花ごよみ 平成22年 3月 下旬

猫柳(ねこやなぎ)

各地の水辺に生え、早春に猫の尾のような花を咲かせる落葉樹小低木です。
庭木としても親しまれ、フワフワ感の花穂を触ると・・・
なぜかウットリ。
水辺に生えることから「川柳(かわやなぎ)」の呼び名も
あります。
でも、水辺で見かけたことはありませんが・・・。
黄色く見える部分が、雄花です。
花言葉は、率直・自由・気ままです。

Date: 2010/03/16(火)

雲南黄梅(うんなんおうばい)

花名の通り、中国南西部の原産で、明治時代に渡来した、常緑半つる性の低木です。
挿し木で繁殖し、境内の霊園沿いに植え込んであります。春の訪れとともに開花し、鮮やかな黄色の大きめの花は、遠目でも確認出来ます。
花枝は長く枝垂れ、花もややまばらに咲かせます。
黄色の花は温かみがあり、春到来を知らせる花の一つでもあります。

Date: 2010/03/17(水)

雪柳(ゆきやなぎ)

若枝がしなやかに反り、遠くから見ると花の噴水のように
見えます。
中国原産の花木で、葉は柳の葉に似て細長く、枝いっぱいに
白い花が雪が積もったように咲きます。
画像は、ピンク色の花の品種です。
花言葉は、愛らしさ・懸命・殊勝・静かな思いです。

Date: 2010/03/18(木)

白木蓮(はくもくれん)
木全体が白色の花に覆われる、白木蓮です。
葉より先に花が咲くため、夜の明かりの下でも一層白さが際立ちます。
中国原産の花木で、木蓮は地球上で最古の花木といわれ、一億年以上も前からすでに今のような姿であったようです。
(ヘェ〜〜〜)。
葉が落ちる様も見事で、木の下は一面の銀世界のようになります。
残念なことは、花期が短いことかな。
花言葉は、崇敬・自然な愛情・恩恵・自然への愛・高潔な心です。

Date: 2010/03/19(金)

寒萱(かんすげ)

境内の「龍の髭(りゅうのひげ)」の間から、咲き出す
花です。
線形の葉で少しざらつきがあり、春に花茎を立て、先端に一本の雄小穂、その下に黄褐色の雌小穂をたくさん付けます。
なんでもない野草ですが、花穂が輝き、花のない時期には貴重な植物です。

Date: 2010/03/20(土)

連翹(れんぎょう)

春早くに、黄色い四弁の花がたくさん付き、株全体が
黄色の花で埋まる花木です。
早春に咲く花なので、庭木には是非一本どうぞ。
境内には五株ほど植えられています。
日当たりと排水の良い、腐植質に富む肥沃な場所を好み、耐寒性も強く、挿し木で繁殖します。
花言葉は、希望・希望の実現・豊かな希望です。

Date: 2010/03/21(日)

立壷菫(たちつぼすみれ)

やや日陰地に咲く菫です。
境内の雑草では、よく見かける花です。
ややピンク色がかった紫色の花で、花中央の雌蕊のオレンジ色が目立ちます。
葉はハート状で、櫛の歯状の深い切れ込みがあります。
花言葉は、つつましい幸福・誠実な愛です。

Date: 2010/03/22(月)

日向水木(ひゅうがみずき)
3月11日掲載の、「土佐水木(とさみずき)」に花は似て
いますが、こちらはまばらに花が咲きます。
魚のうろこが重なったような形の薄い黄色の花が、垂れ下がり咲きます。
花名の由来は、日向(現在に宮崎県)地方に多く植栽されている説と、明智日向光秀の所領だった丹波地方(京都北部)に多く植栽されていた説とがあるようです。
花言葉は、思いやりです。

Date: 2010/03/23(火)

三椏(みつまた)

開花前の花芽は、不思議な形をしていて・・・まるで蜂の巣がぶら下がっている風情です。
原産地は中国中南部、ヒマラヤ地方で、室町時代に渡来し、繊維植物として各地に広がりました。
枝は三本ずつに分岐し、名前の由来になっています。
樹皮には強い繊維があり、しわになりにくく、虫害にも強く、紙幣や株券の材料にされます。
戦後、愛媛県の植栽地で赤花の三椏が発見され、今では黄色、赤色と広く庭木として、親しまれています。
花言葉は、意外な思い・強靭です。

Date: 2010/03/24(水)

辛夷(こぶし)

歌手の千昌夫の「北国の春」に出てくる、辛夷の花。北国でもこの花が咲くと、春が来たと感じるのでしょうか?。
日本と済州島に自生する、落葉高木です。
六弁の白色の花で、基部はややピンク色です。
「白木蓮」と非常に似た花姿ですが、白木蓮よりも花びらが狭く、花もやや小ぶりです。
一番の見分け方は、辛夷の花の下には葉が付いているのが特徴です・・・簡単に見分けがつきますよ。
花言葉は、友情・友愛です。

Date: 2010/03/25(木)

木瓜(ぼけ)

・・・私が、花になったわけではありません。(苦笑)。
中国原産で、平安時代に渡来し、多くの園芸品種がある落葉低木です。
花色は、赤色、淡紅色、白色と一本の株に赤色と白色の花を付けるものとあります。
秋に付くタマゴ形の実は、上部にくびれがあり(余談ですが、私にはくびれがありません)アハ、果実酒に使われ、疲労回復に利用されます。花言葉は、熱情・平凡・妖精の輝き・魅感的な恋です。

Date: 2010/03/26(金)

李・酸桃(すもも)

中国原産の花木で、万葉集にも登場する、古くから日本に馴染んできた花木です。
春新芽と同時に、梅や桜に似た、すっきりした白色の五弁の花が咲きます。
果実は「スモモ」になり、生食やジャムになります。
境内の「スモモ」は、花名の通り、酸味がありすっぱく、例年収穫せずに、時が経ってしまいます。
花言葉は、忠実・困難です。

Date: 2010/03/27(土)

紅葉苺(もみじいちご)

東日本の山野に自生する、落葉低木です。
葉が3〜5裂して、紅葉の葉に似ています。
山裾に白色の五弁の花を咲かせ、5月になるとオレンジ色のつぶつぶの球形の実がなり、甘みがあり、子供達と採りに出かけるのが、春の行事です。花言葉は、嫉妬・後悔・うらやむ・愛情・謙遜・尊重される・
尊重・同情です。

Date: 2010/03/28(日)

木五倍子(きぶし)
川沿いに咲く、木五倍子の花です。
この花を見ると、居酒屋の暖簾に見えてしまうのは、私だけでしょうか?。
黄色の花ですが、一般の花とは様子が違います。
小さいブドウ形の花が、穂状に垂れ下がります。
ズラッと垂れている花姿は、壮観な眺めです。
花言葉は、持ち合わせ・出会い・嘘です。
・・・折角ですので、一杯やりましょうかね。

Date: 2010/03/29(月)

ムスカリ

昨日が黄色のブドウ状の花なら、今日は青紫色のブドウ状の花を。
緑の葉と清涼感のある花色が、好相性の花姿です。
地中海沿岸、南西アジアの原産で、一名を「ブドウヒヤシンス」と呼ばれ、葉はヒヤシンス、花はブドウに似ているということかな?。
白色もありますが、やはり見栄え的には青紫色の方が絵になりますね。
花言葉は、寛大な愛・失意・失望・明るい未来です。

Date: 2010/03/30(火)

花韮(はなにら)
かたまって咲くと、非常に見映えの良い花です。
葉をちぎると花名の通り、ニラ独特の香りがします。
南アメリカ原産の星形の花で、白色がメインの花色ですが、薄紫色、また紫色の濃い品種もあります。
花言葉は、卑劣・恨み・別れの悲しみ・星への願いです。

Date: 2010/03/31(水)