花ごよみ 平成21年 5月 上旬
浦島草(うらしまそう)
山地のやや湿り気のある場所に咲きます。
サトイモ科の植物で、私的にはあまりお近づきになりたい
花ではないですね。
春に太い花穂が伸び、チョコレート色の花を咲かせ、花穂からは細長いひょろひょろとした釣り糸のようなものが出てきます。
これを浦島太郎の釣り糸に見立てた花名です。
別名を「蛇草(へびくさ)」
・・・この名前も違和感がありますね。

花言葉は、懐古です。
Date: 2010/05/01(土)

浅黄水仙(あさぎすいせん)

玄関前の花壇に咲き、甘〜〜〜い香りがします。
一般的にフリージアの方が通りがいいですが・・・。
細い花茎の先の片側に花を咲かせ、清楚で小さな花には一重咲きと八重咲きのものがあります。
花色も豊富で、白色、黄色、ピンク色、赤色等あります。
花名の由来は、19世紀のイギリスの植物学者H・フリーズ氏にちなんだものといわれています。
花言葉は、あどけなさ・無邪気・純潔・慈愛・親愛に情・親愛・清香です。
花の香りからすると・・・花言葉は清香がぴったりですね。

Date: 2010/05/02(日)

葉牡丹(はぼたん)

冬の花のない時期に、花壇に観賞用に植えられる、重なり合った葉が牡丹の花のように美しい「葉牡丹」。
ヨーロッパ原産で、17世紀に渡来し、冬を越え二月頃から中央部が盛り上がり、春本番の時期に長い茎の先に「菜の花」に似た、黄色い花が咲きます。
良く母親が冬になるとこの葉牡丹を買って植えていましたが、その当時は花にうとかった私・・・何故に野菜を植えるのか不思議に思ったことがあります。(苦笑)。

花言葉は、利益・祝福です。

Date: 2010/05/03(月)

著莪・射干(しゃが)

花色、花の幾何学模様といい好きな花の一つです。
日陰地や、やや湿り気のある場所に咲き、葉は年中常緑で、地下茎を伸ばし、放任状態でも繁殖するのも嬉しい花です。
中国原産の花で、朝開いて夕方しぼむ・・・規則正しい花です。
花にはほのかな香りがあり、一本の花茎に十輪以上の花を次々に咲かせます。

花言葉は、決心・抵抗・反抗です。

Date: 2010/05/04(火)

ダッチ・アイリス

五月に入り、やっと気温が安定してきた千葉県です。
この花の色気が、青い空に非常に映えます。
地中海沿岸地方の原産で、オランダで品種改良が進み、一名を「オランダ文目(おらんだあやめ)」とも呼ばれます。一度植えつけると毎年開花してくれる、重宝な花です。
長い茎の先に、鮮明な色の花を咲かせ、花色は白色、紫色、青色等があります。
花言葉は、消息・激情・あなたを大切にします・伝言・優雅・恋のメッセージ・使者・変わりやすいです。

Date: 2010/05/05(水)

常盤満作(ときわまんさく)
春一番に咲き始める、黄色の「満作」とは少々イメージが違うように思う花です。
原産地は中国からインドにかけてで、日本でも静岡県、三重県、熊本県の一部で自生地があるようです。
白色または赤色の紐状の花で、赤色の花は「赤花常盤満作(あかばなときわまんさく)」紅花常盤満作(べにばなときわまんさく)」と呼ばれています。
花びらがたくさんあるように見えますが、一つの花の花弁は四枚です。
花言葉は、神聖なです。

Date: 2010/05/06(木)

十二単(じゅうにひとえ)

山野に自生する、十二単はやや白色に近い薄紫色で、画像の花は、十二単の園芸品種で「西洋十二単(せいようじゅうにひとえ)」または「西洋金瘡小草(せいようきんらんそう)」と呼ばれる花です。
しかし一般的には・・・こちらの青紫色の花を十二単と呼ぶようです。???。
花は平安時代の、宮中の女官の正装である十二単を、幾重にも重なって咲く風情を見立てたものです。

花言葉は、日陰の愛・強い結びつきです。

Date: 2010/05/07(金)

君子蘭(くんしらん)

「蘭」と花名が付きますが、ヒガンバナ科の植物です。
原産地は南アフリカの雨の少ない樹林地帯で、濃緑肉厚の葉が左右に扇状に広がり、中心部から太い茎を出し、頂部にオレンジ色の花がたくさん咲きます。
豪華な気品と優しさを持ち合わせた、人気のある観葉植物の一つです。

花言葉は、貴い・幸せを呼ぶです。

Date: 2010/05/08(土)

葉蘭(はらん)

常緑の緑の葉が目立つ植物ですが、この時期葉の根元に王冠状の花が咲きます。
葉をかき分け、地面すれすれに咲く花は、なかなか見つからず花を見つけた瞬間は、興奮ものです。
中国原産で、明治時代初期に渡来し、緑色の葉は生花の材料や料理を盛るのに使われます。
しかし最近ではプラスッチクのものに変わり、風情が無くなりましたね。
花は蝸牛(かたつむり)やナメクジによって花粉が運ばれる蝸牛媒花(かぎゅうばいか)です。

花言葉は、平癒です。

Date: 2010/05/09(日)

石斛(せっこく)

境内の桜の木に着生させ、甘い香りを漂わせています。日本原産で、日の当たる樹幹や岩に着生しています。
山に入りこの花を見つけたら、さぞ感動するのでは・・・。
花色は白色またはピンク色の花が咲き、この花の古い茎の部分を煎じて飲むと、体に良いらしく別名「岩薬(いわぐすり)」と呼ばれます。
開花から一週間ほどで花が終わり・・・もうちょっと花を楽しみたいですね。

花言葉は、あなたは私を元気づけるです。

Date: 2010/05/10(月)

海老根(えびね)
感動をありがとう!!!。
灯台下暗し、この花が境内の通称ワラビ山に群落を作り咲いていました。
普段何気なく草刈をしていた場所・・・見つけた私はやや興奮状態でした。
日本原産の野生蘭で、土壌により花色は変化があるようです。
花名の由来は、地下茎から出る根が海老の頭に似ることからの命名です。

花言葉は、謙虚です。
花言葉の通り、謙虚に大事に育てたい花ですね。

Date: 2010/05/11(火)

宝鐸草(ほうちゃくそう)

劣等感からか・・・どうもこの花の名前が、
横着僧(おうちゃくそう)に聞こえて・・・私の事を言われているようです。ハハハ。(苦笑)。
やや陰地に静かに咲いています。
花色は白色で先端がやや薄い緑色をしています。
宝鐸とは、お寺の四隅に下げられた鈴に似ていることからの花名です。
ちなみに当寺の本堂には、宝鐸はありません。
これも一つの劣等感ですかね???。

花言葉は、よきライバルです。

Date: 2010/05/12(水)

蔓鹿子草(つるかのこそう)

やや湿気のある、半日陰地に咲いています。
白色の小さな集団花を集め咲きます。
茎が長く、その茎にはあまり葉を持たず、茎は透明感のあるような風に見えます。
同属に「鹿子草(かのこそう)」があり、こちらは花色がピンク色です。

花言葉は、友情です。

Date: 2010/05/13(木)

桐(きり)

五月の青空に、淡い紫色の桐の花・・・大木になり、人目を強くひきつける花です。
中国中部原産の落葉高木で、非常に大ぶりな木になるのが特徴です。
筒状の花で、強い芳香があります。
非常に軽くて湿気を吸わない材質で、たんすや下駄、琴の胴の部分、金庫の内張りなど広く利用されます。
・・・桐箪笥(きりだんす)は、良質で有名ですね。
岩手県の県花に指定されています。

花言葉は、高尚です。

Date: 2010/05/14(金)

黒百合(くろゆり)
昨年八月の家族旅行で、長野県白樺湖のお土産屋さんでこの球根を求め、帰ってから植え込んだものが開花しました。
本来は高山帯の植物で高嶺の花ですが、平地で鑑賞出来るのも嬉しいものですね。
茎は約20cmほどで、黒紫色で地味な花を下向きに咲かせます。
アイヌの伝説には、「愛する人へ、そっと贈ったクロユリを相手の人が手にとれば、二人はきっと結ばれる」というロマンチックな伝説があるようです。

石川県の県花に指定され、花言葉は、恋・呪いです。

Date: 2010/05/15(土)