゆる帰化植物でしょうか?。
日本ではやや乾燥した草地に生え、雑草化しています。
青紫色の花を咲かせ、海辺に生え蘭に似た花を咲かせる、「海蘭(うんらん)」の近縁種で、葉が松葉のように細いことから花名があります。
帰化植物で,関西地方に多いという報告があるようですが、近年では全国的に花を見ることが出来ます。

Date: 2010/05/19(水)

紅要黐(べにかなめもち)

春に芽吹く若葉の赤色が綺麗で、最近は生垣等に使われることが多い花木です。
この時期に泡を吹いたような白色の花を咲かせます。
冬には赤い小さな実を付け、変化の多い花木の一つです。
ただ花を咲かせるのは・・・「レッド・ロビン」という園芸品種のようですが・・・???。

Date: 2010/05/20(木)

九輪草(くりんそう)

本堂の裏手のやや湿った場所に咲いています。
花が下から順に咲き、お寺の五重塔の先端の飾り部分に似ることから花名があります。
濃いピンク色の花で、白花もあるようです。
葉は地面に伏すようにあり、茎の先に四方八方に濃い花が咲き、心落ち着く花姿をしています。
花言葉は、幸福を重ねるです。

Date: 2010/05/21(金)

車輪梅(しゃりんばい)

艶やかな葉がやや丸みを帯びている、「丸葉車輪梅」か?。
葉が枝先に車輪状に集まり、梅に似た白色の五弁の花を咲かせます。
花の香りがあるか?・・・クンクン、ほんのり甘い香りが。
秋に黒紫色のブルーベリーに似た実を付けます。
花言葉は、純な心です。

Date: 2010/05/22(土)

豚菜(ぶたな)
今日は私の53才の誕生日。いや〜〜〜あ、月日の経つのは早いものですね。
最近太り気味の私、今日の花は・・・豚菜を。(苦笑)。
乾燥気味の明るい道端に咲き、葉が付かない長くて細い茎が立ち上がり、先端にタンポポに似た、黄色の花を咲かせます。
名前は良くありませんが、群落を作ると結構美しい風情です。

Date: 2010/05/23(日)

針槐樹(はりえんじゅ)

北アメリカ原産で、明治時代初期に砂防用として渡来した花木です。
当地でも山手に入ると結構目にすることが出来、香りのある藤の花に似た白色の花が垂れ下がって咲きます。
別名を気の毒にも「ニセアカシア」と呼ばれますが、花は見応えのある花木です。
葉の付け根には鋭い棘があるのが特徴です。

花言葉は、慕情です。

Date: 2010/05/24(月)

立浪草(たつなみそう)

雑草地に咲いていますが、年々増えてきている植物です。
ハート形の葉をもち、紫色の花穂を咲かせています。
今にも飛び出しそうな花姿で、白花をあるようです。
波立つ花姿・・・「立浪草」・・・見事なネーミングですね。
花子とは、私の命を捧げますです。

Date: 2010/05/25(火)

花独活(はなうど)

半日陰地に咲き、車で走っていると時々見かけます。
背が高く、白色の小集団花が集まって傘状に咲き、見るものを圧倒する迫力があります。
小さな五弁の花で、外の花弁が大きいのが特徴です。

Date: 2010/05/26(水)

二人静(ふたりしずか)

半日陰地を好む花です。花名の通り、静か〜〜〜に咲いています。
二本の花穂の先に、米粒のような白色の花を付けます。
花穂は一本や三本の場合もあります。
和名は諸説あるようで、静御前の亡霊の舞姿の説、「一人静(ひとりしずか)」の花に似ているが、花穂を二本出すからという説、また実の形を静御前の持つ長刀に見立てたという説と諸説あるようです。
さて、静御前とは・・・鎌倉時代の源義経の側室で、源頼朝に吉野山で捕らえられ、鎌倉の鶴岡八幡宮で義経を慕い舞い踊った人物です。
花言葉は、静御前の亡霊です。

Date: 2010/05/27(木)

クレマチス
大振りの花姿が人気を集め、最近良く見かける花です。花色花姿と豊富で、見映えのあるこの品種が一番人気のようです。
俗に六枚花を「鉄線(てっせん)」、八枚花を「風車(かざぐるま)」と分類され、この二つを総称しクレマチスと呼ぶようです。
鉄線は蔓が針金のように細く丈夫で、中国原産。
風車は日本原産で日当たりの良い竹やぶに咲くようですが、なかなか目にすることが出来ないようです。
クレマチスの花言葉は、 心の美しさ・たくらみ・高潔・旅人の喜びです。

Date: 2010/05/28(金)

烏柄杓(からすびしゃく)

サトイモ科の植物(蝮草・浦島草・耳形天南星等)とは、あまりお近づきにはなりたくありませんね。
この植物もサトイモ科で・・・不思議なのは尾瀬の代名詞「水芭蕉(みずばしょう)」もサトイモ科なんですね。
この花は草地から蛇が鎌首を持ち上げた感じで、咲いて?います。
葉は三枚、全草緑色で長い仏炎苞(ぶつえんほう)をもちます。
根茎の部分は「半夏(はんげ)」と呼ばれ、漢方薬に利用されます。
別名も「狐の蝋燭(きつねのろうそく)」、「蛇の枕(へびのまくら)」と、不可解な別名があります。ゾ〜〜〜ッ。
不思議ついでにもう一つ、烏はこの柄杓をどんな風に使うんでしょうかね???。

Date: 2010/05/29(土)

一葉たご(ひとつばたご)

昨年市のイベントで買い求め、境内に植え込まれ順調に育っています。
大木になるようで、四弁の白色の花が、雪が降り積もったような風情になるとか?。楽しみにしています。
花名も不思議ですが、一般の通りは「ナンジャモンジャ」と呼ばれているようですが・・・。
ある方のサイトには明治時代、青山練兵場(今の明治神宮外苑)の道路沿いにこの木があり、名前が判らず「何の木じゃ?」とか呼ばれているうちに、いつの日か「ナンジャモンジャ?」という名前になってしまったようです。
自生地はあまりなく、道路地図を見ていて岐阜県の恵那市に「一葉たこ」自生地が記されていました。

Date: 2010/05/30(日)

雛桔梗(ひなぎきょう)
何年か前の私でしたら、間違いなく踏み潰していたはずです。
乾いた草地に生え、青色の小さな花を咲かせます。
高さは30cmほどで、茎も葉も細長い植物です。
名前の通り、花は色も形も桔梗に似て、雛が冠されるように、可愛い花姿です。
花言葉は、少女の媚びです。

Date: 2010/05/31(月)