花ごよみ 平成22年 2月 下旬
大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり)

法事のお墓参りの道中、まだ寒い早春の陽だまりに咲く花で、まもなく春到来を知らせる野草の一つです。
明治時代にヨーロッパから帰化した植物ですが、すっかり日本に同化した花です。
雑草の一つかもしれませんが、瑠璃色の花がかたまって咲く風情は、美しさがあります。
瑠璃色の花には、濃い色の線が入り、茎の先端部が起き上がり花を咲かせます。
花言葉は、神聖・清らかです。

Date: 2010/02/16(火)

巾着草(きんちゃくそう)
和名がぴったりの花で、花は袋状でぷっくりふくらみ、なんとも面白い花の形です。
一般的には「カルセオラリア」の名前で、出回っています。この名前は、老年の私にはとても覚えられません。(苦笑)。
中南米地方原産の花で、大正時代に渡来した花です。
花姿はユニークですが・・・花の斑点がちょっと不気味ですね。
花言葉は、御身に私の財産を捧げます・私の伴侶・優美・援助です。
Date: 2010/02/17(水)
蛇の目(じゃのめ)エリカ

寒い時期に咲く、貴重な花木です。
南アフリカ原産の、常緑低木で、枝先に壷形の花を下向きに咲かせます。
ピンク色で、花の真ん中に黒い目玉のような模様があり、茎全体にびっしり花を咲かせる、可愛い花姿です。
花色は薄いピンク色から濃いピンク色、黄色、オレンジ色、赤色と、多色あります。

花言葉は、孤独です。

Date: 2010/02/18(木)

バコパ
家内が昨年求め、花壇に植え込んだ花です。
寒い時期にも関わらず、温暖の当地では一年中咲くようです。
アフリカ、カナリア諸島の原産で、匍匐性があり、挿し芽で繁殖し、五弁の白い花をたくさん付けます。
花姿はこんもりと茂り、高温多湿を嫌いますが、なかなかどうして、元気な花です。
何より、寒さに強いのが魅力の花ですね。
花言葉は、小さな力です。

Date: 2010/02/19(金)

カンパニュラ・アンデルセン物語
「カンパニュラ」の原型の花は、釣鐘状の花を上向きに咲かせる、和名を「釣鐘草」という花です。
バルカン諸国、セルビア地方の原産の花で、画像の花は、デンマークで改良され、つぼみの数がたくさん付き、星形の花を咲かせます。
花色も豊富で、青色、紫色、白色、桃色とあります。

Date: 2010/02/20(土)

雲間草(くもまぐさ)
日本の高山に自生する、「雲間草」とは異なり、春に花屋さんで売られているものは、北欧原産のもので、西洋雲間草と区分されます。
こちらは春に咲き、高山の雲間草は夏場に開花します。
梅の花に似て、可愛い花姿です。
葉先は三つに分かれ、匍匐して地面を這い、寒さには強く暑い夏は苦手のようです。
花色は、白色、ピンク色、赤色があります。

花言葉は、活力・愛らしい告白です。

Date: 2010/02/21(日)

蛍葛(ほたるかずら)
春の乾いた日当たりの良い山地に、全国的に咲くようですが、私は見たことがありません。
淡い青色の花色に引かれ、買い求めてきました。
葉は細長い楕円形で縁には毛があり、蕾の時にはピンク色、
開花すると星形の青色になります。
花名は蛍の光にたとえられる、粋な名前が付いています。
さっそく植えてみましょうかね。

Date: 2010/02/22(月)

勲章菊(くんしょうぎく)

市場では、「ガザニア」の花名で、出回っています。
和名の「勲章菊」・・・確かに、勲章の図柄に似た花姿ですね。
南アフリカ原産の花で、明治時代の末期に渡来し、春から
秋まで、長く花を楽しむことが出来ます。
花色も豊富にあり、オレンジ色、黄色、白色、色の混合等多色あります。
晴れた日の昼間のみに咲く、デリケートな花です。
花言葉は、あなたを誇りに思うです。

Date: 2010/02/23(火)

仏の座(ほとけのざ)
野にも少しずつ、春の野草が顔を出してきました。
花の下にある葉は、茎を包み込むようになっており、これを仏の蓮華座に見立てた花名です。
日当たりの良い場所を好み、大きな群落になると、一面赤紫色の絨毯状になります。
唇形の花で、よ〜〜〜く見ると不思議な花形です。
春の花「ナズナ」「オオイヌノフグリ」「ヒメオドリコソウ」などと混生し、春の到来を知らせる野草の一つです。

花言葉は、調和です。

Date: 2010/02/24(水)

河津桜(かわづざくら)
10年ほど前に、伊豆半島に出かけた際に、この花木を3本求め、寺の境内に・・・
木も成長し「ソメイヨシノ」の開花を前に、ピンク色の強い花を咲かせ、目を楽しませてくれます。
「オオシマザクラ」と「カンヒザクラ」の自然交配種で、1955年に南伊豆の河津地方で発見された品種で、早咲きの
桜として注目された、一重の花姿です。発見後徐々に増殖され、1974年に「河津桜」と命名されたようです。原産地の河津町では、この時期桜祭りが催され、たくさんの観光客が訪れます。

Date: 2010/02/25(木)

姫踊子草(ひめおどりこそう)
今日関東地方に、春一番が・・・日増しに春も近づいているようです。
春の陽だまりに群生し、葉は五重塔のように段々状になり、葉の先端は小豆色で、小さなピンク色の花が咲きます。
明治時代に東京で見つかった帰化植物です。
肥料分の多いやわらかい土地を好み、しばしば大きな群落を作ります。
ただ花が小さく、うまく花が撮れないのが残念です。
(確かに、私の腕も悪いのですが・・・)。

花言葉は、愛嬌です。

Date: 2010/02/26(金)

鈴蘭水仙(すずらんすいせん)
花は鈴蘭のような、葉は水仙のような・・・。
地中海沿岸原産の花で、花の垂れ下がっている様子が面白く、六枚の花弁で花の先に緑のワンポイントの模様があるのが、花の可愛らしさを引き立てています。
別名を「スノーフレーク」と呼ばれ、小雪のかたまりの意味があり、雪の片鱗を思わせる花です。

花言葉は、純潔・慈愛・純粋・汚れなき心・清純・美です。

Date: 2010/02/27(土)

馬酔木(あしび)
馬が酔う木・・・。
枝葉に「アセボチン」という有毒成分があり、馬が食べると酔って足がなえることから、花名になったようです。
日本原産のツツジ科の常緑樹で、壷形の花を下向きに垂れ下げ咲きます。
花色は、薄紅色のものと白色があります。
有毒植物ですが、葉を煎じたものは殺虫剤として使われます。

花言葉は、犠牲・献身です。

Date: 2010/02/28(日)